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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

イスラエルとパレスチナ

イスラエルパレスチナ自治区

イスラエルというのは、ユダヤ教キリスト教イスラム教の聖地とされている、エルサレムを首都(※)とする地中海に面したユダヤ人国家になる。

※日本を含め国際社会の大多数には認められていない。

歴史は古いように思われるが、建国は、第二次世界大戦終戦から3年後の、1948年5月に国際連合パレスチナ分割決議に従って建国を宣言した。

現在は下図のように、ヨルダン川西岸地区ガザ地区(赤色)がパレスチナ人(アラブ人)が住むパレスチナ自治区になっている。

それ以外(紫色)がユダヤ人が住む地域でイスラエルになる。

ユダヤ人とパレスチナ

現在、パレスチナ地区は自治区であり、国ではないこともあってイスラエルの占領下にある。

ユダヤ人がキリスト教で救世主とされるイエス・キリストを認めなかったことから「キリストを十字架にかけて殺した罪びと」のレッテルがはられた。

これを、ドイツ・ナチスヒトラーは、ヨーロッパの反ユダヤ主義を政治的に利用した。

そして第二次世界大戦ではユダヤ人の迫害が行われた。

第二次世界大戦が終わり、ユダヤ人への同情が集まったことで、国際連合が現在の、イスラエルが位置する地域(パレスチナ)をユダヤ人のための国にすると決めた。

これをパレスチナ分割決議という。

1947年、パレスチナ地区をユダヤ人とアラブ人の2国に分けた。

そして、エルサレムを国際管理下に置いた。

当時、この土地のユダヤ人が占める割合は、全人口の3分の1だったが、56%の土地が与えられることになった。

なぜ、ユダヤ人の国をパレスチナ地区に作ったのか?といえば、2000年前には、この地にユダヤ人の王国が存在していたため。

しかし、ローマ帝国に滅ぼされて、ユダヤ人はこの地を追われ、その後、パレスチナ人が住むようになった。

ユダヤ人にすれば、2000年前は自分達の土地だったと思っているので当然のことだと思っているのだろう。

しかし、パレスチナに元々住んでいた人にすれば、ユダヤ人がいきなり入り込んできて、土地の半分以上を奪われて、イスラエルだと宣言されたことを面白く思うはずがない。

その結果、宣言した翌日にパレスチナ人がイスラエルに攻め込み、第一次中東戦争となった。

しかし、米国が武器の支援を行ったこともありイスラエルは自分達の土地とされた場所を死守し勝利した。

負けた、パレスチナ人は土地を追われ難民となった。

これが、パレスチナ難民と呼ばれる人達になる。

ユダヤ人とパレスチナ人との紛争は、イスラエル周辺のアラブ系の国々もイスラエルの建国に反対し、ユダヤ人とアラブ人の紛争へと拡がっていった。

その後もイスラエルパレスチナ人に割り当てられていた土地を少しずつ占領していき、56%だったのが、第三次中東戦争の前には、約70%にまで拡大していった。

パレスチナ地区が自治区のままなのはイスラエルを支持するアメリカを始めとするG7全ての国が認めないため。

なぜ、認めないのか?というと、国として成立するためには領土、国民、政府の3つが揃っている必要がある。

しかし、パレスチナには、定まった領土がないということで認めてもらえていなかった。

しかし、国連では2012年11月29日に「組織」から「ノンメンバー国家」への格上げが決まっているが、今回のイスラエルへの攻撃で辛勝は悪くなったように思う。

欧米が諸悪の根源

欧米がユダヤ人を住んでいた場所からバラバラに追い出しておいて、今度は迫害に同情し、パレスチナ地区に戻すとか言い出した。

その結果、今度はパレスチナ人が土地を追われることになり、ユダヤ人と対立することになった。

今回、イスラエルを攻撃したハマスというのは、パレスチナ自治区の中のガザ地区を事実上、統治している過激派の民族主義組織になる。

ローマ帝国に追い出された、ユダヤ人。

それだけでは済まず、キリストを殺害した罪人だという理由だけで迫害された。

そして、そのユダヤ人に同情して国連が一方的にパレスチナ人を追い出した。

どちらも元を正せば欧米人が自分勝手な考えを振り翳した結果ということになる。

しかし、謝罪の言葉もなく、反省する様子もない。

それどころか自分達が正義だと、今も好き放題勝手なことを行っている。

そんな姿を見れば、被害にあった人達が反感からテロ組織が結成して仕返ししようとする人が出てきても不思議ではない。

全ては、白人が人は誰しも平等だという認識で接しなかった点にある。

人間を肌の色でランク付けしてしまった。

その結果、奴隷制度に人種差別、そして他国への侵略などを行ってきた。

欧米が世界を不幸にした

第一次世界大戦第二次世界大戦、最近では、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルパレスチナ問題と全て、欧米に起因している。

欧米人がいなければ、戦争も紛争も起きることなく、世界中の人々が平和に暮らしていたのではないだろうか?

そして、奴隷制度や人種差別といったことも起きることはなかったように思う。

欧米が自分達の行ってきた愚行を反省し、不幸にしてきた人達、全員に謝罪するところから人類の新しい未来への1歩が始まる。

欧米が自分達の行った悪行を反省する気持ちが芽生えなければ、世界の紛争はなくならないと思っている。