安芸高田市議会の山脈
Youtube動画は、安芸高田市議会の内容が多くなっている。
安芸高田市議会には、大きな山脈があって決して高くはないが長い壁のようになっている。
そして、その山脈を構成する3つの山がある。
この大きな山脈を、安芸高田市の昔からの支援者が支えている。
つまり、山脈を崩すためには、この支えを取り外す必要があるが、長年、続いた伝統のようになっているだろうから、よほどのことがなければ崩れることはないのだろう。
それほど、選挙地盤というのは強固なものだ。
安芸高田市議会の議会の動画を見ていると、金沢市は大丈夫なのだろうか?と心配になってきた。
現在、金沢市の市議会議員は38人。
安芸高田市市議会議員に会派があるように、金沢市の市議会議員にも会派ある。
- 自由民主党金沢市議員会 16人
- 公明党金沢市議員会 4人
- みらい金沢 4人
- 日本共産党金沢市議員団 3人
- 創生かなざわ・維新の会 3人
- 金沢保守・こくみん議員会 2人
- 金沢さくら会 2人
- 心つなぐ金沢 2人
- 結び会 1人
- 参政党 1人
こうやって改めてみると、自民党会派が16人と過半数とまではいかないが圧倒的に多い。
ちなみに、現在の市長は前職が金沢市の副市長だったので、無所属新人での初当選となる。
そもそも、金沢市も、市長と市議会議員を市民が選挙で選ぶ、二元代表制だろうということは、薄々感じてはいるが、金沢市議会とは何ぞや?というのが正直なところだ。
何か、とっかかりになるようなコンテンツがないかと金沢市のホームページを見ていると、金沢市議会ガイドブックなるものを確認した。
【出典】みんなの金沢市議会 ~金沢市議会ガイドブック~/金沢市公式ホームページ いいね金沢
金沢市というのは前市長の山野氏のおかげで、このようなコンテンツが充実しているので凄く助かる。
市民・市議会議員・市長の役割
市民は、市議会議員に議会で話し合って欲しいことを依頼し、市議会議員は市議会で、市民のためになることを決める。
市長・市議会議員は市長が提案した予算や条例などを市議会で審議・議決し、市長は決定したことを実行するという流れになる。
※条例の提案は4人以上の市議会議員が集まることで提案することが可能
市議会の構成
議長と副議長、議員(会派)と議会事務局(議会の運営サポート等)から構成される。
会議の種類
本会議(定例会と臨時会)
定例会は毎年おおよそ6月~翌年3月までを定例会の会期としている。(通年議会)
そして、定例化の期間中には「定例月議会」として年4回(6月、9月、12月、3月)定期的に議案を話しあって決める期間を設けている。
※それ以外の災害発生時等の緊急的な課題が発生した場合は都度、「緊急議会」を開催する。
臨時会は定例会の機関以外で、市議会での議決が必要な時に開く会議
定例会が6月~翌年3月までなので、4~5月が対象期間になる。
委員会
議会で話し合うべき問題には、色々なものがあるので、いくつかの部門に分けて詳しく調べて話し合うために「委員会」を設けている。
委員会には、常時ある「常任委員会」「議会運営委員会」と必要に応じて作る、「特別委員会」がある。
会議のルール
会議を民主的にスムーズに進めるためのルール(原則)が定められている。
- 定足数の原則(会議・議決を行う際は議員定数の半数以上の出席が必要)
- 議事公開の原則(市議会の会議は原則として公開)
- 過半数議決の原則(原則として議員の半数以上の賛成が必要)
- 会期不継続の原則(定例会中に決まらなければ閉会と共に、なかったことになる)
- 一事不再議の原則(一度決定されたことは同じ定例月議会中に再び話すことができない)
- 発言自由の原則(市民から選挙で選ばれた議員は議会以外から制約を受けずに自由に発言できることが保障されている)
安芸高田市市議会で話題になっていた、「是々非々」というのは、金沢市のルールにはないようだ(笑)
下調べはここまでにして、市議会の映像を実際に見てみることにした。
議会中継を見る
2023年9月12日 質疑・一般質問を見てみた。
1人の議員の質疑を一気に読み上げるので、質問だけで20分以上続いた。
正直、聞いていて嫌になってきた。
1つずつ質疑・回答を行っていった方が答える方も楽だと思うが、質問も回答も原稿を読み上げているだけなので、事前に用意された質問に対して事前に回答の準備を行い、議会で、双方が事前に用意した内容を読み上げるだけになっていた。
進行が遅く、質疑・回答共に、読み上げるだけなので機械的で、これで眠くならないのは不思議だと感じた。
内容も、今、質疑をしなければいけないのだろうか?という内容が目立ち、緊急性も感じられなかった。
市長と市議会議員が、なぁなぁの関係で行われている、意味のない議会にしか感じられなかった。
正直、二度と、見たいとは思わなかった。