seegeのまとめサイト

もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

3年ぶりの百万石まつり「利家とお松」は撮影禁止

百万石行列 撮影禁止騒動

2022年5月28日、百万石まつりのホームページに以下のような内容が、ひっそりと掲載されていた。

百万石行列 観覧の方へ撮影・録画に関するお願い
前田利家公役(竹中直人氏)、お松の方役(栗山千明氏)の肖像権保護のため写真撮影・録画及びSNSへの投稿をご遠慮ください。

百万石行列に参加する一般参加者への写真撮影は最大限のご配慮の上、お祭りをお楽しみ下さい。

【出典】第71回 金沢百万石まつり | 百万石まつり トピックス

利家とお松が登場する「百万石行列」は6月4日なので、1週間前になって、「お願い」していることになる。

禁止にしたのは「金沢市」で、2人の所属事務所との「契約書」は、これまでと同じ内容だったので、「観客の撮影を禁止」という項目はなかった。

金沢市長の説明は、昨今、無断でSNS投稿するなど肖像権に関するトラブルが多発しているという意見を踏まえ、百万石まつりでは同種のトラブルはこれまで起こってないが、実行委員会として関係者等と調整した結果、お二人の肖像権保護のため、撮影・録画及びSNS投稿をご遠慮いただくこととした。

利家役やお松の方役が通過すると、複数のスタッフがプラカードを手にして大声で叫んでいたというので、撮影禁止を伝えるために、大声やプラカードで邪魔をされたのでは、見ることを邪魔していたようなものだ。

SNSでは、以下のような書き込みもあった。

  • 印象に残ったのは撮影禁止とSNSの投稿禁止を高らかに叫ぶスタッフの声でした、とても残念な印象だけが残った。周りので見てる方も困惑してた。

写真提供:金沢市

後日、改めて、金沢市長は以下のようなコメントを述べている。

  • 契約する際にもう少し詰めておくべき所だったのかもしれません

撮影を禁止する法的根拠はない

以下のように法的には撮影を禁止しないといけないような条件はない。

  • 契約書には記載されていない。
  • 公道で無料の催し。
  • 仕事として参加している。

そもそも「肖像権」は法律上で規定されているものではない。

「みだりに自己の容貌等を撮影され、これを公表されない人格的利益」として法的保護の対象とされたという裁判所の判例があるだけだ。

法律を執行する行政が、法的根拠のないことを行使したというのは、恥ずべきことだと思う。

金沢市が、どのような経緯で「撮影禁止」としたのかの説明はないが、「無断でSNS投稿するなど肖像権に関するトラブルが多発」と説明している。

百万石まつり写真コンテストも中止

これだけではない。

マスコミは、騒いではいないが、百万石まつりの開催と同時に開催されていた、「百万石まつり写真コンテスト」も、昨今、無断でSNSにアップロードするなどの肖像権に関するトラブルが多発しているという意見があることを受け、実行委員会として関係者等と調整した結果、中止されている。

どのような肖像権に関するトラブルがあるのだろうか?

では具体的に、公道で俳優が無料の催し(仕事)に参加している中で、どのような肖像権に関するトラブルがあるのだろうか?

多いのは、以下の内容だと思う。

  • 勝手に画像や動画をSNSで公開された
  • 一般人なのに顔が公開された
  • 都合の悪い画像や映像が公開された
  • 金銭を支払わないと見られない内容を公開された

とまぁ、こんな感じではないかと思うが、百万石まつりの内容に関しては、当然、どれにも該当しない。

中傷や意図しない利用を避けるためだというなら、俳優を百万石行列に参加させることを禁止しないといけなくなるのではないだろうか?

これまでは、仕事などで、百万石まつりをテレビでも見ることが出来なかった人が、SNSに投稿された内容を見て、どんな感じだったのかを知ることができていたが、今年はメインの「利家公」「お松の方」の行列の撮影が禁止されてしまいSNSでの画像や映像が見れなくなってしまった。

金沢市長は市長としての適性がない

金沢市市長は、自分が決断した「撮影禁止」の判断が多くの人の楽しみを奪ったことを理解するべきだと思う。

金沢市長が変わってから、ホームページは市民目線からは程遠い内容に変わり、金沢市の職員は以前の事務的な対応に戻ってきている。

ハッキリ言えば、県民を軽視する石川県の職員と同じになっているように思う。

これまで、石川県の職員に対しては好感を持てなかったが、金沢市職員に対しては好感を持っていた。

それが、金沢市長が変わり間もないのに、金沢市が好感が持てない石川県化してしまったのは残念でならない。

これまで、何度かブログでも書いていると思うが、困った人が金沢市長になったものだと後悔している。

ホームページ、市の職員の対応が変わった、百万石まつりで不備があったというだけで、しかもまだ就任して間もないのに、判断できないと思うかもしれないが、金沢市民にとって、この3つが、判断基準と言っても過言ではない。

それが「全滅」では話にならない。

一言で言えば、現金沢市長に市長としての適性は感じられない。

長い目で見て欲しいというレベルでの適性のなさではない。

こんなに早く、悪い結果を出すというのは、中途半端な適性のなさではない。

正直、ここまで酷い結果になるとは思っていなかったので、現金沢市長は、自主的にお辞めになるべきだと思う。