マスコミの責任を問いたい
総理官邸で岸田総理大臣らと水産業への支援策を話し合う場に出席したあと、どのような話をされたのか?という記者団の質問に以下のように答えた。
- それぞれの役所の取組状況について、あるいは・・その(処理水)のその後の評価等について(総理らと)情報交換をしたということです。
これをご丁寧に「問題発言」だとマスコミが報道してしまった。
今、処理水を海洋放出していることに抗議をしている国々がある中で、このような報道を行えば、どうなるのか?容易に想像できるのではないか?
意図した発言ではなかったのだから、スルーするか、正しく「処理水」と訂正してあげてもよかったのではないかと思う。
この報道を行って日本国民に何のメリットがあるというのだろうか?
それとも、どうしても報道しなければいけない内容だったのだろうか?
単に、総理らと、それぞれの役所の取組状況等についての情報交換を行ったと報道することで波風は立たないし、事実は報道できたはず。
マスコミは注目されるネタが欲しいだけだということが今回の件で証明されたと思っている。
質問の内容さえ報道しないで、問題発言の部分だけを取り上げていることからマスコミは意図的に、日本に不利益になるような報道を行っていることになる。
問題なのは、農水大臣の発言ではなく、マスコミが、日本にとって不利益になるような部分だけを報道している点ではないだろうか?
色んなところに、中国からの抗議が行われている中で、騒ぎを大きくするような報道を行えば、発言を行った農水大臣だけではなく、福島県の方達、日本の漁業に携わっている方等に迷惑が更にかかるのをマスコミは想定できなかったのだろうか?
責められるべきは、農水大臣ではなく、マスコミだということを声を大にして最初に申し上げたい。
野村哲郎さんとは?
さて、農水大臣の野村哲郎さんというのはどういう人なのだろうか?
見た目は、かなりの高齢で、もう目に力もなく、自分が何を言っているのかさえ理解できていないような感じがした。
<略歴>
昭和37年:ラ・サール高等学校卒業
昭和44年:鹿児島県農協中央会入会。参事・常務等を歴任
平成16年:参議院議員選挙で鹿児島選挙区から立候補し初当選
現在4期目
平成16年に初当選、つまり2004年ということなので、約20年前、60歳の時に参議院議員になったということになる。
年齢は、2023年9月4日現在で79歳。
野村さんは半世紀以上農政一筋なので、これ以外には融通が効かないと発言している。
母親から「とにかく悪いことはするなよ」だから、「お天道様の下を歩けるような人生を歩め」と育てられてきた。
ラ・サール高等学校を卒業後、鹿児島県農協中央会に入会。
35年間JA(農協)に勤めて、60歳の時に農業分野の政策通、即戦力のエキスパートとして参議院議員選挙に挑戦し、見事当選。
当選後も「現場主義」を貫いている。
食料、飼料・肥料の不足。今、食への不安が拡がっている。
日本の食料のほどんどは輸入に依存している。
これから先、お金さえ出せば買える時代は既に終わったという。
そのために鹿児島の農業、日本の農業を変えていかないといけないと主張する。
ただの、高齢な政治家というわけではなさそうだった。
しかし、今年の誕生日を迎えると80歳という高齢なので、志は後継者に任せて、趣味の家庭農園を楽しまれた方がご本人のためでもあり、国のためにもなるはず。