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良い運は良い人とのご縁から生じる

「良い運は良い人とのご縁から生じる」この言葉は、渋沢栄一さんの信念だったそうです。

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確かに人との出会いって、凄く大切だと思います。

渋沢さんの信念は、「悪い運は悪い人とのご縁から生じる」とも言えます。

「良い人」が「悪い人」に変わる

自分にとっては、「良い人」でも、他の人にとっては「悪い人」ということもあります。

更には、「良い人」だったのに、いつの間にか「悪い人」に変わっていたということもあります。

政治の世界というのが一番、それが顕著に現れる場だと思います。

「安倍前総理」ですが、菅総理にとっては、総理にしてくれた「良い人」のように見えます。

しかし、「桜を見る会」において、安倍前総理大臣の公設第1秘書が政治資金規正法違反の罪で略式起訴となり、安倍前総理が国会で話していたことは全て事実ではなかったことになります。

官房長官時代に、桜を見る会について参議院予算委員会で答弁がありました。

そして菅総理は、「国会で答弁したことについて責任を持つことは当然である」と2020年12月4日の記者会見での質問に答えています。

そうすると、菅総理は、今回の件に対して、どのように責任を持つのか?ということになります。安倍前総理については不起訴となっていますが、秘書の責任で終わらせて良いはずはありません。

安倍前総理は責任を取って国会議員を辞職するのが筋だと思います。

菅総理も「責任を持つ」と発言した以上は、納得ができる形で責任を取る必要があります。

菅総理にすれば、「安倍前総理」の存在は、一転して自分の進退を脅かす「悪い人」になってしまいました。

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「二階幹事長」も総裁選で「菅総理」を支持してくれたので「良い人」のように見えます。「二階幹事長」と言えば、全国旅行業協会会長であり、「観光業界のドン」です。

ところが観光業界の救世主であるGoToトラベルを二階幹事長に相談せずに独断で一時中止にしてしまったことで、二階幹事長にすれば、観光業界に対して事前に根回しをすることもできず、面子を潰されたのですから「菅総理」は一転して「悪い人」になってしまいました。「菅総理」にすれば、内閣支持理が下がる方が問題だったのでしょう。

内閣支持率が下がったという報道と共に、これまで一貫してGoToトラベルは中止しなかった方針を曲げて一時停止を決めたのですから、二階幹事長との関係は修復不可能だとも言われています。

二階幹事長にとって菅総理は信用できない人になってしまったので、当然、菅総理を総理の座から引き下ろし、自分の言うことを聞く者を総理にしようと動くことが予想されます。

縁を大切にする

渋沢栄一さんの言葉に以下のようなものがあります。

  • 老年となく青年となく、勉強の心を失ってしまえば、その人は到底進歩するものではない、いかに多数でも時間の許す限り、たいていは面会することにしている

勉強の心がなくなってしまえば、人は進歩しなくなる。勉強の心を失われないように、どんなに忙しくても時間の許す限り、人と会うようにしているという意味です。

このことからも、渋沢栄一さんは、人との出会いというのを、とても大切にしていたことが伺えます。

そして、運を持ってくるのが「人」だからという考えからなのでしょう。

3人寄れば文殊の知恵という言葉がありますが、情報や気づきといったことは1人より2人、2人より3人といった具合に多いほど、情報や気づきが得られやすくなります。

人と会うことは、自分一人では考えられないようなことに出会えるということになります。

良い人になる

そして、渋沢栄一さんは、以下のようにも言ってます。

  • その「良い人たちとのご縁」を得るには、自分自身が「良い人」にならなければならない

良い人には良い人が集まるものです。

 

「類は友を呼ぶ」という言葉もありますので、この点については説明は不要かと思います。

人が運を運んでくるのですから、自分自身が良い運を持っていないと友は集まりません。

信頼できる人には沢山の人が自然と集まります。

信用が出来て、頼れる人なので当然と言えば当然です。

何かを頼んでも忘れられてしまったり、期待していたこととは違った結果になるような人からは離れていくものです。

僕は、良い人というのは、信頼できる人のことだと思います。

信頼は、簡単に得られるものではありません。日々の積み重ねです。

来年こそ、良いことが起きますように初詣で願うだけではなく、良いことが運ばれてくるように自分も努力することも大切なのではないでしょうか?