サブカルとは?
サブカルチャー、略して「サブカル」という言葉を、時々耳にする。
- 少数派でマニアックなものを愛好する人のことを指す
そんなことから、漫画やアニメが好き=ヲタク→少数派→サブカルみたいな感じになってしまっているので、まるで漫画やアニメがサブカルのように捉えられている感もある。
カルチャーといえば「文化」そのサブ(補助・下位)だからサブカルチャーってことなのだろう。
「補助文化」ならまだ、わかるが、どちらかといえば「下位文化」として扱われているように思う。
メンカルとは?
サブカルチャーがサブカルなら、メインカルチャーは「メインカル」?いや、更に略して、「メンカル」だという。
じゃあ、メンカル?って何さ?
- 社会の(主流をなす)構成員が健全な文化として受容するものである。伝統的には、大学で学問対象として研究されたり、新聞・雑誌などで論評の対象になるものである。サブカルチャーと対比して用いられる語で、ある社会で支配的な文化のことである。
【出典】メインカルチャーとは - わかりやすく解説 Weblio辞書
漫画やアニメは、社会の構成員が健全な文化として受容されていないか?いや、そんなことはない。
大学で学問対象として研究されたり、新聞・雑誌などで評論の対象になっていない?
いや、そんなことはない。
京都精華大学では、マンガ研究科が既にあるし、明治大学などでは「ポップカルチャ」ということで、漫画、アニメ、ゲームを一つの文化として研究している。
多数派だからメンカルではない
では、日本舞踊、能・狂言は多数派とは言えない、むしろ漫画やアニメが好きだという人の方が多いはずだが、これらは日本の「メンカル」と言えるので誰も「サブカル」とは言わないはず。
これらの芸能は、多数派でなくても、日本での長い歴史がある。
つまり、多数派というのは、メンカルの条件には含まれないことになる。
確かに、アニメや漫画は、これらの芸能に比べると歴史は浅い。
しかし、日本は、電子立国から退いてしまった。
その結果、現在、日本の代表的な文化と言えば、アニメに漫画ではないだろうか?
外国人が話す日本を代表する単語も、今では「寿司」「すきやき」「天ぷら」「フジヤマ」ではなくなった。
現在の日本の代表的文化
今では、漫画・アニメ・ヲタクが日本の代表文化だと言っても良いのではないだろうか?
今は、多くの人にとって漫画やアニメは、なくてはならない生活様式の一部になっていると思う。
本当は、ゲームも含めたいところではあるが、日本のゲームは、既にガラパゴス化しているように感じる。
日本だけであっても遊ばれていれば、含めるべきだと思うが、国内でも正直、ゲーム業界には勢いを感じない。
一つの要因として、子供のためのゲーム機器が大人も対象にしてしまったことで、あまりにも高額になり過ぎ得てしまった点にあると思う。
原点に戻って子供が自分のお小遣いで買えるレベルのものにしないと日本国内からも消えてしまうかもしれない。
日本のメンカルと言われるものに触れることがない日があっても、漫画やアニメに触れることがない日はないと言っても過言でない。
本は読まないが、漫画なら読むという人もいる。
漫画とアニメは、「Maid in Japan」 最後の生き残りだと思う。
サブカル、最高!
考えてみれば、今は、漫画・アニメ=サブカルという言葉が定着してしまっている。
今更、メンカルにされても、違和感を感じる人もいるかもしれない。
大学では「ポップカルチャー」と区別して研究しているが、この言葉も違和感を感じる。
もはや、サブカルという言葉の意味は、どうでもいい。
「サブカルチャー」でもでない。
漫画やアニメには「サブカル」という言葉がピッタリなんだ。
サブカル最高!