いつものネコ
決まった時間に車で家を出ると決まった信号で止まることが多い。
そんな信号機の中の一つで、止まっていると左側に、いつものネコがいる。
白黒のネコで、野良猫のように見えるが確認したわけではないので確証はない。
多い時だと週5日は、猫を見かけることになる。
走っている姿をみたことはなく、大体が、寝てるか、座って顔を洗う仕草をしているか、ゆっくり歩いているかの3つしか行動パターンはない。
このため、勝手に高齢なんだと思い込んでしまっている。
猫か普段いる場所には建物が三つあり、真ん中がガレージのようになっていてシャッターがある。
シャッターは全開でも全閉でもなく、30cm程度を残して閉まっている。
夏の暑い時期はガレージの中に中に入れるようにしているのではないかと思っている。
今日もネコはいた。
ガレージの前で顔を洗う仕草をしていた。
3パターンしかないネコの動作の中でも、この姿が、なんとも言えず、可愛らしく感じる。
この仕草のことを「グルーミング」と呼ぶらしい。
グルーミングも口の周りを擦っているのは食事をした後に食べ物の匂いを消すための本能的な仕草らしい。
ネコも汗をかかないので、暑い時には舐めることで唾液が蒸発して発生する気化熱で体温を下げたり、体を擦ったり舐めたりすることで血行をよくしたり、唾液の感染症予防効果で健康を維持する目的もあるようだ。
ネコが顔を洗う仕草をすると雨になる
グルーミングをすると雨になると言われているが、今日の天気予報は「くもり」で、降水確率は60%になっている。
雨が降ると確信した。
ネコが顔を洗う時というのは、雨が降る前には湿気が多くなり、それをネコのヒゲに水分が付着し重くなるので違和感を感じてヒゲを触ろうとしている姿が顔を洗っているように見えているようだ。
ネコに癒される
こんな感じで信号で止まった時に猫を見るのは楽しくてしょうがない。
できることなら青になっても車を発信させずに、もっと見ていたいと思うこともある。
ネコが寝ている姿を見ていると、とにかく癒された気分になれる。
目を開けている時は、まん丸な目をしているのに、眠ると漫画で書いたような一本線になってしまう。
人が美味しいものを食べているときの屈託のない笑顔と、ネコの寝顔には、共通するものがあるように思う。
猫派か?犬派か?
元々、自分は猫派か?犬派かと問われれば犬派だと言っていたが、信号待ちでネコを見ているうちに猫派に変わったのではないかと思うようになってきた。
犬は猫とは違って、とにかく人懐っこいところが魅力だ。
向こうから近寄ってくると自然と笑顔になり抱き上げたくなる。
猫はこちらから近寄らないといけないので、どうしても、人懐っこい犬の方に情が写ってしまう。
しかし、見ているだけとなると猫の方が愛らしく感じるようになってきた。
これは、信号待ち効果によるものだと思う。
犬派、猫派どちらが多いかというと、犬派が52%、猫派が32%(どちらでもないが16%)という結果が出ていた。
やはり、日本は犬派が多いということだ。
犬派の意見としては、予想通り、犬は人懐っこいという点が好きな理由のようだ。
そして猫派の意見は、猫はかわいい。これも今の自分の心境と一致する。
猫派の意見として、猫の自分勝手なところが好きで、犬の従順なのが苦手だという内容もあるようだ。
まぁ、どっち派だと決めなくても、可愛いものは可愛いので、犬派だから猫は可愛くないとか、猫派だから犬は可愛くないと思うというのは、人生、間違いなく損をしていると思う。
可愛いと感じれば、猫派でも犬派でもいいじゃないか?