ベスト カントリー ランキング
アメリカの雑誌「USニューズ&ワールド・レポート」が、2022年の「ベスト カントリー ランキング」を公表した。
2022年4 月30日から7 月13日までに世界の国々の17,000 人以上を対象に、さまざまな属性と国を調査した。
各国は、個々の調査回答の収集に基づいて、73 の国の属性のそれぞれについて採点され、ある国が平均と比較して特定の特徴をより具体的に示していると認識されるほど、その国の属性スコアは高くなり、その逆も同様。これらのスコアは、外れ値を考慮して正規化され、全面的に比較できるスケールに変換。
属性は 以下の10 のサブランキングにグループ化され、ベスト カントリー ランキングに組み込んだ。
the Best Countries rankings
- Adventure(アドベンチャー)
- Agility(敏捷性)
- Cultural Influence(文化的影響)
- Entrepreneurship(起業家精神)
- Heritage(遺産)
- Movers(ムーバー)
- Open for Business(事業の可能性)
- Power(権力)
- Social Purpose(社会的目的)
- Quality of Life(生活の質)
生活の質(14.52%):
- 良好な雇用市場、手頃な価格、経済的に安定、家族に優しい、所得の平等、政治的に安定、安全、よく発達した公教育制度、よく発達した公衆衛生制度。
起業家精神(14.17%):
- 世界とつながっている、教育を受けた人口、起業家精神に富む、革新的、資本への容易なアクセス、熟練した労働力、技術的専門知識、透明性のあるビジネス慣行、十分に発達したインフラストラクチャ、十分に発達したデジタル インフラストラクチャなど-開発された法的枠組み。
敏捷性(13.96%):
- 順応性があり、ダイナミックで、モダンで、進歩的で、反応が良い。
社会的目的(13.49%):
- 人権を気にかけている, 環境を気にかけている, 男女平等, 信教の自由を気にかけている, 財産権を尊重している, 信頼できる, 十分に分配された政治権力を持っている, 人種的平等, 動物の権利を気にかけている, 気候変動の目標にコミットしている, にコミットしている社会正義。
ムーバー(10.57%):
- 異なる、特徴的、ダイナミック、ユニーク。
文化的影響(10.36%):
- エンターテイメント、ファッショナブル、ハッピー、影響力のある文化、強力な消費者ブランド、モダン、一流、トレンディの面で文化的に重要。
事業の可能性(9.35%):
- 安価な製造コスト、有利な税環境、官僚的、腐敗した、透明性の高い政府の慣行。
アドベンチャー(5.48%):
- フレンドリー、楽しい、観光に適している、気候が快適、風光明媚、セクシー。
権力(5.02%):
- リーダー、経済的影響力、強力な輸出、政治的影響力、強力な国際同盟、強力な軍隊。
遺産(3.09%):
国のランクを決定するために、まず上記の国の属性ごとに標準化されたスコアを計算しました。各国は、そのサブランキングにグループ化された国属性のスコアを平均することにより、10 のサブランキング スコアを受け取りました。国の総合スコアは、サブランキング スコアの加重合計を反映しています。サブランキングと全体のスコアは、各サブカテゴリの上位の国が 100 の値を受け取るように再スケーリングされ、他の国はその上位スコアの割合として計算されました。スコアは降順でランク付けされました。
最も力のある国
以下は地球上で最も力のある国のランキングになる。
【出典】Best Countries in the World | U.S. News
1位から3位は、誰もが予想通りの国だと思う。
日本が8番目に入っているのは、妥当なのだろうか?
以下は、権力の中のサブカテゴリーの一つ、軍事力になる。
権力の中のサブカテゴリ(軍事力)
【出典】Best Countries in the World | U.S. News
ここでロシアが1位になっているのは、核兵器を最も多く所有していることからだと思う。
ここでも日本は15位と想像以上に上位の位置になっている。
では、地球上で力のある国の生活の質はどうなのだろうか?
生活の質
【出典】Best Countries in the World | U.S. News
軍事力では上位とは言えない、国が1~6位を占めている。
力と生活の質は比例しないということなのだろう。
日本も、軍事力は高いと言えるが、生活の質に関しては、14位とベスト10内に入っていない。
最後に、総合結果を以下に記述しておく。
総合結果
【出典】Best Countries in the World | U.S. News
力のある国、生活の質が高い国、どちらとも言えない国がバランスよくベスト10内に入っているように思う。
日本は地球レベルで考えても、軍事力は決して低い方ではない。
このため、戦争を放棄している国の軍事力としては過剰なような気がする。
にも拘らず、防衛費が足りないので増やしたいというのは、岸田総理。
軍事力で世界15位の日本の防衛費は本当に不足しているのだろうか?
そして、本当に適切に使われているのだろうか?