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安全運転が漫然運転に・・・

交通事故

2023年6月7日明け方、石川県金沢市内で車とバイクが衝突し、バイクの男性が死亡する事故があった。

事故があったのは金沢市北袋町の県道で、7日午前4時前、施設から道路に出ようとしたバイクと金沢方面に向かっていた普通自動車が衝突した。

この事故でバイクを運転していた金沢市鈴見台の新聞配達員宮本豊さん(50)が病院に搬送されたが4時間半後に死亡した。

【出典】https://www.tvkanazawa.co.jp/nnn/sp/news103vs3if6uq1ghb9y7m.html

現場は見通しの良い片側一車線の直線道路。

警察は車を運転していた47歳の無職の男性から話を聴くなどして事故の詳しい原因を調べているとのこと。

新聞記事だけでは、どちらが悪いのかはわからないが、施設から道路に出ようとしたのは新聞配達員だという。

普通に考えれば施設から道路に出ようとした方の確認不足だと思われるが、車を運転していた方の前方不注意も問われるのだろう。

早朝で交通量が少ない時間帯なので、通常より確認が甘くなった可能性が高い。

明け方は交通違反が目立つ

自分も明け方、スーパーに行く際、新聞配達のバイクが歩道を凄い速度で走っているのを見かける。

配達する側にすれば、車道に出ようとすると車が来たら待たないといけない。

遅れないように新聞を届けないといけないので、1軒配る毎に一々待っていたら時間がかかってしまう。

そして、こんな時間帯に歩道を歩いている人なんていないだろうと考えて歩道を走ってしまう。

また、新聞配達員は毎日、同じ時間に同じルートで配達をしているので、習慣化されて、この時間帯は車や歩行者はいないと確認が甘くなってしまうのかもしれない。

明け方は危険がいっぱい

しかし、今は、色んな人がいる。

明け方にスーパーに向かうのは自分だけではなく、スーパーの店員さん、特に惣菜やパンを作る人達もいる。

また、健康のために歩いたりしてる人もいるし、仕事帰りの人もいるだろう。

つまり人が住んでいるところには、全く人がいない時間帯なんて存在しないということ。

高齢者の方は、明け方だと交通量も少ないので安全だと思っているのかもしれないが、運転する側の安全確認が疎かになりがちなので、逆に危険だと言える。

自分も、深夜で車がいないと思って左折すると小さなLEDライトを持って歩いている人が出てきてドキッとすることもある。

「安全第一」の精神を双方が徹底できるかどうか?がポイントだと思う。

しかし、新聞を配達する側の立場で考えると、交通量が少ない時間帯なのに、なぜ、車が走ってる?人が歩いている?とイライラするかもしれない。

漫然運転

昭和・平成の時代「注意1秒怪我一生」という交通標語があったが、注意するだけなら1秒と言われても、頻繁に注意を繰り返していると、さすがに嫌になってくる。

今は注意していても予想もしない運転や行動をする人が少なくない時代なので、ずっと、注意をし続けなければいけない。

それどころか、最近は、「安全運転」ではなく「漫然(まんぜん)運転」という言葉が生まれるほど、注意が散漫になっている状態で運転をする人が増えている。

漫然というのは、ぼんやりとして心にとめないさまを指す。

スマホをしたり電話をしたりというだけではなく、前方を見ながら運転しているのに、ボーっとしていたり考え事をしていたりして運転に集中できていない状態が漫然運転。

体調が悪い時は運転をしないというのが、道路交通法第66条で定められているのも、漫然運転を防止するという目的も含まれているので、運転に集中できない状態の場合には、運転を行うべきではない。

漫然運転は、自分の命だけではなく、関係のない人まで巻き込んでしまうことになるので絶対に行うべきではない。