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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

新しいタイプのドラマ

夕暮れに、手をつなぐ

主演、広瀬すず、永瀬廉、脚本、北川悦吏子のドラマ。

北川悦吏子さんの書いた脚本のドラマに広瀬すずさんが出演って初めてだったような?

そんな理由で1話を見てみた。

男性(永瀬廉)が白いワイヤレスイヤホンを左耳だけに付けた。

名前は「音(おと)」

スマホには、ヨルシカの「春泥棒」という楽曲が表示されている。

春の青空が広がる中、音楽を聴きながら気持ちよく歩いている。

横断歩道を渡っているときに、丁度、真ん中位の場所で女性(広瀬すず)と、肩がぶつかった。

ぶつかった女性の名前は「空豆(そらまめ)」

2人とも目の前を見ていなかったから、ぶつかった。

その衝撃で二人のワイヤレスイヤホンは道路に落ちた。

どちらも白で同じような形のワイヤレスイヤホンなので、自分のものが、どちらかわからない。

「音」が1個を拾って耳に当てて自分のものか確認する。

空豆」も1個を手に取り心配そうに男性の方を見ている。

「春泥棒」が聞こえてきた。

「音」は自分のだと確認して「空豆」に対して間違いないという意味で頷いて見せた。

2人は、申し訳なかったという意味の、会釈をして互いに異なる方向に歩きだした。

横断歩道を渡り切ったとき、突然音楽が途切れた。

スマホを確認すると、後ろから「おーい」という「空豆」の声が聞こえた・・・

偶然にも同じ曲を聞いていて間違ってしまったようだ。

ここからドラマは始まる。

ジャニー喜多川さんの凄さ

この時、北川さんの脚本でもなく、広瀬さんの演技でもなく、永瀬廉さんの、力の入っていない自然な空気感に魅入ってしまっていた。

そして、改めてジャニー喜多川さんの少年の未来を見る目は素晴らしいと感じた。

永瀬廉さんは、ジャニー喜多川さんが、最後に手掛けたグループがKing&Princeのメンバー。

デビューした頃、このメンバーで売れるのだろうか?と思っていた。

しかし、自分の予想は見事外れた。

話を戻すと、もう少し「音」を見てみたいと思った。

そんなことから2話以降も見るようになった。

それでも、第4話になるとドラマのストーリについていけず、さすがに見るのが辛くなってきた。

しかし4話の終り頃からストーリー展開が変わってきた。

空豆は3話で、偶々、ショーウィンドウに飾られていた白色のドレスの美しさに一目惚れする。

このドレスをきっかけに、ドレスがどんな風に作られているのか?と服に興味を持つようになった。

伊勢丹には色んなブランドの服があると知り、色んな洋服を見てきた。

見てきた服を住まわせて貰っている大家さんに説明するため、紙に服の絵を描き始めた。

空豆は1回しか見ていない服を、絵で見事に再現してみせた。

空豆」のデザイナーとしての才能の片鱗が垣間見えた瞬間だ。

こうなってくると、ドラマのストーリーに興味が出てきた。

5話からはドラマのストーリーが苦痛ではなくなってきた。

ドラマは何と言っても、脚本の世界に共感できるが大切だ。

どんなに凄い俳優が出演しても、脚本の世界に共感できなければ見てくれない。

そして、第1話が肝心。

5話から面白くなっても、1話から見ていなかったドラマを途中から見たいと思う人は少ない。

見逃し配信のTverで全話が見れると、まだ良いが、このドラマの場合は、3話までなので、これだと、ストーリーについていけないドラマのまま、見られなくなってしまうことだろう。

低視聴率から高視聴率ドラマへ

きっと視聴率は8%くらいかと確認してみると1話は8.0%だったが、その後は6.6、5.9、6.2、6.3%と、ほぼ6%という状態。

第4話までは、視聴率を見ても明らかで、見たいと思える要素が少なったのだろうか?

まぁ自分自身、4話まで泣きながら見ていたようなものだった。

どれだけの人が、4話まで見ることができたのかは、わからないが、見ることができた人は得したことになる。

しかし、5話からは面白くなりそうだったのに、また恋愛モードに入ってしまうようで、恋愛ドラマが苦手な自分としては、もう少し成長モードで展開して欲しいと思う。

個人的には、視聴率が高いから面白い、低いから面白くないということではないが、低いにはそれだけの理由があるということだと思う。

6話以降、10%台まで視聴率が上がるなんてことは、常識的に考えると、まずないが、このドラマに関しては、大ヒットドラマに化ける可能性が高いと思っている。

とりあえず、空豆が6話以降、どんな風にデザイナーとして成長していくのかで、明暗が分かれるものと思われる。