外出自粛ということでテレビを見る人は間違いなく増えているはずなので
ビデオリサーチ社の「コロナ渦でテレビの見方はどう変わっているか?」というニュースを読むと以下のように書いてあります。
関東地区 6-24時 総世帯視聴率(HUT)※ 2019年同時期と比較
- 〇テレビ視聴率(関東地区6-24時 総世帯視聴率)を前年の同週同曜日と比較すると、2/25あたりから前年を上回る状況が顕著となり、東京都から週末の外出自粛要請が出された直後の3/28・29、志村けんさん逝去の報道がされた3/30以降、前年を大きく上回る状況が続いており、外出自粛の状況がうかがえる。
- 〇3/20-3/22の3連休は警戒ムードが少し緩んだと言われるが、3/21・22では前年と差がなく、通常時と同じように外出されていた状況がうかがえる。
関東地区 週平均6-24時におけるテレビ視聴量の増減 2019年同週と比較
- 〇2/24週から、前年同週比較で視聴量の増加が顕著となっており、4/13週では男女13-19才・男性20-34才・35-49才で150%以上の視聴量となっている。
- 〇警戒ムードが少し緩んだと言われる3連休を含む3/16週は、前週より視聴量の増加が緩やかとなっている。
家にいる人が多いと視聴率・視聴量共に増えるという傾向で間違いはなさそうです。
では、番組ごとの視聴率はというと・・・
高世帯視聴率(2020年4月27日~5月2日)でニュース番組の1位で20%、ドラマも20%と、コロナ前とあまり変わらない感じです。
タイムシフト視聴率(2020/4/20~2020/4/26)でも同じような感じです。
総合視聴率(2020/4/20~2020/4/26)になると・・・
ドラマで最高26%台、ニュースで22%台と思ったよりも視聴率は伸びていないようです。
考えられるのは、視聴量は増えているのですが、同じ番組を視ているわけではなく、バラけてしまったということなんでしょう。
Intage 知る Gallery - インテージでも確認してみると以下のような内容が公開されています。
2月24日週から多くのデバイスで利用が増加し、原則休校が始まった3月2日週、首都圏の各知事が平日も在宅勤務をするように訴えた3月30日週と、段階を追って利用時間が増えていることがわかります。この傾向は特に、PCとTVで顕著に見られています。
また、土日祝日のデータからは、内食率で見られた傾向と同様、3連休の自粛疲れが話題になった3月16日週の週末はやはりテレビを見る時間が一時的に下がり、週末の自粛要請が出された3月23日週に大きく伸びている様子が確認できました。メディア接触時間に変化が見られだした2月24日週の前後で視聴コンテンツを比較したところ、利用が特に増えていたコンテンツは、テレビでは「ニュース/報道」「バラエティー」「情報/ワイドショー」、パソコンでは「SNS・ブログ」「EC」「ポータル」「動画」でした。情報に対するニーズや、巣ごもりで過ごすための消費・エンタメに対するニーズが高まっていることがわかります。
やはり、家にいる時間が増えると利用する人が増えるという傾向は間違いなさそうです。注目する点は、利用数が増えたのはテレビだけではないということです。
テレビが増えていますが、パソコン・スマホの利用も増えています。それだけではなく、「あつまれ どうぶつの森」といったゲームをする人も増えているでしょうからゲーム機の利用率を上がっているのでしょう。
「あつまれ どうぶつの森」は僕はやったことがありませんが、テレビなどで見ていると凄くおもしろそうなので、一日やってしまいそうな気がします(笑)
それにしても、10日で1177万本売れたというのは凄いですね。
任天堂はこの1年でSwitchを2100万台販売し、1950万台という予測を大きく上回った。そのうち620万台は、9月に発売された比較的新しい安価なNintendo Switch Liteだ。同社はSwitchの人気の高まりと、グローバルなサプライチェーンが新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けていることで供給不足に直面している。
WEBでは、Youtubeのアクセスが大きく増えたことで、一部の国でデフォルトの画質を標準にしたという報道もありました。
[2020 年 3 月 24 日 13:30(UTC)] 帯域幅の使用量調整に関する最新情報: 先週 YouTube では、欧州連合(EU)、英国(UK)、スイス(CH)で一時的に YouTube のすべての動画をデフォルトで標準画質にする措置を取りました。地球規模で広がる危機的状況に対応するため、本日よりこの措置を全世界に拡大することになりました。この変更の適用を少しずつ進めていますが、適用後も手動で画質を調整することは可能です。
【出典】Coronavirus disease 2019 (COVID-19) updates - YouTube Help
今回のコロナによる外出自粛で、撮影などができない芸能人の方も時間が空いたため、Youtubeへ進出していますので、Youtuberも競争が激しくなりそうです。
Zoomという新しいツールまで登場しました。
これによりオンライン飲み会という新しい家飲みが誕生したことで色々な場面で利用されていくような気がします。
結局、外にいても家にいても、テレビが増えれば他のメディアも増えるので利用比率は大きく変わらないということになるのかと思います。