他愛もない話について
- 気楽に書きますので、気楽に読んでください。
- あまり役に立たない内容になるかと思います。
- 特に何かを決めて書いているわけではなく、書いている内に、横道にそれたりするかもしれないので、最後はどんな話になっているのかわかりません。
- 僕の主観や記憶に依存する内容が多くなるので、間違っている内容もあると思います。(書いている内容について基本、裏付けを取ったりしません)
体温計が使えない
年明け早々、要介護の方が長年使っていた体温計の電源が入らないということで体温計を見せてもらった。
どうやら電池がなくなったようだ。
昔の体温計なので電池がなくなっても交換ができない一体型だった。
そんなことから買い替えるしかないということを伝えた。
急ぎなのかどうかを確認すると、何となく毎日、体温を測るのが習慣になっているということ。
非接触の体温計もあるが非接触だと体温が低めに出るので不安だという事。
何でも良ければ、ドラッグストアで買ってきますと言ったところ、体温計の文字が小さくて読みにくいということや、随分と昔のものなので体温測定に時間がかかる、脇にはさみにくいと色々と不満が出てきた。
まとめると、非接触の体温計があるので、急がないということになった。
体温計を購入したが・・・
体温計なんて、そんなに購入するものではない。
コロナ禍に非接触の体温計を買ったくらいで、接触式のものはずっと同じものを使っている。
とりあえず、Amazonで調べてみた。
要介護者の脇にも当てやすい、20秒検温、電池交換が可能、文字が大きいという体温計が見つかった
価格的には2000円以上するものだったが、2月が誕生日だったこともあり、少し早い誕生日プレゼントのつもりで購入した。
次の日に届いたので早速、使ってもらった。
ところが、電源が入らないという。
確認してみると、確かにいくら押し続けても電源が入らない。
電池の消耗を減らすために、ビニールが電池ケースの中に入っているのかと思って電池部分を確認したが違った。
もう一度、相当力強く押すと、ようやく電源が入った。
指が痛くなった。
使い方が間違っているのかと説明書を読んでみたが、「電源ボタンを押す」とだけ書かれていた。
メーカーに問い合わせる
電源を入れるのに、自分でもこれだけ力がいるのだから不良品なのだろうか?とメーカーに対して問い合わせることにした。
しかし夜だったので問い合わせページから行った。
内容は、以下の2点
- これが正しい状態なのか?
- 間違っているなら正しい使い方は?
翌日に回答があった。
- 弊社サービスセンターにて、お手元の商品を詳しく検査をさせていただければと存じます。
回答から察するに、現物を見ないとわからないということなのだろう。
しかし、時間をかけて送付して検査した結果が、正常品だった場合、それが仕様ということになる。
そんな使いにくいものを渡すわけにはいかないので、だったらAmazonに返品するので、それを回収して調べて欲しいと伝えると、以下のような回答があった。
- ご案内で不足していた件がございましたので、再度、ご確認いただければ幸いです。強く押していただいていらっしゃるということでございましたので念のため、再度、1点ご案内させていただきます。電源を押して、すぐ指を離していただきますと電源が入る仕様となっております。
※押し続けていらっしゃる場合は電源が入りません。
Amazonから回収して・・・という部分には回答がない。
前回も、使い方が間違っているのか?といった質問をしているのに、何も答えてもらっていないので、さすがに苛立たちを感じた。
しかし、確かに電源ボタンを押して直ぐに離していなかったのは間違いない。
試して見たが駄目だった・・・
試しに爪を立てるようにして爪の部分で押して話すと直ぐに電源が入った。
説明書には以下のように「押す」としか書かれていない。
とりあえず、この方法で試してもらうと、何とか電源が入れられるようになった。
電源ボタンはゴムのような素材なので、爪を立てて入り切りをしていたのでは、ボタンのゴムに穴が明いてしまう気がする。
他にも体温計のケースが同梱されているがケースに入れると、取り出すのに苦労する。
体温測定完了時のブザーは小さな音で、脇に挟んでいるとかすかに聞こえる程度で、高齢者だと聞こえない。
このことを返信したが回答はなかった。
うーん・・・
説明書には「押す」と書かれているが、正確には「押して離す」ということになる。
このメーカーでの「押す」というのは、「押して離す」という意味のようだ。
今の日本人が考える「仕様」というのは、配慮が足りてない。
特にこのメーカーの配慮は足りてなくて、自分で使ってみたのだろうか?という部分が多々ある。
もう、このメーカーの商品は買いたいと思えなくなった。
結局、欠陥品といっても過言ではない、この体温計は、自分が使うことにして、別のものを購入した。
体温計と言えば、テルモなので、テルモのものを探してみたがテルモでは大きな表示のものがなかった。
良さそうだったのが、dretec(ドリテック) という会社のもの。
日本の会社で、やわらかタッチ体温計(TO-204)というもの。
内容を確認する限り要求事項は全てクリアされている。
価格も2000円を切っているので良心的だ。
電源ボタンは小さいが押すと入る仕様で、ブザー音も大きく、脇に差したままでも音が聞こえると書かれている。
【検温時間15秒の予測式】
【大音量の2種類のブザー音で体温をお知らせ】
【大画面とバックライト】
【電池交換】
最初のモノが酷かったので、ストレスなく使えている。
会社規模と知名度
会社の規模、知名度共に劣ってはいるが、測定器の会社ということから商品に対する配慮に関しては逆転していた。
最初のモノを作っている会社も身体を測定するのが売りだったのが、別のことで注目されるようになり金儲けに走ってるように思える。
金儲けに走るというのは、自分達が「得る」ことばかり考えて、配るとか還元するといったことは一切考えていない状態だと言える。
このため、自分達の会社は何のために存在しているのか?が、わからなくなっているの。
徐々に世間にも伝わっていくので、自然と衰退していく。
体温計を見る限り、このことに気づいていないようなので、また一つ日本を代表する会社が消えてしまうのではないか?と思っている。