アルコール分2%のグミ?
アルコール分が2%の酔える「グミ」が発売されたと話題になっていたが、グミでなくて「ソフトキャンディ」だった。
グミとソフトキャンディの違い
グミキャンディの食感は弾力性があり、ソフトキャンディの食感はより持続するチューイング性があることである。
商品名の「パリピ気分」の「パリピ」の意味がわからなかったので気になっていた。
パリピとは「Party People」を略した言葉で、パーティ好きの人達という意味のようだ。
つまり、パーティ気分になれるソフトキャンディということなのだろう。
酒類の定義だと、アルコール分1%以上の飲料となっている。
アルコール分は2%なので酒類に該当するものの、ソフトキャンディは飲料ではないので、法律上は酒類には該当しないらしい。
法律上は酒類ではないので、購入時の年齢確認は不要になるが、とは言ってもソフトキャンディと言えば、菓子類で小さな子供が購入して食べることができてしまうのは問題なのでは?ということで、SNSで騒がれたようだ。
アルコール分有といえばウイスキーボンボン
だったら、ウイスキーが入ったチョコレートということで昔から販売されているウイスキーボンボンは問題ないのか?という話にもなる。
ちなみに、ボンボンというのは、フランス語でキャンディ菓子の総称で、ウイスキーボンボンのアルコール分は2~3.5%。
パリピ気分はウイスキーボンボンがチョコレートとして売られているのだから、ソフトキャンディも問題ないだろう?ということから思いついた商品のような気がする。
飲酒にならないのか?
まぁ、それでもアルコール分が2%と表記されていれば子供に食べさせても大丈夫なのか?飲酒運転にならないのか?と不安になる人もいるだろう。
厚労省で適量とする飲酒量は、アルコール度数5%のビール中瓶500mL1本、日本酒1合とされている。
これは道路交通法の酒気帯び運転の基準値とほぼ同じ血中アルコール濃度(0.2mg/mL(0.02%)~0.4mg/mL(0.04%)になる。
この場合のアルコール量をビール中瓶で計算すると
- 500g(500ml)×アルコール分(5%)×0.8(アルコールの比重)=20g
パリピ気分1粒当たりのアルコール量を計算すると
- 1粒(5g)×アルコール分(2%)×アルコールの比重(0.8)=0.08g
20g÷0.08g=250となるので、250粒食べて同じになる。
1袋10粒で計算すると
- 250粒÷10粒/袋=25袋
25袋食べてようやく同じになる。
ソフトキャンディを250粒も短時間で食べるなんて人は、そうそういないと思うので飲酒運転という意味では心配はないように思う。
ただ、商品パッケージに表記されているように、子供やお酒に弱い方、妊娠・授乳中の方、運転時には注意するべきだと思う。