他愛もない話について
- 気楽に書きますので、気楽に読んでください。
- あまり役に立たない内容になるかと思います。
- 特に何かを決めて書いているわけではなく、書いている内に、横道にそれたりするかもしれないので、最後はどんな話になっているのかわかりません。
- 僕の主観や記憶に依存する内容が多くなるので、間違っている内容もあると思います。(書いている内容について基本、裏付けを取ったりしません)
最近、飲食店に入るというと、テイクアウトばかりで店内で飲食をすることがなかった。
会社帰りに、駐車場を見ても車はほとんど 停まっていない。
飲食店も大変なんだろうなぁと思いつつ、ふと左側を見ると和食店があった。
駐車場には車が1台止まっているだけ。
店内を見ても客は、全く見えない。
外食も1人であれば、会話もできないので会食ではない。
只の飲食なので咎められることもない。
マスクは常にしているし、熱は毎日、計測していて平熱をずっとキープしている。
よし、これなら大丈夫だろうと店内での外食を決意した。
外食するだけなのに、これだけのことを考えている自分をつい客観的に見てしまい、滑稽に見えた。
最後の外食は・・・いつだったろ?と思いながら、車を降りて店の入り口に向かった。
扉を開けると、右側に手で押すタイプのアルコール消毒液が置かれていた。
アルコール液を手に取り入念に消毒した。
店に入り店内を見渡した。体温の測定器を探すためだ。
しかし、体温測定器のようなものは置いてない。自動測定ではなく、店員さんが測定してくれるのかもしれないと奥に入ったものの、会計用のレジがあるだけで人はいない。
店の奥からは笑い声が聞こえた。席のある方ではなく、厨房の方から聞こえたので、おそらく店の人なのだろう。
レジに置かれていたベルを鳴らすと男性の店員が出て来た。学生のアルバイトのような感じだ。
何名様ですか?
どうみても、1人しかいないはずだが、こんな風に感じることも懐かしい。
「1名です」と伝えると席にご案内しますと言いつつ男性店員は歩き出した。
どうやら、この店は体温測定はしないようだ。
体温測定もしないで良いとなると、それはそれで、心配になるから不思議だ。
「たばこを吸われますか?」と聞かれなかったが、そういえば、飲食店は原則禁煙になっていたことを思い出しながら、店員について行った。
「こちらで、よろしいでしょうか?」と聞かれたので、「はい」と答えた。
男性店員は、お茶をお持ちしますと厨房の方へ戻っていきました。
テーブルの上に色んなメニューが立てられていた。
暫くしてお茶を持ってきてくれた。
お茶を置くと、「ご注文がお決まりになりましたら、ベルを押してください」と告げて立ち去りました。
メニューを見ながら、何を食べようかと考えていました。
どうやら、麺が売りの店のようなので、麺が含まれたもの・・・
和食の店なので、和食っぽいもの・・・
すき焼きと、刺身と麺がセットになった御膳を見つけました。
そして、麺は、「そば」か「うどん」、「温かい」「冷たい」が選択できるようです。
この御膳には味噌汁がなさそうなので、みそ汁代わりになりそうな温かい蕎麦にしました。
もう、これしかないと、決めました。
ベルを押して、注文しました。
「そばか、うどん、それぞれ、温かい、冷たいが選べますが、いかが致しますか?」
もう決まっていたので、「温かい蕎麦でお願いします」というと、「温かい蕎麦ですね」と確認され、無事、注文まで完了です。
と、ここまではアルコール消毒、以外には何も変化がありません。
何かが足りない・・・
昨年、6月に横浜に出張に行き、外食した時には、アクリルの仕切りがあったのに違和感を感じてましたが、この店には一切ありません。
アクリルどころか、レジにビニールシートも垂れ下がっていなかった。
この店、体温も測定しないし、飛沫感染対策もない。空気清浄機のようなものと設置されていないようです。新型コロナ対策は大丈夫なんだろうか?不安になってきました。
外食に行って感染したなんてことになったら?いくら、1人で会食でないとは言っても、外食、感染というキーワードだけで、この時期に軽率だと言われるかもしれない。
あの年末に後援会の人達90人と会食をしてしまった、谷本知事でさえ、新生活様式を実践し、事業者が感染対策のガイドラインをハードとソフトの両面で実践をしてくれれば、あとは主催者の判断に任せるしかないという言葉さえ頭に浮かんできました。
今回、新生活様式は、しっかり守っている。しかし、事業者側は実践されていないような気がする・・・
「谷本氏が知事でいる限り、石川県に明るい未来はない」と断言した僕が、感染対策のガイドラインを実践していないと思われる店で飲食をしてしまい感染なんて絶対だめだ。などと、後ろ向きな考えばかりが頭に浮かんできます。
しかし、僕は1人で外食してるだけで、こんなに色んなことを考えてしまったのに、世の政治家達は、大人数での会食を平気で行っている?
今回、思い付きで外食してしまったために、感染対策のガイドラインを実勢していないような店に入ってしまったために、考えなくても良いことを考える結果になった。
店側が感染対策のガイドラインに沿った対応をするというのは、単に感染防止というだけではなく、客に気持ちよく食事をしてもらうという意味でも大切なことではないだろうか?
しかし、事業者側の感染対策のガイドラインというのは、本当に存在するのだろうか?
前回、谷本知事が90人との会食を行ったことに対する記事を書いた時にも、探してみたが行政が発行しているものは見つからなかった。
今回、改めて探してみたが、石川県が作成したものはなかったが、おそらく以下のものを言っているのだろうというものは見つかった。
今後の営業にあたり、業界団体が作成する感染拡大予防ガイドラインを遵守し、感染拡大防止対策を徹底して下さい。
※上記リンク先の「業種ごとの感染拡大予防ガイドライン一覧」にてご確認ください
飲食等の場で感染が拡がるケースが増えてきたことから、以下のガイドラインが改定されましたのでお知らせします。
「社交飲食業における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン(11/27改定)」はこちら(PDF:149KB)
「外食業の事業継続のためのガイドライン(11/30改定)」はこちら(PDF:468KB)
しかし、「業種ごとの感染拡大予防ガイドライン一覧」というものは、内閣官房のホームページでは見つからなかったが、単独で検索をしたら以下のものが見つかった。
そして上記のガイドライン一覧より、「食堂、レストラン、喫茶店等」の項目を確認すると、更に「一般社団法人日本フードサービス協会 衛生対策」へのリンクが記載されている。
しかし、どれもこれも「暫定版」しかも作成されたのは2020年2月~4月で古すぎる。
一応、内容を確認していくと以下の文書に、それらしいことが記載されていた。
感染拡大期における外食産業のための新型コロナウイルス感染症対策
衛生管理関係
- インフルエンザ対策と同様の「手洗い・うがい・マスク着用」による感染予防を従業員に徹底する。
- 従業員の手洗いの徹底や調理設備・器具の消毒など、従来から取り組んでいる一般的な衛生管理を徹底する。
- 従業員には自宅で体温計測を実施させる。体温が 37.5℃以上で、新型コロナウイルス感染症の症状がみられるなど、従業員の感染が疑われる場合は、状況を記録し、上司・店長の判断により就業制限等のルールに従って対応する。
- 感染した従業員や感染の疑いがある従業員、職場等の濃厚接触者や家族が発症した従業員の就業を禁止する。
- 店舗のドアノブ、テーブル、イス、サラダバー、セルフドリンクコーナー等の設備の消毒、卓上の調味料・ポット、セルフサービスのトング等について、撤去が難しい場合は、こまめな消毒や用具の交換を行うなど、店舗内での接触感染防止を図る。
- 店舗入口や手洗い場所に来店客が手を消毒するための消毒用アルコール等を用意する。
- 店内清掃の徹底および換気、空間除菌などにより、店舗、厨房内の清浄状態を保持する。
組織管理関係
- 緊急事態発生時に信頼できる情報を取得するために、国及び地方自治体、JF 本部、保健所や医療機関、マスコミ等、情報源となる機関のリストを作成し、最新情報の入手に努める。
- 社内連絡網・店舗連絡網、店舗においては従業員との緊急連絡網等を確立して緊急連絡体制を整える。
- 緊急時にも関係機関や取引業者と連絡できるよう、固定電話番号、携帯電話番号など複数の連絡先を確保し明記しておく。
店舗管理関係
- 本社・本部の決定した感染拡大期に対応した「管理項目」を実施する。店舗が商業施設のテナントの場合、本社・本部と協議の上で実施すべき項目を決定する。
- 就業禁止や自宅待機等により、従業員の不足が生じた場合の営業継続(営業時間の短縮等)策を検討する。
人材管理
- 新型コロナウイルスに関する基本情報をわかりやすく解説する資料(公的情報を活用)等を作成して従業員に周知する。
- 従業員が過度な心配や恐怖心を抱かないよう、また風評や誤解などに惑わされないよう、現状を的確に従業員に伝える方法を考えておく(従業員へのリスク・コミュニケーション)。
- 状況に応じて、自宅勤務や時差通勤を認めるなど、就業場所や就業時間に柔軟性を持たせる方策を検討する。
- 高校・大学など教育機関の閉鎖や交通機関の移動制限等が行われた場
- 合の従業員の就業の扱いを決める。
コロナウイルスの症状が疑われる場合は、近隣の、帰国者・接触者相談センターや保健所に問い合わせる。
感染した従業員や自宅待機を命じた従業員の病気休暇や休業補償をどうするかの方針を決定する(有給にするのか欠勤扱いかなど)。
従業員の精神衛生についても配慮し、どこで心理カウンセリングが受けられるか、健康保険が使えるかなどを予め検討する。
新型コロナウイルスに対して予め会社がどんな準備と対応策を計画しているかを従業員(およびその家族)に周知する。
緊急連絡システムは、メインの通信機能に支障が生じた場合に備え、電話や電子メール等、複数の連絡方法を検討する。
感染が疑われる場合の適切な情報やアドバイスを提供する(診療機関への受診、出勤・外出の自粛、うがい・手洗いや不織布マスクの着用など)。
従業員やその家族がコロナウイルスに感染した場合の対応と従業員の感染による、来店客への 2 次感染が懸念される場合の対応を検討する。
感染の拡大により社会生活に支障が生じる場合は、行政・地域社会と連携した対応を図る。
コロナウイルスの流行拡大により、顧客数や売上の減少、交通インフラの規制等による物流の支障などが生じた場合に備え、取引業者や物流ルート(サプライ・チェーン)の変更の可能性やコスト負担等、段階に応じた事業活動の影響について確認する。
感染対策に必要な物資(消毒剤、不織布マスク、手袋、ペーパータオル、及びそれら使い捨て用品を廃棄する容器等)をリスト化し、十分な量を準備する。あるいは緊急時にすぐ入手できるように予め手配をしておく(平時から、使用した分を補充して常に一定期間の必要量の備蓄(ローリング ストック)を検討する)。
【出典】http://www.jfnet.or.jp/contents/_files/safety/jf_corona_taisaku_kakudaiki.pdf
客が見てわかるような内容は、赤文字で記載されている内容だと思う。
これがガイドラインだというのであれば、今回僕が利用した店舗は赤文字の箇所については対応されていた。
つまり、僕も、新生活様式を実践し、事業者側の感染対策のガイドラインを実践している店舗で食事をしていたことになるので、谷本知事に言わせると何も問題がないことになる。
こんなことだから、東京都は独自に事業者側の感染対策のガイドラインを作成している。
以下は、事業者側が利用者に対して実施する内容
- 入場の列は間隔(できるだけ2m)を空けるとともに、行列の整理や立ち位置の表示を行い、混雑を回避
- 入場者にマスク着用の徹底を周知(ない方にはマスク配布に努める)
- 非接触型機器などで入場者を検温し、発熱者は入場を制限
- 施設規模に応じて入場者数や滞在時間を制限し、特に屋内は3密(密閉、密集、密接)にならないよう十分留意
- 入場口や各所に消毒備品等を設置し、手洗いや手指消毒、靴底消毒を徹底
- ICTを活用し、整理券やオンラインチケットの販売、日時指定予約、時間制来場者
- システムや完全予約制を導入し混雑を緩和
- 座席や利用場所の配置を工夫するなど、人と人との間隔(できるだけ2m)を確保
- 利用者に対し、手洗い・消毒に加え、大声の会話を慎むよう周知
- 複数の人が使用する場所(トイレなど)、手や口が触れるようなもの
- (商品やコップ類など)をこまめに消毒・洗浄
- チラシや販促品等は、手渡しではなく据え置き方式で配布
- 喫煙スペースがある場合、3密(密閉、密集、密接)にならないよう利用者数を制限し、利用者に周知
僕が利用した店では、上記の内容の内、明らかに実施されていなかった内容として検温が実施されていなかった。
石川県の他力本願のガイドラインではセーフだったが、東京都のガイドラインだとアウトの判定になる。
そして、日本で統一されたガイドラインは存在しないというのが実情。
なんで、外食して、こんなことを考えないといけないんだろ?