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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

希望がないと生きられないか?

希望がない状態はあるのか?

「人は希望があれば生きていける」って言う人がいる。

一見すると、もっともな言葉のように思えるが、本当にそうだろうか?

この言葉が仮に「真」なら「人は希望がないと生きていけない」ことになってしまう。

そもそも「希望がない」という状態が存在するのだろうか?

希望が全くないように思えるような状態というのは絶望になる。

例えば10人の医師に同じ診断をされて、完治する見込みは0%と言われた場合は絶望だろうか?

11人目の医師は完治すると言ってくれるかもしれない。

つまり絶望的ではあっても絶望ではないことになる。

2022年ワールドカップサッカーのグループ予選

日本代表は、Eグループ。

スペイン、ドイツ、コスタリカと同じグループになった。

日本ではこのグループのことを「死の組」と呼んでいるが、あくまで日本から見た場合に、予選通過の2チームに入るためには、日本はスペインかドイツを上回る必要があるがスペインとドイツにとっては「日本とコスタリカ」に勝てば予選通過が決まるのでラッキーな組だと思っていたはず。

FIFAランキングでは格上のスペイン、ドイツが同じグループなので日本の予選突破は絶望的だった。

しかし、初戦でドイツに勝ってしまったことで予選通過という希望が現実的になってきた。

普通ならドイツは、コスタリカには勝つだろうから、1勝1敗1分か、1勝2敗で終えることになる。

コスタリカはスペインに大敗しドイツにも日本にも負けて0勝3敗。

つまり日本は残り2試合で1勝すれば予選通過となる。

ドイツに勝った時、あとはFIFAランキングでは格下のコスタリカに勝てば日本は2勝をあげることになるので予選通過は、まず間違いないと誰もが思っていた。

絶頂から絶望的な状態へ

しかし・・・

何とコスタリカに敗れてしまった。

ドイツはスペインと引き分け。

これで、日本はスペイン戦で勝つしか自力での予選通過がなくなった。

日本が勝てなければ、ドイツがコスタリカ戦で2点差以上で勝った場合、ドイツが予選通過することになる。

さぁ、日本がスペインに勝つことはまずない。

良くて引き分け。

ドイツもコスタリカに負けることはない。

スペイン戦で7失点しているコスタリカなので、ドイツが2点差以上で勝つ可能性は極めて高い。

日本はスペインに勝つ以外に予選通過はできないと考えていた。

絶望的だった。

まだ可能性はある

しかし、可能性が無いわけではない。

ドイツがスペインと引き分けてくれたおかげでスペインも1勝しかできていない。

つまり、スペインが日本に負けてコスタリカがドイツに勝てば、スペインも予選敗退の可能性が出てきた。

そして日本は何とスペインに勝ってしまった。

ドイツも4対2で勝ったので日本は引き分けだと得失点差で予選敗退になっていた。

やはり、日本にはスペインに勝つしか予選通過の可能性が、なかったことになる。

予選通過の可能性がなかったら?

もし、日本がドイツ戦、コスタリカ戦でも負けて2敗でスペイン戦を迎えていたらどうだろうか?

既に日本に予選通過の可能性はなくなり絶望の状態。

希望が全くない状態になる。

最初に、「そもそも「希望がない」という状態が存在するのだろうか?」と書いたが、

この状態が正に「希望がない」状態では?と思った人もいるだろう。

希望は生まれる

しかし、少し考えて欲しい。

希望がないと生きられないなら、日本代表はスペイン戦を放棄したのだろうか?

日本代表は放棄なんてことはしないし、せめて最後はスペインに勝とうと必死に頑張ったはず。

サポーターも必死に応援してくれだだろう。

この時点で、希望がないと生きられないというのは間違っていることになる。

そして、予選通過の可能性はなくなっても、せめてスペインに勝ちたいと考えたことで希望が生まれた。

それは、光が全く見えない真っ暗な部屋の中で、何とか外に出たいと動き回っていると隠し扉が見つかって開けると光が見えてきたようなもの。

絶望の状態だと思えても、必死に頑張ることで希望は生まれる。

そう考えると希望がない状態も、ないことになる。