フライパンの追加購入
現在、大は小を兼ねるということで、30㎝のフライパンと、グリルパン(四角いフライパン)の2種をメインに使用していた。
グリルパンは、卵焼きとか、冷凍餃子を一人分作ったりするときに、小さな四角いフライパンがあると便利なのでは?と購入したものだ。
30㎝のフライパンは、とにかく重かった。
耐荷重2Kgのマグネットフックを二つ使用して、ようやく固定できたので、2Kg以上はあるはず。
2Kg以上のフライパンを振るのは男性でも辛かった。
これまで、あまりフライパンを使うような料理を家でしなかったということもあって、ずっとこの体制で、やってきた。
30㎝のフライパンはとにかく重いので、正直、あまり使いたくない。
このため、小さくて軽いグリルパンの方を使うことが多かった。
しかし、もう一つ、軽いフライパンがあっても良いのではないか?ということで、片手で振れるような軽いフライパンを買うことになった。
フライパンを買い替えるといっても、これまでフライパンを「真剣」に選んで買った経験がない。
30㎝のフライパンは、貰い物。
グリルパンは、その辺のホームセンターで買ってきたもの。
何を基準に選べば良いのかわからないので、調べてみると以下の6つの要件があった。
- フライパンの用途
- サイズ
- 耐熱温度
- フライパンの素材・表面加工
- 手入れがしやすい
- 持ち手
- 質量
用途
揚げ物は作ることはしないので、炒めるか、焼くかのどちらかになる。
揚げ物だと当然、フライパンに深さが必要になる。
深いフライパンであれば、それだけ重くなるので、軽いフランパンからはかけ離れていく。
フライパンのサイズも※20cm以下(サーモス)だと揚げ物で使用すると炎がフライパンの中の油に引火する危険性があるので使用してはいけないということでサイズにも影響する。※ティファールでは16㎝以下と記載されているが、大きい方で記載。
使用環境では、熱源がガスコンロ以外にも、IHやオーブンにも対応しているのか?食洗器に対応しているのか?といった点も重要になる。
フライパンを選ぶにあたり用途を決めることは、最も重要な要件になる。
サイズ
用途が決まれば、次はサイズになる。
揚げ物では引火の危険があることから20cm以下は危険だと知ったら、揚げ物では使わなくても20cm以下は安全を考えると控えた方が良い気がした。
25cmが意外と大きいので20cmが手軽に使えそうなサイズだと思っていたので21cm以上、25cm未満のものを探さないといけなくなった。
耐熱温度
通常の料理で200℃を超えることはまずないが、うっかりとフライパンを火にかけたままにすると、1分で300℃は軽く超えてしまうので、耐熱温度が250℃で安全とは言い切れないので、安全を考えると最低限300℃以上のものを選びたいところだが、そうすると、表面加工のされていないステンレスや鉄のフライパンを選ぶことになる。
このため、表面加工されたものを選ぶとなると、耐熱温度は通常の料理での余裕をみた上限温度である200℃が目安になる。
ちなみに、フライパンの表面加工で現在主流となっているフッ素加工は250℃を超えると耐えられないということだ。
T-falのインジニオネオシリーズの取説によると、オーブンで使用する場合は「耐熱温度 210 度 / 最大 1 時間まで」と記載されている。
素材・表面加工
フライパンは一生使おうと思うなら、鉄かステンレスだと言われている。
しかし、どちらも強度があるので重い。
ステンレスに至っては熱が伝わるのに時間がかかるので適温に到達するまでが長くなる。
アルミは軽くて熱の伝導率も高い。
一生使うつもりはないので、材質はアルミに決めた。
次に表面加工。
最も多いのはフッ素(テフロン)加工が施されたもの。
フッ素加工のフライパンは、熱いまま水にさらすと劣化しやすいと言われているので、熱いまま水にさらしても大丈夫なものを選びたい。
そして摩耗と熱に弱いので、火加減を弱くする、フライ返しなどの金属のものを使わずに調理するといった気遣いが必要になるので、摩耗と熱に強いものが好ましい。
安全性では、フッ素加工(テフロン加工)のフライパンにはPTFEが使用されており、高温になったPTFEは有毒ガスを発生させると報告されている。
また、フッ素をフライパンに接着させる際に使用するPFOAやPFOSも発がん性があるといわれている。
このような素材が使用されていないものを選択する必要があるが、最近は、このような物質が含まれないようにしたものが販売されているので、確認する程度で大丈夫なような気がする。
手入れがしやすい
フライパンは油を使うため、どうしても汚れが残ってしまう。
使用する都度、入念に洗えば良いのかもしれないが、なかなか毎回、時間をかけて洗うというのは難しい。
基本的に表面加工が施されたフライパンは汚れが取りやすいので、洗う手間が軽減する。しかし、持ち手の部分は、そのような加工は施されていないので、持ち手が取り外しできるものだと洗いやすいのではないかと考えている。
持ち手
これはフライパンを重ねて保管できるといったメリット以外にも、洗いやすいということもあり、取り外しができるものが良いと思う。
どうしてもガタガタするとか持ち手部分が壊れやすいといったデメリットもあるので、取り外すことがほとんどない場合には固定されたものの方が逆にストレスにならないのかもしれない。
質量
最後になってしまったが、フライパンにとって「軽い」は重要な要件だと思う。
プロの料理人であれば、表面加工がされていない鉄やステンレスの重いフライパンを普通に振れるようにならないと一人前とは言えないと言われるかもしれないが、家庭料理の場合だと、そんな人ばかりではないので、重いフライパンを振れることに重要性を感じない。
自分としては、料理の材料を含めて合計1Kg未満を目安にしたいので、フライパン単体では、余裕を見て500g以下に設定したい。
選んだ結果
ホリエのチタンとアルミの三層構造のフライパン
チタンはイオン化しないため、金属の成分が溶けだしたりしないので、料理したものや食材を入れっぱなしにしても大丈夫。
特筆すべきは、27㎝という大きさで、0.47Kgという軽さ。
材質 チタン&アルミ
ブランド ホリエ
色 チタン
商品重量 0.47 キログラム
SCANPANのフライパンは10年保証の耐久性
フッ素加工でも、硬いスポンジでゴシゴシ洗っても大丈夫。
ノンオイル調理、高い熱伝導率なので低温でもフライパンに熱が均一に拡がるのでフライパンを振る必要がない。
材質 アルミニウム
色 シルバー
ハンドル材質 金属製
オーブン対応
高いものを見て行けば、良い物がたくさんある。
高くないフライパンから選ぼう
しかし、使用頻度がそんなに高くないフライパンに何万円も投資するのは、勿体ないし作っている人に失礼だと思う。
そんなことから、普通のフライパンから選んでみた。
サイズが曖昧だったので、しっかり決めた。
20㎝より大きくて25㎝より小さいもの
最近、人気のサーモスから見てみたが、サイズが20㎝の一つ上が24cmと少し大きめ。しかも24㎝は内径で外径は約26㎝
アイリスオーヤマも、持ち手が取れるもので、20㎝の一つ上は25㎝以上と大きめのものだけ。
最後の砦、ティファール
最後にティファールを見てみると、22㎝のものがあった。
ティファールは16㎝以上のものなら引火はないと書かれてあるが、ここはサーモスの20㎝超という言葉を受け入れてみた。
材質 アルミニウム
色 ブルー
容量 1.7 L
商品のお手入れ方法 食器洗い機
決めた要件を確認していった。
用途
熱源:ガスには対応しているが、IHは非対応
IHに対応しているものもあるが、22㎝のものが0.4Kgに対してIHに対応したものは0.6Kgオーバー・・・
今回は軽さを重視して、IH非対応をあえて選択
サイズ
22㎝とあるが、内径で、外径は約24㎝でかろうじて25㎝未満
耐熱温度
210 ℃ / 最大 1 時間まで
素材・表面加工
材質:アルミ
表面加工:チタン・インテンス・コーティング
手入れがしやすい・持ち手
表面加工が本物なら手入れもしやすいはず。
そして持ち手部分が取り外せるのでフライパン本体は洗いやすい。
そして持ち手部分は、中性洗剤をスポンジにつけて洗って、クリップが開いた状態で洗い流して乾燥させるだけ。
質量
本体:420g
持ち手:190g
合計すると、610g
要件を110gオーバーしているが、サイズを優先したら質量が犠牲になってしまった。
あまりフライパンを使うことがないため、使用感を今回書くことができなかったが、持ってみた感じは悪くない(笑)
ティファールと500円のフライパン対決
ティファールの26㎝フライパンと500円の26㎝フライパンでステーキ肉を片面1分30秒ずつ焼いてどれくらいの差があるのか?という検証動画がYoutubeにあったが、ティファールの方が美味しそうに焼けていた。
早く焼けていたのは、500円の方で3分間固定で焼いたために、500円の方が早く焼けたために長く焼くことになってしまった。
これは、500円のフライパンには不利な条件だったように思う。
同じ時間焼くのではなく、食べごろに焼くという形で検証していたらまた違った結果になっていたのではないかと思う。
500円のフライパンと一桁違うような価格のティファールで大差がないというのも、どうなのか?と思うが、もしかすると、500円のフライパンで良かったのではないか?と思い始めている(笑)