自分のスマホ番号が覚えられない
会社から支給されているスマホの電話番号が未だに覚えられない。
色々あるパスワードは、英数字記号が含まれている意味のないものなのに直ぐに覚えられるが、数字だけの11桁の電話番号が何度、憶えても忘れてしまう。
利用頻度が少ないわけではなく、週一程度の頻度で電話番号を教える機会がある。
ちなみに、それより利用頻度の低いパスワードは憶えてしまう。
考えてみれば、電話番号を覚える必要がなくなっている。
携帯電話が普及する前は、手で番号を一つずつ押して電話をかけていた。
このため、何度もかけてる相手だと、かけたい相手の社名や名前を思い浮かべると勝手に指が番号を押しているような状態だった。
番号を覚えるのを拒否する?
しかし、今はスマホの電話帳から相手の名前を選んでタッチするだけなので、電話番号を見ることさえなくなっている。
つまり、自分の中で電話番号は覚える必要がないものだと認識されているのかもしれない。
憶えなくても良い番号を憶えようとするから脳が拒否する。
脳にすれば、自分の携帯番号に電話することもなく、単に週に一回程度番号を聞かれるから教えるために憶える必要なんてない。
仕事中なら自分の名刺をみれば書いてあるのだから、名刺を取り出して読み上げれば良いだろう?
俺も色々、日々、記憶しないといけないんだから、つまらないことに労力を使わせるなよ!って感じなのかもしれない。
自分のプライベートのスマホの番号は忘れることがないのは、携帯番号が確認できるのは自分のスマホだけで名刺のような存在がないから必要だと判断してくれたのかもしれない(笑)
重要なことは勝手に覚える
脳は生きるために重要と判断したことは記憶するが、そうでないことは記憶しない。
重要だと脳に判断させるのに有効な手段がして繰り返し憶えて憶えたことを思い出すこと。
インプットしたらアウトプットすることが重要だと言える。
そうすると脳は重要な情報として認識してくれる。
ここまで、書いていて気がついた。
これまで、携帯番号を憶えようとすることは、あっても、思い出すという作業には消極的だった。
なぜなら、聞かれた時に万が一間違った番号伝えてはいけないので、スマホを見たり名刺を見たりしていた。
このため、思い出していなかった、つまりOutPutしていなかったことになる。
8割の人が電話番号を覚えられなくなっている
2007年とかなり古い情報になるが、NTT番号情報(NTT-BJ)が以下のような調査を行っている。
ここ数年で電話番号が覚えられなくなったと感じている人は80.5%に達した。その理由として「最近の電話にメモリがあるため(78.0%)」、「覚える必要性にかられないため(53.1%)」などが挙げられている。
15年以上前で、8割以上が番号を覚えられなくなっていると答えているのだから今は、ほぼ全員が覚えられなくなっているのではないだろうか?
そう考えると、電話番号を覚えるということも、普段から行っているのと行っていないのでは大きな差があるということになる。
記憶することが減っている?
そもそも、電話番号に限らず、記憶するということ自体がインターネットの検索サービスが普及するようになってから減っているような気がする。
忘れたことは、直ぐにインターネットで検索しているので、覚えることが重要でなくなっている。
脳が覚えることを拒否してくるのも時間の問題なのかもしれない・・・