「おとり広告」のスシロー
販売を行っていないのに、広告だけをということで、回転寿司チェーンの「スシロー」が不当景品類及び不当表示防止法第5条第3号に違反するとして、消費者庁から景品表示法第7条第1項に基づく措置命令を受けた。
上記に該当するのは以下の3つのキャンペーン
- 2021年9月8日~20日:「新物!濃厚うに包み」
- 2021年9月8日~10月3日:「匠の一皿 独創/とやま鮨し人考案 新物うに 鮨し人流3種盛り」
- 2021年11月26日~12月12日:「冬の味覚!豪華かにづくし」
「売り切れ御免」という表記をすれば、提供していなくても大丈夫だという認識だったのかもしれないが、全国の店舗の9割以上で販売されていなかった、終日提供していない日もあったということなので、悪質極まりない。
措置命令を受けたあとも、スシローのホームページでは、以下のキャンペーンで、「数量限定」「売り切れ御免」という表記がされているので、これらも広告だけで販売されていない「おとり広告」のように感じてしまう。
2022年6/1~6/12:未来輝け スシロー大創業祭 2022 [第二弾]
- あなたの地域はどのとろネタ?
- 輝け、日本のすごい技
2022年5月23日~:コーヒー香るダコワーズケーキ
2022年6月1日~:バナナナッツアイスケーキブリュレ仕立て
改めて高くなったと感じたマクドナルド
ハンバーガーもマクドナルドでテリヤキマックバーガーと、フィレオフィッシュ、チキンマックナゲットを注文したところ、950円だった。
改めて考えると、随分と高くなったなぁと感じた。
以前は、同じ組み合わせなら600円~700円で購入出来ていた「イメージ」がある。
何日かしてモスバーガーで、同じようにテリヤキバーガー、フィッシュバーガー、チキンナゲット(+ソース)を注文すると、1,110円で、160円しか違わなかった。
改めて、マクドナルドってこんなに高かったかな?と思ってホームページで価格を調べてみた。
マクドナルド
- ハンバーガー:130円
- チーズバーガー:160円
- フィレオフィッシュ:350円
- テリヤキマックバーガー:350円
- チキンマックナゲット(5ピース):200円
これと同等のものをモスバーガーで調べてみると、以下のような感じだった。
- モスバーガー:390円
- モスチーズバーガー:420円
- フィッシュバーガー:360円
- テリヤキバーガー:380円
- チキンナゲット:330円(ソース別売で+40円)
テリヤキに関しては、30円しか違わない。
てりやきマックバーガーセットでも650円なのでワンコインでは食べられなくなっている。(※自分はセット品を注文しないので知らなかっただけ?)
マクドナルドは2022年3月14日より一部商品を値上げ(10円程度?)をしているということだが、その程度の値上げ感ではない。
モスバーガーは、2015年4月からサイドセットメニュー単体での販売が終了していた。
この価格差なら多少高くて時間がかかっても美味しいものを食べたいので、マクドナルドではなくモスバーガーを選びたい。
マクドナルドは、ドライブスルーで購入すると冷えるのが早いので、家に着いた頃には冷え冷えになっている。
これに対して、マクドナルドより遠くなる、モスバーガーの方は熱々とまではいかないが、温かい感じは残っている。
作りたてと作り置きでレンジか何かで温め直しているだけの違いなのだろう。
価格に敏感になってきた?
今まではあまり気にならなかったのが、何でも値上げで、うんざりしているような状況なので、ちょっとした価格が気になってしまっているのかもしれない。
自分は値上げには無頓着だったが、それでも昨今の値上げには、敏感にならざる得なくなってきた。
にも拘らず、日銀の黒田総裁は2022年6月6日の講演で「家計の値上げ許容度も高まってきている」などと語っていたらしい。
日銀総裁の家計では、この程度の値上げは許容範囲だということなのだろう。
日本にとっては待ちに待った「インフレ」になる。
しかし、物価が上がったのは、輸入に依存している原料などが高騰したために仕方なく値上げしているだけだ。
給与が上がらずに、物価が上がれば消費は減る。
そうすると、給与はあがるどころか下がることになる。
貧乏大国日本へ!
日本は益々貧乏な国になっていく・・・
企業が血を流さなければ、経済大国日本に戻ることはない。
しかし、自分さえ良ければという考えの経営者が多いので、社員のために血を流すことなんて絶対にしない。
「貧乏大国日本」と呼ばれる日は、そう遠くないのかもしれない。