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石川の新しい県知事

2022年3月13日 石川県県知事選挙

3人の候補者による接戦で、金沢市以外の開票が完了しても当選確実が出ないという状態だった。

23時50分の時点で開票率は85%。

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この時点で山野氏はトップの馳氏に約3.5万票の差で2人の自民党候補者に絞られたように見えた。

馳浩氏が当選

0時10分過ぎくらいだったと思うが、馳氏に当確が出てホテルの会場で結果を開票結果を待っていた選挙事務所関係者の人達は一斉に立ち上がり喜んでいた。

別室にいた馳氏も暫くすると現れて、谷本知事、岡田自民党県連会長と共に万歳をしていた。

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石川県自民党県連としては、候補者を1人に絞れずに2人となったが、自民党本部は馳氏を支持していた。

安倍派の馳氏なので、安倍氏が選挙応援に駆けつけたり、他にも小泉進次郎氏、橋本聖子さんなどが駆けつけていた。

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加賀、能登地区では山田氏が馳氏を上回る票を獲得することも多かったが、加賀、能登では不利だと言われていた馳氏に多くの票が集まったことが今回の当選に繋がったのだと思う。

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山野氏が善戦

山野氏は金沢市ではトップの約9.8万票を獲得して山田氏を抜き、更に馳氏さえも追い抜く勢いだったが、約8千票及ばず惜しくも敗れた。

山野氏は支持してくれる政党もなく、金沢市以外での知名度が無かった。

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それで、ここまで票を獲得したのは凄いと思うし、加賀、能登でもう少し票が獲得できていれば結果は変わっていたはずだ。

自分の周囲では、馳氏の評判は良くなくて、あんな奴が県知事になったら、石川は無茶苦茶になると言ってた人もいた。

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バランスよく票を獲得した馳氏

金沢市でも山田氏を推す意見が多かったが金沢市では約4万票弱しか獲得できなかったので石川県全区域で安定した票を獲得した馳氏が選ばれたのは妥当ということになるのだろう。

また、国との太いパイプを持っているのも馳氏の強みなので、県知事として頑張って欲しい。

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5人目の候補者だった、岡野晴夫氏はどのような政策なのか?テレビなどでもあまり報道されることがなかったので、声を聞いたことがない。

このため、どんな人なのか?もわからなかったが、それでも、3,011票を獲得している。

投票所別でも0票という場所はなかった。

今回は自民党県連推薦の候補が2人になってしまったので、票が分かれてしまったが、1人に絞れていれば、接戦ではなく圧勝していたように思う。

大きな政党に支持されるということは日本の選挙では重要なことなんだと改めて思い知らされた。

今回の投票率

今回の石川県知事選の投票率は61.81%で、場所によっては80%を超えているところもあった。

昨年の衆議院議員選挙の投票率が57.09%だったので、それを上回るほど注目されていたことになる。

28年ぶりに県知事が変わり、金沢市は市長選も同時に行うことになった。

自分も期日前投票で投票を済ませたが、衆議院議員選挙の時より人が多くて驚いた。

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場所によっては、駐車場に入るまでに40分くらい待たされる場合もあったようだ。

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前回の衆議院議員選挙からショッピングセンターで期日前投票が行えるようになったというのも買い物のついでに投票を済ますことができることも投票率アップに一役買っている可能性もある。

いずれにしても、選挙の投票率が高いということは政治への関心が高まっていることになるので、喜ばしいことだと思う。

選挙の投票率が高いということは政治への関心が高まっていることになるので、喜ばしいことだと思う。

しかし、金沢市野々市市だけが投票率が60%を切っているので、約半数の有権者が意思表示をしていなことになる。

金沢、野々市には近年、他県からの移住も増えているので、まだ誰に投票すれば良いのか判断できずに無投票を選択したという場合もあると思う。

今回、山野氏は金沢市長を退職しての出馬、山田氏も参議院議員を辞職して県知事選に出馬した。

山田氏は自民党県連等の役員等の職があるかと思うが、山野氏は無所属なので、今後、どうするのか?が気になる。

できることなら市長に戻って欲しいところだが、残念ながら次の金沢市長は副市長だった村山卓氏が当選している。

市長選といえば、輪島市の梶市長も引退してしまったことで、市長選が行われ、副市長だった坂口茂氏が当選した。

金沢市輪島市の方は、県知事、市長が同時に変わることになるので、どう変わるのか?という点も気になる。

新しい石川県が、これから始まる。

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