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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

石川百万石文化祭2023って何さ?

県民を置き去り

県民を置き去りにして、石川百万石文化祭なるものが、2023年10月14日から11月26日まで行われるということは報道されているが、何を目的にしたものなのか?といったことが報道されていない。

一体、石川県は何がしたいんだろうか?と疑問に思っていた。

しかも、石川県のイベントで天皇陛下がやって来るというのはただ事ではない。

待っていても、石川県からは何も情報が入って来なさそうなので、最近になって何をしようとしているのかを調べてみた。

初めての実施かと思っていたが、平成4年(1992年)にも行われていたとホームページには書かれてあった。

しかし、石川百万石文化祭なんてイベントは自分の記憶には全くない。

国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭

正式名称は、以下になり、この2つを統合した名称が、石川百万石文化祭だという。

  • 第38回国民文化祭
  • 第23回全国障害者芸術・文化祭

国民文化祭だと言ってくれれば、あぁ、昔、石川県でやったことがある、あれね。

それと一緒に障害者芸術・文化祭もやるんだなって理解しやすいのに、石川県が勝手に二つのイベントを1つにしたあげく、石川百万石文化祭などと言われた日には何それ?となってしまう。

文化庁のホームページ寄ると、国民文化祭は以下のような趣旨で行われるようだ。

  • 国民文化祭は、観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業その他の各関連分野における施策と有機的に連携しつつ、地域の文化資源等の特色を生かした文化の祭典であり、伝統芸能や文学、音楽、美術などの各種芸術、食文化などの生活文化等の活動を全国規模で発表、共演、交流する場を提供するとともに、文化により生み出される様々な価値を文化の継承、発展及び創造に活用し、一層の芸術文化の振興に寄与するものです。

【出典】国民文化祭 | 文化庁

国民文化祭は確かに遠く薄い記憶に残っているが、どんなことが行われていたのかは全く覚えていない。

主催は?

主催は、国民文化祭というくらいなので、石川県だけではなかった。

  • 文化庁厚生労働省、石川県、市町、石川県実行委員会、市町実行委員会、文化関係団体 等

しかし、国民文化祭は国民の行事であるにも関わらず「石川県」を前面に押し出しているところが何とも恥ずかしい。

石川百万石文化祭とされてしまうと、石川県の文化祭だと思ってしまい、本来の国民文化祭、障害者芸術・文化祭という内容が薄れてしまう。

本来、2つのコップに、それぞれ、国民文化祭と障害者芸術・文化祭という別のものを分けて入れなければいけないところに1つのコップに混ぜてしまったので、それぞれの良さが伝わりにくくなってしまったのではないかと心配している。

しかし何をするのかは、よくわからない。

天皇陛下が来県

2019年からは、天皇皇后両陛下御臨席とのことなので、令和天皇となって初めて石川県に天皇陛下が来県されることになる。

このため、具体的に何をするのかを書いてしまうと天皇陛下の移動ルートが必然的に見えてしまうので意図的に公開していないのかもしれない。

実際、「いしかわ百万石文化祭2023」開催に伴う交通規制のお知らせが公開されているが、10月15日~16日にかけて金沢市小松市内、北陸自動車道で一時的に、この時間帯に交通規制がされるということだけで具体的な内容は一切書かれていない。

【出典】https://www2.police.pref.ishikawa.lg.jp/topics/topics166.html

そして、規制対象区域近隣の住民には「ちらし」が配られていて書かれている内容は「拡散しないように」という一言が添えられていることからも、情報を部分的にしか公開しないのは天皇陛下のためのものと思われる。

2023年9月23日だったと思うが、北陸自動車道の金沢西インター下の8号線で警察官が片側2車線の道路の1車線を封鎖して何かしていたので、おそらく、これも天皇陛下来県おける何らかの内容だったのだろう。

名前は、国民文化祭とあるが、国と開催県だけが盛り上がっていて、国民・県民は置き去りにされている感があるので、自分とは全く関係しないことが行われるんだなぁという感じしかしない。

VIP受け入れの準備は大変

15日は朝から護送車が何台も連なって道を走っていた。

警備・護衛の警察官が乗っているのだと思うが、こんな光景を石川県で、これまで見たことがなかったので、かなり驚いた。

そして、両陛下は15日午前10時前に羽田空港に到着し特別機でご出発したとのこと。

しかし駐機場から滑走路へ移動した直後、滑走路で止まってしまった。

システムトラブルが発生したようで、急遽、機体を予備機に変えることになった。

結局、両陛下は予備機(JAL4901便)にて午前11時30分に離陸し、午後12時16分に小松空港に到着された。

本来は、宿泊先のANAクラウンプラザホテル金沢にて昼食を取られたあと開会式の会場に向かう予定だったが、1時間30分遅れの出発になり直接開会式の会場に向かうことになった。

【出典】FlightRadar24

自分も一度、VIPと呼ばれる方の送迎準備(羽田空港小松空港金沢市和倉温泉)に関わったことがあったが、その時のことをふと思い出した。

勿論、天候不良等で飛行機が運休となった場合にはどうするのか?とか、運休にならないまでも遅れた場合はどうするのか?といったことに始まり、移動中の飲み物、軽食に始まり、昼食・夕食・宿泊先の準備と、ほぼ無駄になるようなことばかりを想定して対応策を考えていた。

車から降りてくる際のレッドカーペットを用意するか?どうか?ということまで話し合っていた(笑)

これが、天皇陛下ともなると、準備に関わった方達は、自分の想像を遥かに超える大変な思いをされたことだろう。

しかも、今回のように飛行機がシステムトラブルで飛べなくなり、出発が遅れたことで開会式の時刻に間に合うのか?とハラハラしたことだろう。

宿泊先への移動時間を入れておいたのは、トラブルを想定して無駄になっても良い予定を入れておくというのは、自分達も考えていたことなので、さすがだと思った。

これから、どんなことがあるのかは、調べていないが、一部の関係者だけの祭典としか思えないので、積極的には参加することも、興味を持つこともないと思う。