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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

【ちょっと気になったこと】RIZAPは元気ですか?

RIZAPの振動マシンが賞を受賞

ネットニュースを見ていると乗るだけRIZAPという広告が目に入って来た。

どうやら、高速振動する台に乗ると同じ時間歩くよりカロリー消費をしてくれるという「振動マシン」というもので、一時期、流行していたが今はどうなのだろうか?

一世を風靡したが今は衰退してしまったような「RIZAP」と「振動マシン」が重なってしまった。

しかし、このドクターエアー3Dが、国際的に権威のある「iF Design Award 2022」を受賞したということだ。

賞自体はデザインに関する内容のようなので、機能や効果が評価されたということではなく、デザインが評価されたという感じだ。

ちなみに、2020年のグッドデザイン賞も受賞しているらしい。

振動回数 最大600回/分の上下振動に、最大10度の前後傾斜をプラス。 ブレードに不安定な動きが加わることで、下半身の筋肉を使うバランス運動ができます。脚の開き方や体重のかけ方など、負荷をかける位置を調節すれば部位別のトレーニングにも対応。

Amazonで、どれくらいの価格なのかを調べてみると、「69,300円」

どうやら、これは定価で値引きがないようだ。

ボードが前後へ傾く不安定さをプラスしたのが売りで、全身を振動に揺さぶられながらも前後のバランスキープすることで足の裏のバランス機能がより刺激され、体幹部の筋肉の運動効率向上や、姿勢改善が期待できるという。

RIZAPの今は?

一時期、著名人がRIZAPでの短期集中ダイエットを行う前と行った後のスリムになった映像を見せて効果をアピールしたCMが話題になり、一躍、RIZAPブームが起きた。

しかし、ダイエットに成功したかのように見えた著名人も、その後、暫くすると体型は元に戻ってしまい、長くは続かないことを自然と理解することになった。

それでもRIZAPが安い額で利用できるなら良いが2ヶ月で数十万円では継続出来る人は、一部の人達だけだと思う。

日本は平均年収以下の人が大半を占める国なので、大半の人は2ヶ月で数十万円を継続することはできない。

2ヶ月だけなら無理すればRIZAPを利用できても継続出来る人が少ないのは容易に想像ができる。

RIZAPの経営状況は思わしくない

RIZAPグループは2022年5月25日、資本準備金21億円のうち18億円を取り崩すと発表した。その他資本剰余金を経て、その他利益剰余金に振り替える。同社は「配当可能利益の充実を図ると同時に、財務戦略上の機動性を高める」としている。6月24日の株主総会で承認を得て、7月14日に実施する。

【出典】RIZAP、資本準備金18億円減: 日本経済新聞

RIZAPグループで上場している企業だけでも以下の6社がある。

  • REXT株式会社
  • MRKホールディングス株式会社
  • 夢展望株式会社
  • 堀田丸正株式会社
  • BRUNO株式会社
  • SDエンターテイメント株式会社

REXT株式会社(単独決算公開なし)配当公開なし

  • ゲームや書籍、衣料、雑貨を販売。3月28日に上場廃止、親会社RIZAP主導で抜本改革

MRKホールディングス(2022年3月期 利益:307百万円)配当:1円/株

  • 女性用体型補整下着、化粧品、サプリなど販売。全面委託生産。RIZAPグループの子会社

夢展望株式会社(単独決算公開なし)配当なし

  • 若年女性向け衣料EC展開。子会社にナラカミーチェジャパンや指輪宝飾店。RIZAP子会社

堀田丸正株式会社(2022年3月期 利益:-190百万円)配当なし

  • 繊維専門卸売り。強みは意匠撚糸の製造卸。丸正と堀田産業が07年合併。17年RIZAP傘下に

BRUNO株式会社(単独決算公開なし)配当:4.00円/株

  • インテリア雑貨や旅行用品等の企画、卸・小売り。直営店を展開。RIZAPグループ傘下

SDエンターテイメント株式会社(単独決算公開なし)配当なし

  • エンタメ事業を売却、フィットネス事業と保育園事業を中心に展開。RIZAPグループ

正直、どの会社も知らないし、RIZAPは、何がしたくてこれらの企業をグループに加入させたのか?がわからない。

配当が出されている企業は6社中2社のみ(内1社は公開なし)

配当がないということは利益が出ていないのだろう。

事業拡大が経営を悪化?

RIZAPは、本業だけでは、いずれ経営が成り立たないと考えて、今後、成長が期待できそうな企業を傘下に収めていったのかもしれない。

しかし、多くの場合、本業以外に手を出して失敗するのが世の常だと思う。

なぜか?といえば得意分野以外に手を出すためだ。

得意分野に関しては企業を見る目は持っていても、そうでない分野では企業を見る目ができていないので、よく見えない状態で決定してしまうため、見誤ってしまう可能性が高いからだ。

本業に専念するといっても、RIZAPの「短期集中ダイエット」というビジネスモデルは短期集中後は、元に戻ってしまうんだということで信頼を失っているように思う。

そんなRIZAPが今後も需要があるのか?と言えば、難しいと思うが、継続できるような仕組みができれば、話は変わって来る。

継続するためには価格を下げてくれないと厳しいと思うのでRIZAPが今の仕組みに見切りをつけて新しい仕組みが作れるか?どうか?が重要だと思う。