ごはんの冷凍保存
つい、この間まで、ごはんの冷凍保存なんて、なぜするんだろうか?と思っていた。
作りすぎたら勿体ないから冷凍保存しているくらいにしか考えていなかった。
家では、米をあまり食べなかったので余るほど炊くことがないので冷凍保存したことがなかった。
それでも、なぜか家にはジップロックの「ごはん保存容器」があった。
勿論、開封されていない状態のものだ。
- 容器側面の溝を、電子レンジ加熱時に発生するスチームが通り、ムラなく加熱できます。
- フタの中央部分を押すとパチンと閉まって、しっかり密封します。
- 容器の底面は細かな凹凸形状で、加熱時の余分な水分が溝に落ち、ごはんがべたつきません。
- 本体、フタとも耐熱温度は140℃、耐冷温度は-20℃で、食品の冷凍保存からフタごと電子レンジ加熱※までできます。※フタを閉めずにずらしてお使いください。
- 商品サイズ (幅×奥行×高さ) :118mm×157mm×60mm
どうやら、食べきれなかった食材を入れるのにちょうど良い大きさだと思って買った。
しかし、いざ使おうと思ってパッケージを見ると「ごはん保存容器」だったことに気づいて、そのまま放置されたようだ。
保存ごはんといえば、スーパーなどで販売されているパックごはんがある。
時間と手間をかけて、ごはんを炊かなくて済むし後片付けも楽だ。
しかし、それでも炊きたてのご飯と比べると格段に味は劣る。
だから冷凍ご飯も同じレベルだろうから手間暇かけて冷凍保存して、更に解凍加熱して食べるなら、パックご飯を買った方が良いのでは?と考えていた。
炊飯器の保温時間
先日、自分で、ご飯を炊いた時に、使い方は見ておいた方が良いと考えて炊飯器の取説を見ていた。
保温は12時間まで?
考えてもいなかった。
数日間は保温してくれるものだと思っていた。
しかし、12時間までだったとは・・・
保温は12時間までだと1日も持たない。
せいぜい、夜に炊いて次の朝まで持つかどうか?というとこだ。
これだと毎日、ご飯を炊かないといけなくなる。
しかし、ご飯を炊く工程は個々は苦にならないが、たくさんあるので、毎日炊こうとすると流石に面倒な気持ちになる。
休日にまとめて炊いて冷凍保存しておいてレンジで加熱するだけで美味しく食べられるなら、こんな良いことはない。
炊飯器のメニューにも冷凍用
更に取説を見ていくと、炊飯器の操作パネルに「冷凍用」というメニューがあることに気づいた。
取説によると、冷凍保存したご飯が、レンジで加熱した時にベタついたり、パサパサしないように美味しい状態が保たれるようにしてくれるらしい。
つまり、これは冷凍保存用に、最適な炊き方をしてくれるメニューになる。
これは、せっかく手間暇かけて炊飯を行って、それを全部冷凍保存するというのか?
まさか、冷凍ご飯というのはレンジでチンするだけで、炊き立てのようなご飯になるというのだろうか?
ジップロップの「ごはん保存容器」とは?
次に、ジップロックの「ごはん保存容器」を確認してみた。
内容量は290mlなのに「ご飯一膳分」と書かれてあったので最初、違和感を感じたが、ご飯は隙間なく容器に入るわけではないので体積だと、ご飯1膳は290mlということなのだろう。
後日、スーパーやドラッグストア等で探してみたが、どこでも普通に販売されている。
しかも1セット(2個入)270円程度と凄く安価だった。
基本知識は頭に入ったと思ったので、炊飯器の残っているご飯を、ごはん保存容器に移した。
内側の線を超えないように入れれば良いということなので、その通りにしたが、どうしても多少は超えてしまうところがある。
超えない部分も同じ程度あるので、相殺すれば同じだろうと考えてザックリと入れた。
最後に蓋をして中央部分を押すと書かれてある通りにパチンと閉まった。
「あら熱」を取ってからと書かれてあるので、手で触れてみた。
触れない程ではないが、まだ熱いかな?と感じだったので、炊飯器の清掃等を行う間、放置した。
まだ、少し温い感じはしたが、熱とは言えないと判断して冷凍室に入れた。
重ねて入れられるのが便利だ。
3日後、朝ごはんで冷凍ご飯を使ってみようと考えた。
冷凍室から取り出すと容器を持っただけでカチンカチンの状態だということがわかった。
これは容器の蓋を取るのが大変かもしれないと思ったが、さすがジップロックの容器で蓋と容器の密着部分は凍っておらず、意外と簡単に開けることができた。
蓋の角の1か所だけがめくり易いように先が尖っているので、凍っていても、そこから簡単に開けられた。
そして、電子レンジで3分加熱した。
結果は?
レンジから取り出して、まず一口食べてみた。
正直、炊き立てとまでは言えないが、パックご飯よりははるかに美味しかった。
冷凍なのでご飯が水っぽくなって柔らかい感じになるのかと思ったが、そんなに酷くはない。
ごはん保存容器に書かれてあった「容器の底面は細かな凹凸形状で、加熱時の余分な水分が溝に落ち、ごはんがべたつきません。」という内容が実感できた。
容器の底面の溝には確かに水が若干残っていて、上手く作ったものだ。
世の中はなんと、便利になったんだ・・・と感動した(笑)
今回は、炊飯器の冷凍用で炊いたわけではないが、冷凍用だったら、炊き立てと変わりないのだろうか?
冷凍ご飯が今後、更に進化していき、いつかは炊き立てと同じになる日も近いのかもしれない。