購入したタンブラーの欠点
以前に、サーモスの真空断熱タンブラーを購入した時のことを書きました。
氷は気温が高くなるに連れて溶けるスピードは速くはなってしまったので、氷を入れることはしなくなりましたが、それでも冷やした飲み物をそのまま注いでおけば飲み終えるまでは十分に冷えています。
何より、結露が全くなく、何よりタンブラーを持った時の触感というのが何ともよく心地良いので朝、飲み物を飲む際には、欠かせないものになっています。
衝動買いで買ってしまったこともあり、失敗したと感じたことが一つだけあります。
それは、中身が上からしか見えないのです。
僕が購入したものは、マットブラックなので透明じゃないんですよね。
このため、飲み物を注いだ時に、美味しそうとか、氷と飲み物が混ざった時の清涼感が感じられないんです。
実用面で言うと、どれくらい残っているか?確認しにくいということもあるのですが、何より、飲み物や氷をタンブラーに注いだ時の見た目がわからない点が凄く残念でした。
まぁ朝は喉が渇いていているので見た目を楽しむといったことまでは、しないので今後も、サーモスの真空タンブラーを使っていきたいと思います。
繰り返しになりますが、タンブラーを持った時の触感が心地いいんです。
透明なものを再検索
ということで、Amazonで「サーモス タンブラー 透明」で検索してみますが、ヒットしません。
代わりに、「ダブルウォールグラス」という他メーカーのものが多く表示されています。
2重壁のグラス?なるほど、ガラスでサーモスのように二重構造にして真空構造を実現したのだと、その時は考えました。
グラスなら透明で更に真空構造であれば、水滴もつかず、飲み物も冷えたまま維持してくれる。
そう考えて、ダブルウォールグラスで再検索しました。
KINTO、MX、BODUM、IWAKI、TINKSKY、Zwilling、Ferranoと色々なメーカーがヒットしました。
聞いたことのないメーカー名ばかりで、正直、どれを選べばよいのだろう?って感じです。
グラスには持ち手はない
見ていて感じたのが、「グラス」と表記されているのに、「持ち手」がついているものは、おかしいと思いました。
「グラス」というのは透明な円筒形の「持ち手」のない容器だと僕は考えています。
ワイングラスには持ち手があると言う人もいるかもしれませんが、ワイングラスの持ち手だと思われている部分は「ステム」、植物で言う幹に相当します。
グラスを立てる脚に相当するもので持ち手ではありません。
そもそも、ステムを持って飲むというのが日本では常識のように言われているので、ステム=持ち手だと思う方がいるのです。
グラスのボウル部分を持つとワインの温度が変わるとか、見た目が良くないということから日本ではずっとステムを持つのがマナーのように言われています。
そんなことを言ってると持ち手のないグラスは持つところがなく飲めないことになってしまいます。
ステムを持って飲むと不安定で、パーティなど人が沢山いる場だと零したりして他の方に迷惑をかける可能性が高くなります。
西洋の文化は人様に迷惑をかけることを嫌いますので、ワイングラスを回す時でも自分に向けて回すのがマナーになっています。
しかし、ステムを全く使用しないかと言うと、ソムリエがテイスティング時にはステムを持ちますし、ワインの香りを楽しむためにグラスを回す時にはステムを持ちます。
ボウルの部分を持つのは、ワイングラスを持つときに安定させるという目的と共に、ボウルの部分でワインの温度を手で感じるという目的もあるんです。
僕は、ガラス製の容器に持ち手がついているものをグラスと表記しているメーカーは、基本的に信用しません。
食器を作っているのに、食器の用語を理解していないことになるからです。
このため、持ち手がついてて「グラス」と表記しているメーカーは除外しました。
逆に、グラスなのに、カップ(持ち手のついたもの)と表記しているメーカーも除外しました。
※そんな細かいことを言うなら、最初から衝動買いなんてするなって言われると思いますが、その通りだと思います・・・
bodum
そんな風に見ていると、「Make Taste Not Waste(無駄を作らない、美しさを作る)という言葉が目に入ってきました。
bodumというデンマークのコペンハーゲンで設立された会社です。
その後、スイスに拠点を移し現在に至るようです。
bodumのデザインポリシーは、ずっと変わっていないそうです。
- 無駄な装飾を一切省いたシンプルで効率的、機能的なデザインを提供すること。リーズナブルを実現するため、素材選びにも徹底的にこだわり、毎日使うのに便利でモダンな商品を提供すること。
使い捨てではなく、何年にも渡って使用できる飽きのこない商品を提供すること。
実際の商品を見れば、これが真実かどうかは、わかることなので、bodumを試してみようと思いました。
まだ、商品も見ていないのですが、今まで知らなかった会社でもポリシーに共感すると、つい買ってみたくなるんですよね。
商品のデザインや機能から使ってみたいと思うこともあるのですが、会社を見て、この会社の商品を使ってみたいということも、あるんですよね(笑)
bodumの350mlのダブルウォールグラスを探してみました。
見つかったのは、BODUM ボダム PAVINA パヴィーナ ダブルウォール グラス 350ml 2個セット。
Amazon価格で、約2700円。
デザインポリシーに書かれてあった通り、リーズナブルです。
グラスに注ぐと、飲み物が浮き上がっているような感じでデザインもシンプルです。
bodoumのこだわり
もう少し、どんな商品なのか確認したかったので、bodumのサイトを確認してみました。
熟練された職人による吹きガラス製法で、ひとつずつ作られたボダム ダブルウォールグラスは、耐熱ガラスの二重構造で、温かい飲みものは温かく、冷たい飲みものは冷たいまま、飲みもののおいしさを持続させる、保温性、保冷性に優れたグラスです。
また、冷たい飲みものを入れても結露しにくく、温かい飲みものを入れても熱くて持てないということがありません。飲みものが宙に浮いて見えるユニークなデザインも特徴でドリンクのグラスとしてもお料理の器としても、多種多様にご使用いただくことができます。・電子レンジ使用可能
・オーブン使用可能
・食器洗い乾燥機使用可能
・冷凍庫使用可能【ボダム ダブルウォールグラスが電子レンジ、オーブンに使える理由】
耐熱ガラス製のボダム ダブルウォールグラスは、電子レンジや オーブンで使用することができます。なぜなら、グラスの底についている耐水性のシリコンベント(特許取得)が、空気のみを透過させ外気圧と二重グラス内の気圧を一定に保つからです。
シリコンベントは水の浸入を防ぐ役割もありますので、剥がさずにお使いください。
1個1400円程度のグラスが、手作りだとは思っていませんでした。
それ以上に驚いたのが、食洗器だけではなく、電子レンジ、オーブン、冷凍庫でも使用可能だということです。
確か、僕が購入したサーモス製のタンブラーは食洗器、IH、ガスコンロはOKでしたが電子レンジはNG、オーブン、冷凍庫は書かれていませんでしたが、書かれていないということは、不可ということでしょう。
電子レンジやオーブンでも使える理由が、耐熱ガラスでグラスの底にあるシリコンベントに秘密があるということですが、空気のみを透過させるということは、ダブルウォールガラスの内側は真空ではなく、空気の層ということになります。
サーモスが真空に対して、budomは空気。
どう違うのか興味が出てきました。
ということで、購入してみました。
購入した結果については、別の記事として書きます。