2022年5月11日 は色んなことが起きて、精神的にかなり辛かった。
昼休みにテレビを見ていると、上島竜兵さんの訃報が伝えられた。
突然のことで驚いた。
年齢はまだ、61歳。
還暦が終わったばかりだ。
なぜ、このような選択をしたのかは、自分にはわからない。
6日前には俳優の渡辺裕之さんが、縊死していたという訃報が伝えられていたが、上島さんもこの訃報を知っていたのだろうか?
こうした訃報が続くと、どうしても「連鎖」を考えてしまう。
もちろん、渡辺さんの訃報だけではなく、上島さんが師匠として仰いでいた「志村けんさん」の2020年3月29日の訃報が一番大きかったのではないかと思う。
最近、自分がテレビを見なくなっていることもあり、上島さんの姿を見る機会は減っていて、1年以上見ていない。
自分が見ていないだけで、仕事が無くなったというわけではなく、テレビ番組、ドラマ、イベントと活躍されていたようだ。
特に俳優業では多くのドラマや映画に出演されている。
2022年の春ドラマだけでも、以下の3本のドラマに出演している。
- 恋に無駄口
- やんごとなき一族
- 家政夫のミタゾノ
2022年5月16日もゲスト出演していたABCテレビの「なるみ・岡村の過ぎるTV」は、今回の訃報により放送を差し替えることが決まっている。
しかし、ダチョウ倶楽部の「芸」は「密な芸」と言えるので、コロナの影響で、時代に合わなくなってきたといったことをイベントで自虐ネタとして話していたというので、ダチョウ倶楽部のこと、自分自身の将来のことも心配していたのだろう。
今回、上島さんの記事を色々見ていて、ダチョウ倶楽部の名前の由来が、ダチョウ倶楽部の「ネタ」になっていることを知った。
- 東京で売れている芸人はたけしさん、とんねるず、所ジョージ、タモリさんとすべて頭のイニシャルが『T』。爆風スランプが売れていて、濁音がつくといいというのでダチョウになり、おニャン子クラブが人気があったので、『ダチョウ倶楽部』になった。でも、ダチョウは『D』だと1年後に気づいた。ドリフターズが『D』だと気を取り直したら、ドリフはザ・ドリフターズでやっぱり『T』だった」と笑わせた。
【出典】ダチョウ倶楽部の命名由来「T」あやかったが「D」 - 芸能 : 日刊スポーツ
タに「点々」を付加してもローマ字では「T」だと思っていたが実は「D」だった。
しかし、ドリフターズも同じ「Ð」だと気を取り直したが、実は、「Theドリフターズ」なので、やはりTだった。
何ともダチョウ倶楽
らしいエピソードだと思った。
悩んでいた上島さん
テレビでは、口が軽そうなキャラクターに見えてしまうが、実際は、あれこれ口にする人ではなく、肝心なことでさえ黙っているようなタイプだと思う。
「お笑いの人」の中には表(おもて)では明るく振舞っているが、その裏側には、色んな思いや苦労があるんだろうなぁというものを感じる。
遺族のトラウマ
同時に、こういった形の訃報を聞くと、どうしても遺族のことが気になる。
上島さんを発見した時の遺族の方は、顔色が変わるくらい驚いたのではないだろうか?
そして、その時の光景は一生目に焼き付くことになる。
家に戻る都度、嫌でも、光景が目に浮かんでくる・・・
眠ろうとしても眠れるものじゃない。
ちょっとした、物音にさえビクッとする。
発見した現場には、暫くは行けないし、何年経っても行くのに躊躇する。
身内だからと言って大丈夫なはずがない。
上島さんが行った行為は身内に対してトラウマを生じさせたことになる。
目は口ほどに物を言う
上島さんの目が、いつからか、どこか悲しげで、笑っていても、心から笑っているようには見えなくなっていた。
人というのは「目」を見ると裏側が映し出されていると思っている。
そう、「目は口ほどに物を言う」ってことだ。
言葉だと付け焼刃で何とでも言えるが、目だけは付け焼刃で何とでもなるものではなく、日頃の積み重ねが目に出てきてしまう。
特に、落語家さんは目に顕著に表れている。
日頃の努力・我慢・苦労といったことが重なった結果、どうしても厳しい性格になるためか、それが目に出てしまうので目が厳しくなる。
アイドル、番組オーデションといった時に、どうしてこの人が選ばれたのだろうか?と感じる時がある。
勿論、感じたままの結果になることもあるが、何年か経つと、あの時の人が、こんなに華があるようになったのか?と思うことがある。
そんな時は、よく数年先の姿を見抜けるものだなと驚いていた。
何度かそんなことがあると、何か秘訣があるはずだと、当時の映像や写真を見ていた。
最初は何度見ても理解できる要素は見つからなかった。
森を見て木を見ず
自分は仕事柄か、性格なのかはわからなくなってしまったが、全体を見てしまう癖がある。
「木を見て森を見ず」という言葉があるが、もしかして「森を見て木を見ず」だったのかもしれないと部分的に見るようにしてみた。
すると共通点が見つかった。
それが「目」で目に光を感じる人が選ばれていることに気付いた。
全体を見ても魅力が感じられないが、目だけを見ると印象が変わる人がいる。
これは、男女を問わない。
それ以来、人を見る時には「目」だけを見るようになった。
しかし、世の中は、そんなに単純なものではない。
「目」だけで人の評価が決まることなんてない。
芸能人と呼ばれている人の中には、「目」だけだと光も何もないような人は少なくない。
それでもテレビ番組に引っ張りだこの人もいる。
これは、どういうことなのだろうか?
世の中には「目」が輝いているとか、そんなことはどうでもいいって人もいるってことだと思う。
宝くじと同じで、当たるか?当たらないか?
目なんてどうでもいいってこと?(笑)