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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

久々に笑った動画

Youtubeの動画を見て、久々に笑った。

何を見たのかというと、オリエンタルラジオ中田敦彦さんがあげた「【松本人志氏への提言】審査員という権力」というタイトルの動画。


www.youtube.com

笑うような動画?と思われるかもしれないが、もう少し、内容を読んでもらえると理解して頂けるのではないかと・・・(笑)

審査委員長は、松本さんの独占状態?

ダウンタウンの松本さんが、専門である、漫才以外のコント、漫談、大喜利といった分野の新しい芸人を発掘する趣旨のお笑いグランプリ系の審査委員長を長年勤めているが、未だかって松本さんを超える芸人を発掘できていないのは、現在は、松本さん1人の価値基準で全てのグランプリの審査をしているようなもので、基準から外れたものは、可能性があっても全て、こぼれ落ることになる。

だから、審査委員長として出演するのは、業界のことを考えて、M1グランプリだけにしてくださいという提言をする内容。

43分くらいの動画だったが、最初の20分くらいは、芸能人なら泣く子も黙る松本人志に提言するということからか、かなり言葉を選びながら手探り状態で話しているのが伝わってきた。提言するならズバッと言って欲しかったが、言って良いのかどうか躊躇しているところが正直、見ていて面白くなかった。

それが、20分を過ぎた頃から徐々にエンジンが温まってきたのか、躊躇することなく話すようになってきた。

松本さんの映画を面白いか、面白くないか?って誰も言わないんだよ芸人が。

絶対松本さんの映画見てるんだよ。

なのに、それが面白かったか面白くなかったかを全員が押し黙ったように口をつぐんでいるんだよ。

そういうことがあるのよ。世界には。

中田さんの嬉しそうな顔をして語っている。

思わず、「何を言ってんだよ!」とツッコミを入れながら笑っていた。

ここまでは、松本さんのことだけだったが、それを言ったら松本さん以外の芸人さんまで敵に回すことになると思った。

「松本さんの映画は面白くなかった」この一言も言うのか?と期待していたがさすがに、それは言わなかった。

松本さんの大日本人

松本さんは映画を過去に何本か、作っている。

その中で、自分が真っ先に思い出すのは監督としてのデビュー作で、構想に5年の歳月を費やして、松本さんが主演と脚本も務め、日本の人たちに笑ってもらうために作りましたと語った「大日本人

ダウンタウンの松本さんの映画だということで、かなり話題にもなった。

主人公は、巨大化できる日本人「大日本人」の家系のおじさん。

貴重な「大日本人」系の人をバスの中でインタービューしているところから映画は始まる。

笑いとは無縁な感じの始まりだった。

後ろの窓ガラスが割れる「ガチャン!」という音が鳴り響いた。

ビクッとした。

しかし、何事ものなかったかのようにインタビューは続いている。

思いっきり、窓ガラスが割れたのに何事もなかったかのように続くシーンが2回あった。

ここは、笑うところなのだろうか?

だとしたら、自分には笑えない・・・

この映画を見て、面白いと思った人がどれくらいいるだろうか?

自分は途中で見るのが嫌になって10分程度で見るのを放棄した。

芸人が誰も感想を言わないというのは、自分と同じで途中で見るのを放棄したからだと思っている。

最後まで見ていないのにお世辞で、「面白かった」などと答えて、「どこが面白かったですか?」などと質問されたらどうなるだろうか?

答えられるはずがない(笑)

だからといって、正直に「面白くなかったから途中で見るのを止めた」などとは死んでも言えない。

もう、黙っているしかない、あの映画のことに触れてはいけない。

芸人なら誰しもそう思ったはず。

大日本人」を見たら、松本さんの次の映画を見ようとは思わないだろう。

松本さんは、他にも、「さや侍」「R100」「しんぼる」といった映画を製作しているが、上映後は、大きな話題にはならなかった。

そして自分は、「大日本人」を10分程度見て松本さんを見る目が変わった。

プロでなければわからない「笑い」?

わざと、わかりにくい映画にして自分が制作した映画の評価を良くしようとする人がいる。

よくわからない映画にしてしまえば、例えば「この映画の笑いは、プロのお笑い芸人にしかわからない」などと言えるようになる。

そうすると、面白くなかったのは、自分がお笑いの素人だからだ・・・と映画が面白くなかったわけではない・・・

プロのお笑い芸人しか、笑えないような笑いなんて、どこに需要があるのだろうか?

知識や経験を積まないと笑えないような笑いなんて必要ないと思う。

松本さんが、M1だったと思うが、「笑い飯」はプロを笑わせる漫才師だと言ってた時があった。

それは、松本さんが、「笑い飯」を推しているのに、決勝までは進むが、優勝には至らなかったからだと思っている。

自分が推している「笑い飯」はプロの芸人が面白いと思う芸人で、素人にはわからないということを伝えたかったのだろう。

プロの芸人が面白いと思っても、素人に伝わらなければ意味がない。

M1グランプリなどに松本さんが審査委員長として出演しているのは、漫才の実力を買われてというよりも、客寄せパンダだと思っている。

この動画を見ていて、ネットでは批判的な意見が目立つが、自分は、大枠としては間違ってないように感じた。

松本さんが、面白いというか、言わないかで新人のキャリアが変わる。

プロにしかわからないような笑いを選ばれても、映画「大日本人」と同じ結果になる。

しかし、松本さんから認められたことがない、オリエンタルラジオは、「武勇伝」と「パーフェクトヒューマン」で一世を風靡している。

「パーフェクトヒューマン」では紅白歌合戦にも出演している。

松本さんには評価されなくても、世間が評価してくれた結果だと思う。

何より、自分は、松本さんの「大日本人」では全く笑えなかったが、中田さんの「この動画」では、思わず笑ってしまった。

中田さんの本気

中田さん、今回の動画は収益化しないと話していた。

それは、単に注目を集めて再生回数を伸ばすことが目的だと思われたくなかったから。

そして、動画の最後に以下の言葉で締めくくっていた。

  • この後、私がどんな目にあうのかお楽しみに。