芸能活動再開でも問題
不倫騒動から2020年6月20日から芸能活動を自粛していた人が、チバテレの「白黒アンジャッシュ」で芸能活動を再開した。
一度、問題が出ると、何かにつけて問題が起きるもので、活動再開の時にも一悶着があった。
2022年2月5日にチバテレの「白黒アンジャッシュ」で活動再開すると所属事務所が発表している。
一部メディアが発表前日に、いち早く報道してしまった。
其の件で、別のメディアがチバテレに取材すると、「そのようなお話はありません」と否定していた。
否定した翌日に正式発表が行われたことで「チバテレ」は「嘘つき」のレッテルを貼られることになった。
信用第一のテレビ局が「嘘つき」と呼ばれてしまえば、信用を失うことになる。
しかし、「チバテレ」にすれば、「所属事務所」がいつ発表するのかは知っていたはずなので、発表前の情報を取材されたからと簡単に「はい、そうです」と答えられるはずはないので「チバテレ」の対応は適切なものだと思う。
後に週刊誌がこのことについてチバテレに取材しており、取材を受けた部署は活動再開のことを知らずに勝手にコメントしてしまったと答えているが、では知っていたら事務所が発表する前に答えていたのか?と心配になってしまった。
スポンサーが承諾
地方局の制作番組であっても、スポンサーは存在するはずなので、よくスポンサーが承諾許したものだ。
自粛のまま引退を求められているような芸能人が活動再開するとなれば、意に反する者は本人だけではなく、そのスポンサーにも苦情を伝えてくることは容易に想像できる。
それにも関わらず、出演を承諾した寛大なスポンサーが、どこなのかが気になった。
番組内で「提供」の案内と会社名が表示されていた。
チバテレの番組なので地元企業だろうと予想していたが、実際に調べてみると少し違っていた。
地元以外にも支社があった。
そしてその会社は全国展開のフランチャイズに加盟していた。
フランチャイズのCMは石川県でも毎日のように流れているので自分も見たことがある。
昨年、地元の支社を一つ閉店しているので業績は思わしくないことが予想できる。
業種的には、これからのシーズンに大きな需要があるので、話題になるタイミングとしてはベストだと思う。
すると、炎上でも何でも構わないので名前を取り上げてもらえれば、会社を検索してくれる人が増えて興味を持つ人が増えてくれれば業績に繋がると考えたという仮説も立てられる。
活動再開を面白く思わない人達は予想通り「スポンサー企業」に抗議をしているというが、これが思惑通りなのかもしれない。
TOKYO MXは放送を終了
白黒アンジャッシュは、チバテレ制作番組ではあるが、全国13のネット局で放送している。
その中には、東京の「TOKYO MX」も含まれていたが、2022年2月24日で「白黒アンジャッシュ」の放送を終了してしまった。
これは、芸能活動を再開した最初の回の放送を避けるためのものだと思われる。
MXが最後に放送したのは芸能活動再開直前の回の放送分だった。
自粛してから1年半以上が経過しているが、世間では今でも活動再開を認めたくない者が多いということになる。
チバテレの2022年3月1日放送分の予告では出演者の変更はなさそうなので、このまま継続するようだ。(2022年2月27日時点)
新しいアンジャッシュの可能性
アンジャッシュの2人について話したいので、ここからは、活動を再開した方をW、もう1人をKと呼ぶことにしたい。
白黒アンジャッシュを見てみると終始下向き加減のWに対して意気揚々としているKという感じで番組は進行していた。
1日で2回分の収録を行ったということだ。(2月15日と2月22日放送分)
今まではWが説明してKが頷いているという図式が今はKが説明してWが頷いている図式に変わっていた。
時折、Kが行う稚拙な説明の時にWが自粛前にKに対して見せていた見下すような笑顔が若干感じられた。
同じ日の収録ではあっても、2月15日放送分より2回目の2月22日放送分の方がKのマウントの取り方がエスカレートしていた。
2回目では2人の立ち位置について触れた。
これまで、Kが向かって左、Wが右だった。
これからはKが中心で番組ゲストとやり取りする。
ゲストが出てくれば上座である向かって右側に位置する。
アンジャッシュの2人は反対側の左側になる。
このため、現在の立ち位置では、W越しにゲストと話さないといけないので不都合だという。
仮にゲストを下座にすると立ち位置は同じでも大丈夫だが今度はWが1番の上座になってしまう。それでは批判を浴びることになるので立ち位置を変えることにしたとのこと。
しかし、ゲストが自分より後輩であれば、それでも良いのかもしれないが、先輩の場合だと失礼になるので、上座を変えるというのは論外だと思う。
Kの稚拙な内容のトークに苦笑いしているWの表情が意外と可笑しくて、つい何度か笑ってしまった。
Wの表情が当然今は暗いので、これが時間と共に前のように戻ってくれば、案外、K主導のアンジャッシュというのも面白いのかもしれない。
漫才で言えば、ボケとツッコミが変わることを意味する。
Wは現在は、うつむき加減ではいるが、時間と共に以前の苦手な感じに戻っていくように思う。
復帰できてしまえば、暫く我慢していれば、実力は自分の方が上なので以前の状態に戻れると考えているように白黒アンジャッシュを見ていて感じた。
本当に反省し、家族や周囲への感謝しているという言葉が本心なら新しいアンジャッシュを不本意であっても続けることができるはず。
それでも、新しいアンジャッシュが受け入れられる保証はない。
稚拙なトークに可能性を感じる一面を感じたので、苦手なアンジャッシュではあるが、今後に期待してみたい。