2022年冬ドラマは気になる俳優さん、女優さんが多く出演しているので、個人の感想を書いてみたいと思う。
「DCU」日曜日21時
阿部寛さんが出演するドラマは面白いという神話が初めて崩れたドラマが「DCU」になってしまった。
「DCU」というのは、ドラマの中で、海上保安庁に新設された水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団のことで、Deep Crime Unitの略称になる。
あれ?これって、日本沈没の前に放送されていた鈴木 亮平さんが主演した「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」に似てるのでは?と思いつつも、1話は何とか最後まで見た。
阿部寛さんとは相性が良いので、多少、脚本が面白くなくても阿部さんが出演しているだけで面白いと思える自信があった。
しかし、今回は、面白くなかった・・・
野球で例えると、いつもは的を絞らせてくれるのに今回は的が絞れず1回もバットを振ることなく三球三振で終わったという感じだった。
それでも、平均視聴率が15%越えというのだから、あの「球」に手が出せる人もいるんだなぁと思った。
「ミステリと言う勿れ」月曜日21時
菅田将暉さん主演のドラマということで、こちらは苦手意識が強い相手だったので、バッターボックスに気持ちさえなかった。
投手は勝負したくない打者に対して「敬遠」を行えるが、打者は、勝負したくない投手に対して「敬遠」のような意思表示はなく、黙って打席に立っていることしかできない。
そんな感じのドラマだったので、最初から見るつもりがなかった。
しかし、先日、書店でマルクスの「自省録」の内容がドラマでも登場するということが書かれてあり、どんなドラマなのかと気になった。
「自省録」というのは「困難に直面したとき、人はどう生きるべきか」というテーマについて書かれた本で欧米の著名な政治家たちが座右の書にあげるという本になる。
日本の政治家の場合は「自助論」の方を好む人が多いのではないだろうか?
放送が開始されてから随分と経っているはずなので、自宅の「全録」にもさすがに第1話は残っていないだろうと考えて、「Tver」で確認してみた。
第4話が公開中で、4話から見てもストーリーについていけるかな?と考えていると下の方に、「【ダイジェスト】ミステリと言う勿れ」およそ3分でおさらいできちゃう初級編!というものが公開されていた。
3分でおさらいできちゃうのか?
ということで、早速クリックして見てみた。
結果は、やはり、苦手だわ、この人という感じに仕上がっていた。(笑)
わけ知り顔で観察した結果や推測を淡々と話す主人公のキャラクターも苦手な感じだった。
苦手な俳優さんが苦手なキャラを演じる、これ以上の苦手はない。
こちらも平均視聴率は13%を超えていて好調のようだ。
「ドクターホワイト」月曜日10時
石川県出身の浜辺美波さんがフジテレビで初の主演を務める医療ミステリードラマ。
彼女の凄いとこは役を演じ分けるとこ。
キムタクは、全ての役がキムタクという酷い評価をする人がいるが、キムタクは役により、微妙ではあっても演じ分けている点が凄い。
普通の人なら同じにしか見えないし、へたに演じ分けようとすれば幼児の学芸会レベルになってしまうはずだ。
浜辺さんの場合は、別人が演じていると思えるほどに違っていた。
過去形としたのは最近の彼女は、なぜか「浜辺美波」になってしまっている。昨年公開された「賭ケグルイ」劇場版の蛇喰夢子も「浜辺美波」だった。
今回のドラマも「浜辺美波」になっている。
何か、あったのだろうか?
ドラマのストーリーも医療ミステリーというより、普通のミステリーだった。
しかし、今期のドラマでは唯一、1話から最新話まで見ているものになる。
気楽に見れるドラマというのが今の自分が求めているものなので、合致したのだと思う。
全盛期の「浜辺美波」だったら、間違いなく、繰り返し何度も見ていたドラマになっていたように思う。
「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」水曜日10時
スタートアップ企業の社長秘書を務めていた主人公が、新規事業の企画書を提出したところ、カリスマ社長に認められて子会社の社長に任命されて、右往左往しながら成長を遂げていくというストーリーになる。
このドラマは、「松田翔太」さんと「志尊淳」さんの共演が見たかった。
ライアーゲームで「松田翔太」さんが演じた、天才詐欺師、秋山深一が今でも忘れられない。
36歳にも関わらず、彼の存在感は、やはり父親()松田優作ゆずりなのだろうか?と思ってしまう。
主演の「高畑充希」さんと「菅田将暉」さんが自分の中では被ってしまい、菅田さんに苦手意識を持ってしまっているので、高畑さんにも正直、苦手意識がある。
特にこのドラマでは高畑さんの苦手な面が前面に押し出さられているので辛い。
高畑さんが演じる主人公の強みが正直、伝わってこないし、主人公が成長しているようにも感じないが、松田翔太さんが見たいだけで2週間遅れのペースで何となく見ている。
「きみはペット」を見て以来、志尊淳さんには注目していたが、今回の役どころには合っていない感じがする。
それは役のせいではなく彼の実力不足だと言われたら、そうかもしれない。
「となりのチカラ」木曜日9時
松本潤さんも得意な俳優さんで「99.9-刑事専門弁護士-」が特に好きだ。
2021年年末には、「99.9 -刑事専門弁護士- 完全新作SP新たな出会い篇~映画公開前夜祭~」が放送された。
見るまでもなく「面白いに決まってる」という感じだったので、本当に見ないで満足してしまって気付いたら正月も3日になっていた。
公開後、5日後にようやく見たが、冷めることなく面白かった。
残念だったのはシーズン1と2のヒロイン的役割を務めた2人が登場しなかったこと。
正月映画には登場する感じだったので、ドラマにも少しくらいは登場するかと期待していたが残念な結果に終わった。
映画版も好調そうで何より。
できれば、見に行きたかったが年末年始はコロナ感染が落ち着いていたが、こういう時が危険だと考えて映画館には足を運ばずに我慢している。
そうこうしている間に石川県にも蔓延防止重点措置が発令されてしまいオンライン化を待つことになりそうだ。
「となりのチカラ」も緩そうな感じのドラマだったので期待していたが、「ぬるい」感じに仕上がっていたので中途半端感が強くなっていたので、途中で見るのを止めてしまったので、ストーリーはよく知らない(笑)
「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」
黒木華さんは「重版出来!」で初めて見て以来、この方が出演するとつい見たくなる、阿部寛さんと同じタイプの女優さんだ。
大手出版社で経理を担当していた主人公と謎の関係にある執行役員に指示されてニュースサイトの立て直しを命じられ、月間50万PV程度のニュースサイトを月間5000万PVにまでニュースサイトのメンバーと共に伸ばそうというストーリー。
多分、黒木さんが出演していなければ、第1話で見るのを止めていた。
いや、そもそも、このドラマは見ていなかったように思う。
このドラマ、黒木さん以外にキーになってくれる俳優、女優が存在しないのが残念。
特に女優さんが足りないので、「広瀬アリス」さんを編集部に採用して欲しかった。
毎週、見ているのは「ホワイトドクター」だけで、他の2つのドラマ(ムチャブリ!とゴシップ) は何週間か遅れて見ている状態なので、その内、見るのをやめる可能性もあるが、個人的には平均点以上のドラマが多いのではないかと思う。