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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

他愛もない話(マンガでわからない本)

他愛もない話について

  • 気楽に書きますので、気楽に読んでください。
  • あまり役に立たない内容になるかと思います。
  • 特に何かを決めて書いているわけではなく、書いている内に、横道にそれたりするかもしれないので、最後はどんな話になっているのかわかりません。
  • 僕の主観や記憶に依存する内容が多くなるので、間違っている内容もあると思います。(書いている内容について基本、裏付けを取ったりしません)

マンガでわからない本

「マンガでわかる・・・」という本が多くなっている。

手に取ったり、買おうと思った人は、「マンガ」で「わかる」ことを期待しているはず。

しかし、「マンガ」は数ページ。

しかも、「マンガ」で描かれているのは、エピソードだけで、肝心の「わかる」部分の内容については文字がビッシリ書かれているところで解説されているので、騙された感が強い。

こういう本は「マンガでわからない・・・」と書いて欲しいものだ。

エピソードだけがマンガで書かれているようなものには誠実さが感じられないので、この時点で読む価値はないと判断している。

「マンガでわかる」という本を選ぶ際には、内容を読む前にマンガの部分を見て、本題がマンガで描かれているのか?

そして「マンガ」のページより文字のページの方が多く感じないか?という点を確認してから内容を確認するようにしている。

リンゴを見たことがない人にリンゴを文章で伝える時に、「マンガでわからない」風に書くと以下のような感じになると思う。

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  • リンゴはバラ科リンゴ属で、人類が食べた最初の果物になる。
  • 赤くて丸い。中は白色で栄養価が高く、食べやすく、世界中で好まれている。
  • りんごの木には春、白または薄紅の花が咲く。
  • 品種は数千以上といわれ、加工して酒、ジャム、ジュース、菓子の材料などに利用される。

こんな感じで、説明されてリンゴを正確にイメージできるだろうか?

それよりも、リンゴの絵を見せてもらった方が正確かつ早く伝わる。

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マンガでわかる本もある

だからといって、「マンガでわからない本」ばかりではない。

最近は、誠実に作られているものも多くなってきている。

先日、書店に行った時に珍しくカメラに関する本が目立つように並べられていた。

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タイトルは、「カメラはじめます!」

作者は「こいしゆうか」さんという、エッセイ漫画が得意なイラストレーターの方。

イラストレーターということもあり、しっかり、今、流行りの緩いマンガになっている。

内容はストーリー形式でカメラ撮影が苦手な主人公がカメラマンに出会ってカメラの選び方から撮影の仕方までを伝授してもらうという形の内容になる。

カメラには初心者にはわからない専門用語がたくさんあるが、用語ではなく用途から入り、用語と結びつけているので、わかりやすい。

しっかりマンガとして仕上がっているにも関わらず、タイトルには「マンガ」が使われていないのは逆に好感が持てる。

覚えることはたった3つ!? マンガでわかる 一眼レフカメラの入門書! ムズカシイ専門用語も、マニュアルも、 写真のセンスも、いっさい必要なかった! 実は、一眼レフカメラにあるたくさんの機能のうち ある3つだけを覚えるだけで、 思わず人に見せたくなるようなステキな写真が 誰でもカンタンに撮れるようになるんです。 「カメラを使いこなしたいけど、何から始めたらいいの?」 「オートで撮ってみたけど、思った通りに撮れていない」 「なんか残念な写真の原因がわからない」 「そもそもカメラってどうやって選べばいいの?」

使うのはAvモード

この本は、ストーリー仕立てになっており、主人公の目線でカメラのことを勉強して撮影方法まで理解できる。

特に、初心者にありがちな失敗例が書かれてあり、それに対して、どうすれば良い写真になるのか?という点がわかりやすく書かれてある。

カメラは、まず、以下を変えられることを知る。

  1. 背景のボカシ
  2. 明るさ

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背景のボカシは、Avモードで行う。

Avとは「Aperture value」の略で「絞り優先」という意味になる。

カメラ撮影というのは、レンズに入る光の量を調節する作業になる。

調節は、「絞り」と「シャッター速度」で行う。

絞り値を下げていくと、とシャッターボタンを押した時に、シャッターの絞り穴が拡がっていき(下図左)、上げると閉じて行く(下図右)

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シャッター速度というのは、シャッターを開ける時の速度で、シャッター速度を下げれば、ゆっくり開いて、上げると、早く開く。

絞り値を下げるほど、たくさんの光が入ってくるのでシャッター速度は速くする。

絞り値を上げるほど、入ってくる光の量が少なくなるのでシャッター速度を遅くする。

Autoモードは、絞り値とシャッター速度を自動で決定して撮影してくれる。

Avモード(絞り優先)というのは、絞り値を撮影者が決めると、シャッター速度は最適な光の量となるように自動で調整してくれるモードになる。

Avモードを利用することで、絞り値を自分で決めることができる。

絞り値を小さくすれば背景はボケやすくなり、大きくすれば全体的にピントが合うようになる。

明るさは、明るさボタン、色はホワイトバランスで調整する。

この3つを変えられるようなれば、自分がどんな写真を撮りたいのか?とカメラにお願いできるようになる。

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初心者目線で書かれた、実に、シンプルでわかりやすい本だと思う。

これまで、カメラの入門書を読んでもわからなかった人でも、この本なら挫折することなく読めるはず。

そして、読んでいる間に、カメラを手に取って実際に撮影して試してみたくなる。

これぞ、本当の「マンガでわかる本」だと思ったので、紹介もさせて頂いた。