seegeのまとめサイト

もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

夜中に「ラーメン」が食べたくなるのは?

余談

プレジデントオンラインを見ていると、「深夜にラーメンを欲する科学的理由」というサブタイトルが目に入った。

f:id:seege:20220205103638p:plain

メインのタイトルは、「睡眠は1.5時間周期が良い」と信じているのは日本人だけ… “本当に生産性の上がる睡眠時間”とは」となっている。

なぜ、サブタイトルの方が気になったか?というと、メインのタイトルの意味がわからなかった。

「睡眠は1.5時間周期が良い」と信じているのは日本人だけと言われても、自分は、そんな情報は初めて知ったので、信じる以前の問題なので、この記事を書かれた方の常識と自分の常識がかけ離れているように感じた。

記事の内容を読んでみると、「睡眠のサイクルは1.5時間周期なので、1.5時間の倍数分の睡眠時間を取ると目覚めがいい」という俗説があって、1.5時間周期というのは、そのことを指しているようだ。

だったら、「睡眠時間は1.5時間の倍数にすると目覚めが良い」と書いた方が良かったのではないだろうか?

f:id:seege:20220205104934p:plain

プレジデントオンラインのものを自分は読んだが、実際には「文春オンライン」からのものをプレジデント社も掲載しているようだ。

本家である、文春オンラインの方を見ても、「深夜にラーメンを欲する科学的理由」というサブタイトルは見当たらなかったので、もしかすると、メインのタイトルを見て、自分と同じようなことを感じた、プレジデントオンラインの編集が目につくようなサブタイトルを追加してしまったではないかと考えている。

本家の記事の最初には、以下の書籍の著者である、カルフォルニア大学の准教授の名前が書かれてあった。

f:id:seege:20220205105526p:plain

人生100年時代、病気にならずに健康に生きたい人必読の一冊。

医師で世界的な研究者である著者が、質の高い論文175本を選び抜き、
がんや脳卒中、糖尿病、アレルギーになるリスクを劇的に下げるメソッドをまとめました。

「7時間以上寝る」心筋梗塞のリスク20%減、
「白米を1日1杯以下にする」糖尿病のリスク24%減など、
具体的な方法を食事・睡眠・運動・入浴といったカテゴリー別に網羅。
確かな科学的根拠(エビデンス)を1冊の本にぎゅっとまとめました。

病気になってしまうその前に知っておきたい、今日から実行できる「最強」の健康習慣。

書籍の目次を見ると「睡眠時間を1.5時間単位にすると良いというのは都市伝説」と書かれているので、書籍では「単位」と書かれてあるのが、記事では「周期」に変わっているようだ。

余談はこれくらいにして、本題に入りたい。

本題

記事を読むと、以下のようなことが書かれてある。

  • 睡眠不足によって食欲を増す効果があるグレリンというホルモンの分泌が促進され、食欲を抑制する効果があるレプチンというホルモンの分泌は逆に減ることが明らかになった。

【出典】https://bunshun.jp/articles/-/51507?page=2

つまり、睡眠不足成ると、食欲を増す成分が促進され、食欲を抑制する成分が減り、更に脳の食欲をコントロールする部分の活動を低下させるために高カロリーで炭水化物が含まれたものを欲するようになるということのようだ。

しかし、これでは、睡眠不足になると「食欲が増す」「食欲がコントロールできなくなる」ということであって、それはスナック菓子でも、ハンバーガーでも炭水化物が含まれた高カロリーのものなら何でも良いはず。

つまり夜中に「ラーメン」が食べたくなるという説明にはならない。

アルコールを飲むとラーメンが食べたくなるのは?

夜中にラーメンが食べたいという話が出ると、アルコールを飲んだあと「〆(シメ)」にラーメンを食べたくなる話を放置するわけにはいかない。

アルコールを分解するためにブドウ糖が消費され、消費されたブドウ糖を補給しようと消化するとブドウ糖に変わる炭水化物を欲する。

f:id:seege:20220205141455p:plain

しかし、炭水化物なら、ラーメンに限らず、パスタ、うどん、もあればご飯(米)やパンもある。

f:id:seege:20220205142111p:plain

理由は「スープ」にあり!

数多い、炭水化物の中から「ラーメン」が選ばれる原因はスープにあるらしい。

ラーメンのスープにはアルコールを分解するのに必要になる、グルタミン酸イノシン酸が含まれている。

f:id:seege:20220205143114p:plain

グルタミン酸は、アルコールを分解する際に肝臓で消費され、またイノシン酸はアルコールからアセトアルデヒド、さらに酢酸へと分解する酵素の働きを助ける。

f:id:seege:20220205143932p:plain

風邪をひくと「みかん」が食べたくなるように、頭では、わかっていなくても、アルコールを飲んだあと、お腹が空いて食べたラーメンの効能を身体はしっかりと記憶しているのだと思う。

f:id:seege:20220205144423p:plain

自分はレイトショーで映画を見ることが多かったので、映画が終わると22時〜23時になる。

f:id:seege:20220205144803p:plain

このため、お腹が空いてしまうので映画を見たあとにラーメンを食べて帰るようになった。

f:id:seege:20220205145328p:plain

すると、レイトショーのあとは、あまりお腹が空いていなくても、ラーメンが食べたくなるようになってしまった。

映画を見たらということではなく「レイトショー」の時だけになる。

脳を使うとラーメンが食べたくなる

普段なら寝ている時間に映画を見て頭を使って普段よりブドウ糖を多く消費するために補給しようと身体が欲しているのかもしれない。

そう考えるとアルコールを遅くまで飲んで最後にラーメンが食べたくなるのも、大勢の人と話したりして脳が普段より多くのブドウ糖を消費するためではないのだろうか?

単に繰り返したことで、パブロフの犬のように条件反射化された可能性も考えられるが、それなら映画を見たらラーメンが食べたくなるはず。

脳は人間の臓器の中で1番エネルギーを消費するというので、やはり夜遅くまで脳を酷使するとブドウ糖が不足するからというのが自分としては受け入れやすい。