メンタリストDaiGoのホームレスや生活保護受給者への発言が問題になって、1.5か月程度経過したが、不登校Youtuberの怒りはまだ、治まらないのか、それとも再生回数が伸び悩んでいるので注目されたい動画を公開したいだけなのかは、わからないが、「【聞け!】ホームレスと話したらブチ切れ」という、ホームレスのところに行って酒を配り話したというだけの動画をYoutubeで公開した。
場所は西成の通称三角公園。
今回の動画にはコラボ相手(大人)が同行していた。
コラボ相手が話す時に渡すように言われた酒(ワンカップ)が入った紙袋をもらい、「メンタリストDaiGoお前も見とけよ!」という言葉を発し、ホームレスのところへ向かった。
1人目は「こんにちは」と挨拶をしながら近づくが、カメラを自分に向けた大人と子供が近づいてくれば写されたくない人は当然、立ち去るだろう。(映像には全て顔がわからないような処理がされている)
普通は、カメラはオフにして事前に撮影してよいか?Youtubeで公開しても良いか?といったことを了承した上で、撮影するのが常識だと思うが、動画を見ている限り、突撃のような形で撮影していたように感じた。
それでも、そんなことに気づく様子もなく2人目に対しても同じようにカメラを向けながら二人目に「こんちには」と近づいていく。
二人目は気さくな感じの人で、はじめて会ったにも関わらず「久しぶり」と言ってくるような人で、Youtube(再生数)上がっているか?どこから来た?などと色々と話しかけてくれる。
しかし、不登校Youtuberの方は、何となく会話を早く切り上げたいようで「大変やな、がんばって」と立ち去りながら、「DaiGoも1回おっちゃんと話した方がいいで!」と発した。
しかし、1.5分程度しか話していない。
これで何がいいと感じたのだろうか?
話を終えてコラボ相手のところへ戻ると、今のは「キリン地帯」なので、次は「ライオン地帯」に行ってもらうからと告げる。
「ライオン地帯」というのは「ちょっと危ない地帯」、ライオンとかトラがおるから、あそこのおっちゃんの群れおるやん、あそこのおっちゃんらに「こんにちは」と言うてみ」と付け加えた。
随分と失礼な言い方だと感じた。
不登校Youtuberは、DaiGoが発言した内容がホームレスや生活保護受給者の命を軽く考えたらいかんと指摘していた。
しかし、三角公園をまるでサファリパークのように、「キリン地帯」「ライオン地帯」だと言われて、自分も「ライオン地帯」という言葉を使ったりするのは、彼自身もホームレスをサファリパークの動物のように見ているから何も言わなかったのではないだろうか?
本心から、命を軽く見てはいけないと思っているのであれば、コラボ相手から言われた時点で注意していたはずだ。
これで、今回の動画は、再生回数を稼ぐため、話題作りのために周囲の大人が考えた企画動画だと確信した。
不登校Youtuberは、不安そうな顔をしながら、先の2人に近づいたのと同じように「こんにちは」と言いながら近づいていった。
すると、ホームレスからは「なに写しとんのや、お前!」「こら!やめとけ!」「ころすぞ、おら!」と罵声を浴びせられた。
4組目からは顔を隠す処理がされていなかったので、どうやら、3組目の撮影で写すなと言われたことで、周囲にいた大人たちが学習し事前に撮影してもよいのか確認したのだろう。
最後に、「DaiGo!お前も絶対にホームレスの人とか、いろんなおっちゃんと話した方がいいで!それやったら気持ちがわかるし、もしかしたら、そうなっちゃうかもしれない!ホームレスのことを言ったんでちゃんと話をして、それでどんどん仲良くなっていったらいいんちゃうんかなって思う」とまたメンタリストDaiGoに対してアドバイスをしていた。
ホームレスとの会話を自分から切り上げようとしたことからも、ホームレスと本当に話したかったわけではないのだろう。
周りの大人から言われて仕方なくやっているようにしか見えなかった。
不登校Youtuberが最初に、DaiGoへの動画を公開したときと今回の動画では、DaiGoに対する扱いが随分と変わっていた。前回の動画では、批判をした上で以下のように述べていた。
- 「謝罪しているし誤っている人に対して大人数で叩いたり石を投げたりするのは、もっとおかしいことやと思うから、そんなことはみんなもやめような!それよりこれを機会にDaiGoさんを責めている人たちもホームレスの人のこととか、生活保護を受けている人のことを勉強してみんなで助け合っていける世の中を作っていった方がいいと思う!だから俺もホームレスの人のこととか生活保護の人のことを勉強して自分にできることをやっていきたいと思ってる。あとこういうDaiGoさんみたいに炎上しても、みんな何日かしたら忘れると思うけど命の重さは忘れずに生きようや!それに今、DaiGoさんを叩いたりしている人も不登校の子の命のこととか自殺してしまっている子供の命のこととかも考えろよ!lっていう感じやん。夏休み明けは特に自殺してしまう子の数が増えてしまうねんからワーワーいってDaiGoさんを叩いている暇があるんやったら救える命を救おうや!俺は3年以上前からずっとそうやって不登校の子とか自殺してしまうくらい苦しんでいる子にYoutubeでメッセージを送ってきた!これらからもずっと、俺は言い続けるで!死んだらアカン!って死にたくなるくらいなら学校なんか行かんでいい!って命は大事や!って。だからみんなも人の命のことを軽く考えたりするんじゃなくて誰かを叩くことに必死になるんじゃなくて誰かを救うことに必死になって救える命を救って助けられる人を助けて自分のできることを全力でやっていこうぜ!」
しかし、今回はまるで、別人が話しているかのように、相手が歳上なのに名前は呼び捨て、更には「お前」呼ばわり。
「誰かを叩くことに必死になるんじゃなくて誰かを救うことに必死」になっているようには見えなかった(笑)
その場の雰囲気で発言しているだけだから、一貫性がなくなり、このような矛盾が生じてしまうのだ。
動画見ていればわかるが映像が一言話す都度、切れているので書かれた原稿を読み上げていることが伺える。
本人は大人が作った原稿を読んでいるだけなので気がつくこともない。
周囲の大人はもう少し、子供のことを考えてやるべきなのに、彼の周りにはお金のことしか考えていない大人しかいないように感じた。