石川県は現在、独自の「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」が適用されている状態だ。
石川県では毎日20名程度の感染者が増えているが、何をすると感染するんだろうか?
しかし、石川県は感染経路については一部を除き公表しない。
感染経路不明が増えている
もう1年以上経過しているが、感染経路が明らかになるどころか、感染経路不明ばかりが増えている。
飛沫感染、接触感染、空気感染と感染ルートは色々とあるが、現在、コロナに感染している人は、どんな生活をしていて感染したのだろうか?
新型コロナの治療薬がないだけでなく、感染の仕組みがまだ、わかっていないのでは、対策のしようがない。
説得力のない緊急事態宣言
国や地方自治体は「感染者が増えたから」という理由で「マンボウ」だとか「緊急事態宣言」を発令しているが、国民の多くはもう国の言うことは信用できないというモードに切り替わっている人も少なくないはずだ。
そんな状態で「マンボウ」や「緊急事態宣言」に効力が、あるはずもない。
日本政府の対応は決定的に間違っていて、2020年初めての緊急事態宣言により劇的に感染者が減った。
この状態で、十分な対策を取っておくべきだったと思う。
ワクチンだけは、ようやく普及が始まったが、感染の仕組み、治療薬に関しては不十分だ。
感染が拡がらない対策、感染が拡がった時の対応のいつずれも取れていない状態で国の中を大勢の人が、GoToトラベルだ、GoToEatだと移動すれば、感染が拡がるのは当然の結果ではないだろうか?
しかも、この緊急事態宣言が解除されていない状態にも関わらず、東京オリンピックを開催しようというのだから一体、何を考えているのだろうか?
国と地方自治体のパワハラ
国民の信用を失い、言うことを聞かなくなったので、今度は、言うことを聞くように法律を変えて、国や地方自治体の命令を聞かない場合は罰則を与えるようにした。
そして、「マンボウ」「緊急事態宣言」を発令しても言うことを聞かない国民が外に行かないように、飲食店での酒の提供を禁止したり、百貨店、映画館と言った人が多く来る場所に対して休業命令を発した。
命令対象の基準についても不明確で劇場や演芸場は条件付きで営業が可能で、映画館やボーリング場は休業要請というのは、どのような理由なのだろうか?
しかも東京都では飲食店への時短要請に対する協力金の支払いが進んでいないようで2021年1月以降、申請の半分以上が未だに支払われていないという。
都は申請書の内容に不備があり対応に追われているとしているが、そもそも不備が出やすい書式にした東京都にも問題があるのだから、人を増やす、残業を増やししても早急に対応するべきではないだろうか?
世間ではパワハラ対応が進んでいるが、罰則で言うことを聞かせようという国、地方自治体のやり方は、パワハラと重なってしまう。
このような対応により、飲食店、百貨店、映画館といった店舗からの信用も失ったはずだ。
信用を取り戻すには?
国・地方自治体が信用を取り戻すためには、データに基づいた真実で対策を講じるしかない。
何をどうすると、コロナに感染するのか?を想像ではなくデータを元に国民に対し明確に示すべきだ。
感染経路を調べようと思えば感染が確認されてから最低でも2週間前までの行動を調べる必要がある。
しかし、現在、感染者が増えていることもあり保健所だけで全ての感染経路を調べることはできない。
このため、重症化リスクが高い施設(医療施設・高齢者施設)などの調査を優先しているらしいが、しかし優先対象であっても感染経路不明な場合がある。
石川県のデイサービス利用者の感染
先日、石川県でデイサービスを利用していた方が感染したという発表があった。
デイサービスを利用している方が一人でどこでも出歩けるはずはない。
感染する可能性があるとすれば、家族かデイサービスの従事者しかいない。
そうなれば、濃厚接触者の感染経路を調べることになる。
感染者の感染ルートが絞られているので調査は通常よりもしやすいはずだ。
しかし、今回も感染ルート不明のクラスタになっている。
これは、どういうことなのだろうか?
感染ルートの調査への協力が義務化されていないため、協力を拒否しているのだと思う。
中には自分がいつ、どこにいたのかを知られたくない人もいるのだろう。
知られると困るような場所にいた人は協力しないだろうから、ここで感染経路が不明になる。
感染ルートの調査協力は任意というのが大きな障害になっているように思う。
身勝手な人が足を引っ張っている
更に医療従事者の負担を増やすように、PCR検査を受診しておいて会社に出社してしまう人、検査結果が陽性だったことを伝えようとしても連絡がつかないという人もいて迷惑しているようだ。
無駄な時間を費やすことになるし、何より検査結果が陽性なのに出歩かれていては感染拡大に繋がる。
連絡が、ついても陽性だということは保健所には連絡しないで欲しいという人もいる。
これは会社に知られると会社を辞めないといけなくなるという事情もあるが、感染を拡げて良いという理由にはならない。
空港では、2週間の自宅待機を要請されたにも関わらず、従わずに出歩く人がいる。
これは外国人だけではなく日本人も含まれている。
国や地方自治体にも問題は多いが「身勝手」な人もいるということになる。
多くの人は感染していないのだから、感染している人は医療従事者等で不可抗力の場合もあるが、Gotoを利用して旅行に行ったり外食を行なったりしてコロナに感染している人が少なくないはずだ。
こうやって「身勝手な人」が医療従事者や色々な方に負担をかけていることになる。
そういう視点で見ると、毎日、都道府県別に今日の新規感染者はxx名と報道されている人数は、言うことを聞かずに感染を拡大させてしまっている「身勝手」な人の数に見えてくる。
一部の「身勝手」な人のために多くの方が我慢を強いられているとも言える。
2020年の2月頃からマスクが不足しマスク不足による恐怖から、トイレットペーパーが中国生産だから品不足になるというデマで店頭から消えた。
テレビでは、トイレットペーパーは日本で生産していて在庫は十分にあるといいつつ、映像は店頭から商品が無くなっている状態を見せていた。
これも一部の「身勝手」な人が買いだめに走ったからで、「身勝手」な人というのは足を引っ張るようなことしかしない。
「身勝手な人」が、いなくなればマスク不足、トイレットペーパー不足のようなことは自然となくなるはずだし、新型コロナが、ここまで勢力を強めることもなかったはずだ。
新型コロナは中国から広まったのかもしれないが、広めたのは世界各国の「身勝手な人」だということになる。