seegeのまとめサイト

もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

どいつも、こいつも

テニスプレイヤーの大阪選手が、全仏オープン期間中の記者会見を拒否したことで、全仏オープン主催者から1万5000ドル(約165万円)の罰金を科せられた。

ここまでなら、正直、興味のない報道だったので、スルーするつもりだった。

しかし、その後の、大阪選手、世間、四大大会主催者の変わりように驚いたので、何があったのかと調べてみることにした。

f:id:seege:20210603044457p:plain

大阪選手が記者会見を拒否した理由は、以下の通り

  •  記者会見を見たり参加したりするたびに、アスリートのメンタルヘルスを無視していると感じていたが、これは真実だった。何度も聞かれたことのある質問をされたり、疑念を抱かせるような質問をされたりする。自分を疑うような人たちと付き合いたくない。私は、敗戦後に会見場で打ちひしがれるアスリートの映像を何度も見てきたし、みんなもそうだと思う。そのような状況は、落ち込んでいる人を蹴落とすようなもので、その理由も理解できない

この意見については世間の反応は批判的で、選手、大会主催者、スタッフ、スポンサー、観てくれるファンがいるからテニスができるのだから会見は受けないといけないというものが多かった。

これらの批判を受けて、大阪選手は、「大会、ほかの選手、私の健康のためにも棄権が最良の選択だと思う。大会を邪魔する要因になりたくはない」ということで全仏オープンを棄権した。

その時に以下のような内容を語った。

  • 2018年の全米オープン以降、長い間、「うつ」に悩まされ、その対処に本当に苦労してきました。私は人前で話すのが得意ではなく、世界中のメディアに向かって話す前に大きな不安に襲われて緊張してしまいます。いつもインタビューに応えて、ベストな回答ができるようにすることはいつも大きなストレスです。それで、ここパリではすでに傷つきやすい状態で不安を感じていたので、セルフケアをして記者会見をスキップした方がいいと思いました。

f:id:seege:20210603052826p:plain

すると、世間の手の平返しが起きた。

f:id:seege:20210528185309p:plain

大阪選手には同情が集まり、逆に厳しい対応を見せていた大会主催者側には批判が集まるようになった。

大会主催者側にすれば投げたブーメランが跳ね返ってきたことになる。

f:id:seege:20210603060429p:plain

何とも人間というのはいい加減なものだと思う。

大阪選手は、「記者会見を見たり参加したりするたびに、アスリートのメンタルヘルスを無視していると感じていたが、これは真実だった。」と最初、話していたのが、自分に批判が集まると、「うつに悩まされ、パリの地でも不安を感じていたから記者会見を欠席した方が良い」と話している。

最初は強者の意見であり、それで批判が集まれば、方向転換し弱者に転じている。

あとから説明した内容が真実だとすれば、最初の説明は何だったんだろうか?

そして、世間は「うつ」だと聞くと同情的になったのは、なぜなのだろうか?

「うつ」だと知らなかったときはインタービューを拒否した行動は間違っていて、「うつ」ならなぜ正しくなるのだろうか?

最後に、大会主催者も世間の反応を見て態度が変わり以下のようなことを述べている。

  • 大坂選手がコートを離れている間、可能な限りのサポートを提供したいと思う。選手が心身や社会的に最高の状態を保つことは、4大大会にとって常に優先事項。心のケアと共に、更なる行動を起こしたい」と大阪選手をサポートすることを明言している。

最初は4大大会には大阪選手を参加させないとまで言っておき、世間の反応が変われば、サポートしたいとは、一体どの口が言ってるんだろうか?

ハッキリ言って「どいつも、こいつも」だ。

そして、大阪選手は「うつ」かどうかではなく、彼女の言動が正しかったかどうか?それだけだ。

個人的には大阪選手はメンタルが弱いだけの、自己中のお嬢様のようにしか感じられない。

f:id:seege:20210603060946p:plain

大阪選手のメンタルが弱いのは、試合中に失敗するとラケットを何度もコートに叩き付けていることからも、わかるはずだ。

失敗したのはラケットに責任があるわけではなく、自分自身にある。

f:id:seege:20210603061944p:plain

大阪選手が「うつ」であっても、なくても自分の失敗をラケットに八つ当たりする行為が正しいはずはない。

そもそも、人前に出ると緊張するような人がラケットをコートに叩きつける姿を大勢の観客の前で披露することができるものだろうか?

人前だと緊張するような人が、記者の中に同じ質問をするとか、自分を疑う人がいる、嫌な人がいるから記者会見を拒否することができるだろうか?

記者会見はしないのに、SNSでは自分の意見をあげているということは、自分の意見は主張したいことになる。

彼女の言動を見る限り、強者に見えても弱者には感じられない。

今回、全員(大阪選手、世間、大会主催者)が最初の発言を変えてしまった。

3人でジャンケンをして、最初は、一人だけがチョキであとはグーだったのが、全員が「パー」に変わって、ハッピーエンド。

f:id:seege:20210604040457p:plain

西洋人が大好きなパターンだ。

映画でも音楽でも最初は波乱、最後はハッピーエンド。

見ていて、あざといとしか感じられない。

パターンで人の感情を弄び、何が伝わると思っている?

どいつも、こいつもだ。