ようやくモバイルICOCA?
モバイルICOCAのサービスを開始するという発表がありましたが、2023年春からということで2年以上先の話です。
「モバイルICOCA(仮称)」の導入計画
【出典】「モバイルICOCA(仮称)」の導入計画:JR西日本
西日本旅客鉄道(JR西日本)は10月16日、スマートフォン(スマホ)でICカード乗車券「ICOCA」の機能が使える「モバイルICOCA(仮称)」のサービス開始を、2023年春に予定していると発表した。
モバイルSUICAではダメ?
JR西日本エリアでも、モバイルSUICAで僕は困ることはありません。
新幹線もモバイルSUICAで利用しています。
しかし、以下のような場合に困るようです。
JR東日本のモバイルSuicaは、2006年1月にサービスを開始しているので、JR西日本は2023年春から・・・17年も差があるのはどういうことなのでしょうか?
SUICAとPASMOの相互乗り入れでは、導入前に約12億3000万パターンの運賃検証試験を実施しています。
気の遠くなるような数です。
これがJR西日本エリアになると更にパターンは増えることでしょう。
特にエリアをまたいだ場合の料金計算、乗り継ぎ時間の処理、考えただけで気が遠くなります。
そもそも、ICOCAではなく、SUICAではダメなのでしょうか?
地方の交通系ICカードをSUICAで統合という報道もありました。
東日本旅客鉄道(JR東日本)、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ、JR東日本メカトロニクスの3社は9月25日、共同で「Suicaと各地域の交通系ICカードを1枚のカードにまとめられる2in1カード『地域連携ICカード』」とその発行システムの開発を行うと発表した。
バスの定期券や各種割引などの地域ごとの独自サービスと、Suicaエリアなどで利用可能な乗車券や電子マネーなどのSuicaのサービスを、1枚のカードで利用できるようにするカードだ。2021年春の提供開始を目指す。
まさにこの考え方です。
定期と通常運賃を分けるというものです。
JR西日本も同じ考え方でできないのかな?と思います。
それでも、JR西日本の駅の数、経路を考えると地方の交通網とは規模が違うのでテストのパターンは膨大な数になると思います。
JR東日本としても流石に、そこまでは協力できないでしょうから自力で行うならJR西日本独自のカードでということになりますよね。
シンプルにするというのは難しいですね。