オリエンタルラジオの中田さんが2021年3月31日で顔出しを引退するという発表をしています。YouTube動画はどうするのかと思っていたのですが、4月1日からはアバターで出演するそうです。
正直、中田さんのYoutube大学って人が書いたもの自分が解釈した内容で語っている動画だと思っていました。
本を読まなくても動画を見ていれば、本の内容がわかるという意味では便利なものかもしれません。
僕も1度だけ5Gに関する動画を見たのですが、内容がもう一つだったので、それっきり見ていませんでした。
“教育系YouTuber”としても活動するお笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦が12日、自身のYouTubeサブチャンネル「中田敦彦のトーク- NAKATA TALKS」を更新。“重大発表”として4月から「顔出し」を引退することを発表した。
なぜ、顔出しを引退するのか?
それでも、なぜ、顔出しを引退するのか?ということについては気になったので理由を確認してみました。
マスからコアにするためだということです。
マスというのはマスメディア、つまり大衆媒体の「大衆」のことを指しているのだと思います。そして、コアというのは、コアなファン、つまり熱心な支持者の「熱心」のことを指しているのだと思います。
誰もが知っている、お笑い芸人のハリセンボンさんがトークライブを行った時になかなか、席が埋まらなかった時にオリエンタルラジオの二人に相談していたそうです。
ライブ会場は武道館やドームではなく神保町花月なので席数でいうと130席弱の場所です。
中田さんの考えでは、テレビに多く出演し知名度はあるのに130席を埋めることができないというのは、知名度・露出度とライブに来るかどうかというのは「反比例」するっていうんですね。
まぁ、公式のように当てはまるのかというと疑問ですが、テレビに出演しているから集客力があるかというと、それは別物というのは、Youtubeの記事で僕も以前に書きました。
「テレビに多く出演している」というのは名前と顔は多くの人に周知されます。
でも「お金を出して」ということになると話は別です。
中田さんによると「顔出し引退」は、これまでになかった実験になると言います。
そして、今まで顔出ししていなかった人がテレビに出るようになることはありましたが、その逆というのはないということです。
まぁ、細木数子さんという占術家の方が、一時期、ご意見番のような感じでテレビに出演されていましたが、2008年3月を境にテレビに出演しなくなったという事例はあります。
今後、中田さんはコアな支持者をターゲットにして、オンラインサロンやライブでしか顔出しはしないということです。
実際、顔出し引退を発表してからオンラインサロンの会員が1000人以上増えたそうです。
僕もYoutubeのような媒体は「支持者」をいかに集めるのか?というのが大切だと思います。しかし、知名度や露出がなければ支持者が増えるかというと疑問です。結局、指示される「何か」がなければ指示されませんし、「何か」があっても周知されなければ支持することさえできません。
しかし、中田さんの言われていた理由が、もう一つありました。
それは「自由になりたかった」ということです。有名、顔が知られているっていうのは街中を歩いていれば、一緒に写真を撮ってくださいとか、サインしてくださいとか言われます。すると見られているんだってことになり、何をするにしても人目を気にすることになります。これって有名な人だけが味わう体験だと思います。
注目されるのが好きな人にとっては何の問題もありませんが、それが苦痛に感じる人にとっては外に出たくないって思えるようなことだと思います。
中田さんは現在シンガポールにいますが、普通に歩けて、電車やバスにも乗れて混んでいる店で食事ができることが凄く楽しいそうです。僕には当たり前のことですが有名人の中には見られることが苦痛で当たり前のことができない人もいるってことなんですね。
顔出しをやめても、日本にいれば、そのうち、注目はされなくなってもゼロにはなりません。だから、自分のことを知る人が少ないシンガポールに行くという選択も必要だったのでしょう。
顔出しが減れば注目されなくなるので、これまでのように新規の支持者って増えにくくなると思うんです。
でも、中田さんのいう、はじめての実験の結果は確かに気になります。
オリエンタルラジオは、これまで新しい試みを成功させてきました。
まずデビューして直ぐに「武勇伝」でブレイクしました。
ラップのリズムに乗った漫才が音楽でも聴いているような感じで新鮮でした。
そして、2014年には「radio fish」として「perfect human」が大ヒット。
その後は単独での活動が増えましたが2人とも順調だったのではないかと思います。
にも関わらず、2020年末に事務所を2人揃って退所したのは正直、無謀なように感じました。
特に藤森さんに対しては退所の理由が見つかりませんでした。2人で会社を設立してということではなく、個々に活動しつつオリエンタルラジオは解散しないってだけの繋がりです。
中田さんはYouTubeの動画が順調なので、まだわかりますが、藤森さんはチャンネル登録者数が70万弱ですから、まだ軌道に乗ったとはいえない状態です。
それなのに中田さんと一緒に退所した藤森さんの気持ちというのは僕の理解を遥かに超えています。
そういうことで、今回の事務所退所、中田さんの顔出し引退というのも何か新しいことをやってくれるんじゃないかと期待していました。
顔出し引退を撤回?
中田さんの話を聞いているうちにアバターの動画というのが、どうなるのか ?と興味が出てきました。
中田さんの声が流れるだけで、動画というよりラジオを聞いている感じのものでした。
アバターは、地味な動きはありますが、ほぼ動いていません。
GIFアニメの方がまだ、動いています(笑)
僕はVチューバ―のような動画になるのかと思っていたのですが全く異なっていました。
これは、終わったなと正直、思って動画は5分も見ないで停止しました。
停止すると、下に中田さんの顔がサムネイルになっている動画があります。
サムネには「前言撤回」と大きな文字も見えます。
過去の動画なのかな?と公開日時を見てみると12分前?
あれ?今日は、もう4月5日ですよ?
どうやら、前言撤回というのは顔出し引退を撤回するってことのようです。
動画を見てみると内容に呆れてしまいました。
僕の動画では中田敦彦の存在が不可欠だということがわかったので、顔出し引退を撤回する。実験には失敗しました。とか言ってます。
アバターのデザインは良かった、編集も頑張った。でも中田敦彦の存在が大きすぎた。おいおい、謝罪もしないで、延々と言い訳。
結局、前例のないことは対処できないってことなんでしょうね。
コアなファンも離れるのでは?
今回の撤回動画も完全に内容的に失敗だと思いました。
顔出しをやめて5日間で撤回です。
編集は頑張ったと言われていますが、結果が伴っていません。
つまり、努力が足りないだけです。
努力もしないで、5日間で諦めてしまう程度のものだったのかと思うと、がっかりしました。結局、コアじゃなくてマスってことです。
中田敦彦は凄いどころか、普通の人でした。
最善を尽くして行った実験であれば失敗ということで納得もできますが、最善を尽くしもしないで、ちょっとやってみて、コメント欄を見て反応が悪かったからやめる。
これのどこが凄いのでしょうか?
普通です。
今回の件で、指示していた人もがっかりしたのかな?と思って撤回動画のコメント欄を見てみると、顔出しをやめてくれて喜んでいる人が凄く多いんです。
コメント欄に書かれているのはコアなファンばかりではないと思うのですが、この動画を見て「喜んでいる」人が多いというのは、それだけ顔出し引退を悲しんでいた人がいたってことなんでしょうね。
そうでなければ、380万人近くのチャンネル登録者を得られませんね。
それでも、僕は中田敦彦さんの「撤回」という選択にはガッカリしました。
結局は人の褌で相撲を取るだけの人だったのかと興味もなくなってしまいました。