週刊さんまとマツコに、大御所ものまね芸人のコロッケさんが出演した。
コロッケさんといえば、美川憲一さんのものまねがブレークし、これにより人気が低迷していた、美川憲一さんご本人までブレークしてしまった。
フジテレビの「ものまね王座決定戦」では、清水アキラ、ビシーフォー(グッチ裕三•モト冬樹)、栗田貫一と共に、「ものまね四天王」として人気芸人の座を獲得した。
しかし、「ものまね王座決定戦」のプロデューサーとの対立(番組で芸を披露する時間が1分しかなくなり、やりたいことが、やれなくなったため)でフジテレビの、ものまね番組には出演できなくなってしまった。
その後は舞台を日本テレビに切り替えて、ロボットのような動きをする五木ひろしのものまねができた。その後は舞台やライブを中心とした活動に切り替え活動を行っている。
そんな、コロッケさんが、ものまね新世代に対して不満があるという。
ものまね新世代の人達がSNSの世界で、これでいいと思って、その先を考えていない5年後、10年後どうしたいから基本みたいなことを覚えるのか?
美空ひばりさんのものまねをする時は日本舞踊をちゃんと覚えてからやらないと成り立たない。
目の前のお客を沸かせてこそ真のものまねだということだ。
しかし、そんな立派なことを言っている、コロッケ自身が、2020年11月からYouTubeチャンネルを開設したりTikTokも始めているというのは、どういうことなのか?
コロッケさんは、今の時代は、「やらなきゃいけない波がある」といったことを言っていたが、それでは言ってることと違うだろ?って感じだ。
まぁ、話題作りのためのネタだとは思うし、コロナ禍で観客を入れて行うことができなったので、舞台だけでなく動画にも進出というのは仕方のない選択だったと思う。
一世を風靡したものまねが無料で見れるなら再生回数も期待できると考えたはずだ。
しかし、その結果は残酷なものだった。
衝撃の再生回数
YouTubeで2021年7月24日に公開した武田鉄矢のものまねが再生回数は884回。
この内容がテレビで放送された翌日、2021年11月22日に確認しても1095回で200回程度しか伸びていない。
チャンネル登録者数も1.84万人だった。
正直、この数には驚いた。
最初、コロッケさんのチャンネル開設を知らない人が多かったので再生回数が伸びなかったのかと思っていた。
しかし、テレビで放送された翌日だけでなく、6日後でも、チャンネル登録者数は、1.88万人で同じ動画の再生数は、1155回と変化は少ない。
なぜ?
ものまね自体が人気がなくなったのか?とも思ったが、コロッケさんが心配している新世代の中にはYouTube動画1本で再生回数1400万回越えの女性、TikTokでは総再生回数が6600万回を超える男性もいた。
ミラクルひかるさんの動画は100万再生を超えるものもある。
つまり、ものまねの需要が無くなったというわけではなさそうだ。
実際にコロッケさんの動画を見てみた。
気になったのは以下の点
- ものまねしている人が昭和の時代の有名人
- 動画の企画がつまらない
- 動画のサムネ・タイトルにインパクトがない
- 音声が悪い(マイクが酷い)
- 動画に工夫がない
ものまねしている人が古いのは、ミラクルヒカルさんにも言えるが、それでも、他の4つについては、気にならなかった。
コロッケさんは、動画のクォリティが低いので、昔、家庭用のビデオカメラで親が子供を撮影しているような感じなので、ものまねのクォリティが高くてもどうしても、素人の動画のように見えてしまうので、近所のおじいちゃんが、少し似ているものまねを動画にしているようにしか見えなかった。
このため、長時間見続けることはできないし、また見に行こうとも思わない。
このため、再生回数は低く、チャンネル登録者数も増えない。
ステージではプロの方が、全て準備してくれるのでコロッケさんは自分のネタのことだけを考えておけばよかった。
コロッケさんは、美術スタッフ、照明・音声スタッフといった、裏方の仕事をあまり見てこなかったのではないだろうか?
もっと、ハッキリと言うと、裏方の仕事の重要さを理解していなかった。
だから、Youtubeの動画のクオリティが著しく低く、チャンネル名は「コロコロコロッケTV」となっているが、とてもTVとは言えないレベルのものだった。
コロッケさんはステージやテレビという環境が整った場所だと輝いても、自分で環境を作る必要がある、YoutubeやTickTockでは輝けない。
YoutubeやTickTockを軽く見ていた?
コロッケさんは、YoutubeやTickTockを軽く見ていたと思う。
テレビで一世を風靡した人なので、素人がやっているようなYoutubeやTickTockで自分が劣るはずがないと考えていたのだろう。
しかし、YoutubeとTickTockでは、特性が違う。
コロッケさんにはどちらも同じ動画だと思っていたはずだ。
Youtubeは動画の質と企画がとても重要になってくるので、今のコロッケさんの動画では通用しない。
TickTockは動画のクォリティーではなく中身が重要になってくるので、コロッケさん向きだと思う。
しかし、TickTockは若者の視聴者が圧倒的に多いステージと言えるので、コロッケさんが、ものまねするような昭和の有名人は視聴者は見たことも聞いたこともない人ばかりだ。
このため、いくら面白可笑しくものまねをしても、ものまねをしている、ご本人を知らないのだから似てるかどうかさえ、わからないので興味を持ってくれるはずがない。
YoutubeやTickTockでは、「ものまね新世代」の方が、特性をしっかりと捕らえて動画をアップしているので逆に、「コロッケさんこそ、もっと基礎を身に付けるべきなのでは?」と言われはずだ。
先を見ることも必要だと思うが、今をしっかり見ないと始まらないのではないだろうか?