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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

義務教育は無償なのに制服はなぜ有償?

制服が買えない

テレビのニュースを見ていると、制服が買えない家庭のために、中古の制服や体操服を無償で提供する「制服バンク」を始めるためのクラウドファンディングによる支援を募っているとの報道がありました。

生活が苦しい家庭の子どもたちの学校生活を支援しようと、金沢市の制服リユース店「リクル」代表の池下奈美さん(41)=同市小坂町=が、中古の制服や体操服を無償で提供する「制服バンク」を始める。コロナ禍で苦境に立つ家庭も増えているとみられ、池下さんは「一緒に子どもたちと寄り添ってくれる方たちの協力をいただければ」。夏のNPO法人設立に向けて始めたクラウドファンディング(CF)では目標額を達成したものの、さらなる支援を募っている。

【出典】【石川】制服買えぬ子に制服を 金沢の女性 無償提供へ支援募る :北陸中日新聞Web

考えてみれば、今は制服って上下で何万円もするんですよね。体操服も1万円以上するようなので、学校用品だけは世の中の物価に逆行しているのような感じがします。

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ユニクロに委託すれば、もっと安価に仕上げてくれるはずです。

上着とスカート・ズボンは1着しか買わないという人も多いはずです。

しかも夏服と冬服があります。

中学に入学する際に、制服や学用品等を準備するのに必要は費用ですが、公立で約15万、私立で約37万円だということです。

【出典】公立・私立の中学校入学費用はいくら?入学準備の進め方をFPが解説! | リクルート運営の【保険チャンネル】

制服はなぜ高いか?

制服は3年間使えるようにするために耐久性を考慮しているから高いという言い分もありますが、1年で3着でも合計で安くなるなら、耐久性に拘る必要はないはずです。

特に中学生は成長が早いので、同じ制服を3年間着られる保証もありません。

他にも、制服は、冠婚葬祭で礼服や喪服として使用しているという意見もあるかもしれませんが、それも高い必要も、耐久性も必要ないはずです。

中古・リサイクル品を着ないといけない子は少なからず心に傷を負うはずです。

それは大人になっても忘れないはずです。

小学校のランドセルもそうです。

僕の時は、ランドセルは凄く重くて4年生の頃には手さげかばんに変えていました。

手さげかばんで片手が塞がるのが危険だというのであれば、軽いリュックでもいいはずです。

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義務教育で学校が指定するのであれば、それは税金で賄うべきです。

給食費も食育だとかいうのであれば、税金で賄うべきだと思います。

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学校が斡旋しなくなった?

学校が斡旋すると学校が儲けているのでは?と思われたりすることから、指定だけして斡旋をしなくなっている傾向にあるようです。

その結果、これまで学校の近くで毎年、一定数の制服を販売できていた店舗が閉店となり、現在は、イオンが代わりになっているという話も聞きます。

制服は全部リユースにすれば良いのでは?

新しい制服を買える家庭と買えない家庭で差がでるのであれば、全てリユースにすれば問題は解決するのではないでしょうか?

僕は、制服は3年間持つような立派なものではなく、半年使えれば十分だと思いますので安価なものを提供してくれた方が良いと思います。

制服がなぜ必要か?

そもそも、制服がなぜ、必要なのでしょうか?

以下のような理由があるようです。

  • 「けじめがつくように思うし、私服に悩む必要がない。」
  • 「服選びや貧困格差も感じないのであった方が良い」
  • 「気持ちの切り替えができる。仲間意識ができる。」
  • 「学生なのか、どこの学校の生徒か分かるので。」

【出典】【Vol.167】「学校制服の必要性」 :: カンコー学生服

僕には、どれも制服が絶対に必要だという理由には感じられませんでした。

パソコンも高い

大学はノートパソコンが必要になるのでと、推奨品をチラシなどで紹介していますが無駄に高スペックで、15万円以上していました。

別にEXCEL/WORD/POWERPOINTを使わなくても、互換ソフトでもGoogleスプレッドシート、ドキュメント、スライドでも良いはずです。

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少子化だといいつつ、制服や学用品を学校が指定した高いものを買わないといけないのでは、少子化が改善されるはずがないんです。

憲法では義務教育は無償となっている

義務教育については国が「憲法」で定めています。

日本国憲法

第二十六条 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
② すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

 【出典】日本国憲法 | e-Gov法令検索

日本国憲法で義務教育は無償とあるのに、制服や体育服など無償じゃないものが多すぎるので国民に負担がかかるのです。

しかし、この無償というのは、授業料だけであり、教科書や制服などは有償だということを教育基本法で定めているのです。

教育基本法

第五条 国民は、その保護する子に、別に法律で定めるところにより、普通教育を受けさせる義務を負う。
2 義務教育として行われる普通教育は、各個人の有する能力を伸ばしつつ社会において自立的に生きる基礎を培い、また、国家及び社会の形成者として必要とされる基本的な資質を養うことを目的として行われるものとする。
3 国及び地方公共団体は、義務教育の機会を保障し、その水準を確保するため、適切な役割分担及び相互の協力の下、その実施に責任を負う。
4 国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については、授業料を徴収しない。

【出典】教育基本法 | e-Gov法令検索 

今は義務教育での教科書は無償となっていますが、昔は有償で議論になり無償となった経緯もあります。 

「最低限度の生活」も変わる

時代と共に当たり前のことが変わってきています。

憲法第二十五条に全ての国民は「健康で文化的な最低限度の生活」を営む権利を有するという条文があります。

日本国憲法

第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
② 国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

【出典】日本国憲法 | e-Gov法令検索

この、最低限度というのが、2018年6月27日に変わったのです。

これまで、生活保護を受けている家庭では冷房器具、つまりエアコンの設置費用は公認されず網戸の設置までが公認されていました。

しかし、年々、猛暑が続くようになり、熱中症で倒れたり命を失うことが増えてきたことで厚生労働省が以下のような通知を出したのです。

今般、「生活保護法による保護の実施要領について」(昭和38年4月1日社発第246号厚生省社会局長通知。以下「局長通知」という。)の一部を別紙の新旧対照表のとおり改正し、平成30年7月1日から適用することとしたので、御了知の上、保護の実施に遺漏のないよう配意されたい。
なお、平成30年4月1日から同年6月30日までの間に本通知による改正後の局長通知の第7の2の(6)のアの(ア)から(オ)までに該当していたと保護の実施機関において認定する場合であって、同年7月1日時点において冷房器具の持ち合わせがない世帯については、同様の取扱いとして差し支えない

【出典】「生活保護法による保護の実施要領について」の一部改正について(通知)

義務教育にについても時代とともに変わってきています。

高校の義務教育化というのもの、その一つだと思います。

制服がどうしても義務教育上必要だというのであれば、教科書同様に無償にするべきだと僕は思います。

または、学生割引、国が補助するなどの仕組みを設けるべきなんです。