今年も今日で終わりです
2020年も今日で終わりです。
2019年12月31日、世界保健機関(WHO)は中国の武漢で正体不明の肺炎の集団発生の報告を受けました。
そして、2020年1月7日、新型のコロナウイルスだと特定します。
2020年1月16日、日本で初の陽性反応が神奈川県で確認されました。
30代の中国人男性で2020年1月3日に発熱の症状がありましたが、2020年1月6日に武漢から日本に帰国しています。
この日を境に「濃厚接触」という言葉が使われるようになりました。
この時点で、日本政府の認識はヒトからヒトへの感染リスクは少ないというものでした。
中国では2020年1月24日から春節が始まりました。この時、既に中国では感染者が1000人を超えていました。
しかし、中国政府は海外旅行を禁止しなかったために世界中に中国人が出ていきました。日本にも中国人が訪れてドラッグストアでマスクを大量買いしたため、売り切れ店が続出しました。
2020年1月25日になって、中国政府は海外旅行の禁止を決定しますが、時すでに遅しでした。こうして、新型コロナウイルスが世界中に拡がっていきました。
日本では2020年2月3日、横浜に入港した、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で集団感染が発生しました。
東京オリンピックが延期
本当なら、夏に東京オリンピックが開催され、日本だけでなく、世界が盛り上がったはずでした。
東京オリンピックが延期になるなんて、誰が想像していたでしょう?
オリンピックが延期になった例は過去にありません。
※中止は過去5回あり、いずれも戦争が原因です。
オリンピックだけではありません。
他にも色んなことが中止・延期
- 大相撲春場所は「無観客」で実施
※戦後初 - プロ野球は開幕を延期
※2011年に東日本大震災の影響で延期 - Jリーグは開幕を延期
※2011年に東日本大震災の影響で開幕後に中断 - 夏の甲子園、第102回全国高校野球選手権大会も中止となりました。
※中止は過去2回
他にも色んなイベントが中止になったり、無観客で行われるようになりました。
学校の授業もオンライン、テレビ番組も司会の人を除き出演者全員がオンラインでした。
これが約半年前のことなのに、随分と前のことのように感じられます。
緊急事態宣言
2020年4月16日には緊急事態宣言が出されて、外出を控える生活に変わりました。
STAY HOMEという言葉が使われ、極力外出をしないで家にいることが増えました。
STAY HOME中に、任天堂SWITCHの「あつまれどうぶつの森」が大人気となります。
企業は、テレワークが行えるように準備を行い、自宅から仕事ができるようにしました。学校ではZOOMといったWEB会議システムを使用しての授業が増えていきました。
緊急事態宣言解除後の新生活様式
2020年5月25日に緊急事態宣言は解除されましたが、外出する時は、マスクを着用し、外では人との距離をあけるソーシャルディスタンス、家に戻って来たら手洗いというのが当たり前になりました。
会社や学校・病院では、検温・アルコール消毒が必要になりました。
僕が通っているジムでも、検温・アルコール消毒が必須となりました。
飲食店に入る時にはアルコール消毒、テーブルには飛沫感染防止のため透明のアクリル板が設置され、時短営業の時には居酒屋なのにラストオーダーは21時までと言われた時期もありました。
このため、飲食店は少しでも売り上げを確保しようとテイクアウトを始める店が増えました。
今年の1月の時点では、誰もそんな生活が当たり前になるなんて思っていなかったはずです。
そして、2020年9月16日には新総理が誕生しました。
GoTo事業始まる
人の健康は大切。でも経済も大切ということで、Go-Toトラベル、Go-Toイートが実施されました。
ワクチンも治療薬もなく、PCR検査も誰でも受診できない状態です。
Gotoイートにより地域内で無症状の感染者が増えて、更にGotoトラベルで無症状の感染者が日本中に散らばっていきました。
その結果は、言うまでもありません。
12月末には緊急事態宣言が出された時の約6倍の感染者数になっています。
Gotoトラベルに関しては2020年12月28日から一時停止になりましたが、もう時すでに遅しの状態です。
去年と全く違う今年
去年の今頃が夢のようです。
歳を取るに連れて、年々、1年が早く終わるように感じてきましたが、今年だけは、凄く長く感じました。
なぜでしょうか?
きっと、去年までは、水に流されるかのような毎日で、気づいたら1か月過ぎていたという感じでした。
今では、社外の方と話す場合は、オンラインが当たり前です。
このため、人と会う機会が減りました。
その結果、日中の会社でのデスクワークが増えたので残業がなくなりました。
営業の方も、商談等で出かけることがなくなったので、移動時間が激減し、残業がなくなり、その分、早く帰れるようになったということです。
今なら堂々とオンラインで商談ができることから電話が去年より増えてオンラインで説明させてくださいという飛び込みの内容は増えましたが、それでも去年より格段に人と会う機会は減りました。
つまり、仕事のやり方も変わっているということです。
オンライン飲み会という言葉も、よく耳にするようになりました。
帰省する時も、オンライン・・・
短期間でこんなにも、生活がかわるなんて、それも世界中の人々の生活が変わるなんて信じられません。
来年が、どんな年になるのかは、わかりません。
最後になりますが、来年も、よろしくお願いいたします。