今週のお題「ピザ」
僕はビールは飲まないのですが、地ビールというものが流行していた頃に、「加賀地ビール館」で飲んだビールが、とても美味しかった記憶があります。
僕はビール特有の苦みが苦手で、加賀地ビール館で飲んだものは、「ピルスナー」という種類でした。ビールは100種類以上あるそうですが日本でビールと言われて販売されているものは、ほぼ「ピルスナー」だけだということです。
しかし、苦みよりも爽やかな口当たりだったので苦みを気にすることなく美味しく飲めました。
※加賀地ビール館は、2014年12月11日に閉店しています。
金沢ブルワリーガーデンへ
そのあと、暫くして友人4人との飲み会があって、その時は僕が幹事でした。
地ビールの店がないかと調べていくと「日榮」という日本酒の老舗である、中村酒造が運営する「金沢ブルワリーガーデン」を見つけました。
石川県金沢市長土塀にあった酒蔵をリノベーションした建物で、地ビール醸造所とレストランが併設されていました。
あとから知ったのですが、日本酒の製造元が地ビールを製造するということで地元のニュースでも報道されていたようです。
まずはビール・枝豆・ソーセージということでビールは「ピルスナー」を注文しました。
飲んだ印象ですが、加賀地ビール館で飲んだ時のような鮮烈な印象はなく、苦みの少ないビールという感じでした。
ピザにビールは美味しい
仕方がないので、僕は食べる方で何かないかとメニューを見ていたのですが、「ピザ
」が目に入ったので注文してみました。
1人でも食べられそうな大きさでした。
ビールを飲みながらのピザだったからなのかもしれませんが、とても美味しく感じました。多分、ピザだけだったら、普通のピザだったと思います。
ところが、ビールを飲みながらのピザは止められなくなり、もう1皿追加したくらいです。
僕は、お酒だけを飲むということはまず、ありません。
必ず、食事と一緒です。
お酒は食事と一緒に飲むことで、双方の力を引き出して融合してくれると考えているからです。
それだけに、食事と酒の組み合わせは重要です。
なぜなら、組み合わせることにより、融合してくれることもありますが、台無しにしてしまう可能性もあるからです。
日本だとビールには「枝豆」、ドイツでは「ソーセージ」が定番です。
僕は日本での枝豆とビールというのは、日本ビールの独特の苦みが、枝豆の甘味と相性が良いということだと思います。
口当たりが爽やかなスッキリとした苦みのビールだと枝豆は合わないと思います。
つまり、日本独自のビールが枝豆と相性が良いのであって、どんなビールでも枝豆と相性が良いというわけではないと思うんですね。
そして日本のビールとは大きく異なる、ドイツビールは枝豆よりもソーセージとの相性が良いということです。
しかし、ピザに関しては、どんなビールでも相性が良いのではないかと思います。
ビールの原料である大麦とピザ生地の小麦の相性が良いのかもしれませんね。
日本ビール、ドイツビールのどちらでも大丈夫ですが、それでも口当たりが爽やかなビールの方がピザには合うと思います。
更に横道に・・・
なんだか、ピザではなく、ビールの記事になってしまった感じですが、更に横道に入ります(笑)
刺身にワインというのは凄く難しいです。刺身と相性の悪いワインを選んでしまうと魚の生臭さが強調されて、どちらの味も台無しにしてしまいます。
刺身には白ワインということを言われますが、赤よりは白の方が渋みが感じにくいからであって刺身に白ワインが最適というわけではありません。生臭さを感じない赤ワインもあります。出来立ての、ボージョレー・ヌーヴォーの赤であれば刺身との相性は悪くないと思います。(最適ではありません)
僕は刺身には日本酒が最強だと思います。
ワインだとどうしても、相性の悪さを感じるんじゃないかとビクビクしながら刺身を食べないといけないので、この時点で、ワインと刺身という組み合わせは、なくなります。
その点、日本酒はビクビクする必要がありませんし、何より酒が刺身の味を引き出し、刺身が酒の味を引き出して融合してくれます。
考えてみれば、日本酒って合わない料理ってないのかもしれません。
肉・魚・盛り蕎麦・パスタでもいけます。
日本酒って、ひょっとして万能なのかもしれませんね。
ピザと日本酒は?
ピザはどうでしょうか?
考えてみると、ピザとビールが最強だと決めつけていましたが、ピザと日本酒の組み合わせで食べた記憶がありません。
試しもしないでピザとビールが最強なんて言ってはいけません(笑)
ネットで調べてみると、美味しいという評価もあるようです。
それなのに、僕は日本酒でピザという発想がありませんでした。
ただ、想像では、悪くはないと思います。
でも、ビールとピザの組み合わせには勝てないような気がします・・・
地ビールブームの終わりと共に
僕にビールとピザの組み合わせを教えてくれた、金沢ブルワリーガーデンですが、現在は既に閉店となっています。
現在は、銀行の支店になっていて建物はほぼ、そのまま利用し、内装だけが変わったようです。
地ビールブームの終わりと共に、閉店したという感じでしょうか?
そして、現在は、地ビールからクラフトビールに時代は変わっています。
何より金沢ブルワリーガーデンの運営元は日本酒の老舗なので、ビールより日本酒に力を注ぐべきです。
そう考えると、閉店というのは仕方ない選択だったのかもしれませんね。