seegeのまとめサイト

もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

【今週のお題】鍋

今週のお題「鍋」

初めての鍋作り

鍋を自分で初めて作った時のことを思い出しました。

男友達何人かで能登にドライブに行った帰りにとり野菜鍋を作ろうということになりスーパーで鍋の材料を買って友人が住んでいる寮に行き作ることになりました。

土鍋がないかもしれないということだったので、ホームセンターで買っていきました。(買った土鍋は使用後は寮に寄付です)

材料は、以下の写真のような感じでした。

 

f:id:seege:20201115121358p:plain

あと、ウインナーに大根を丸ごと1本買った記憶があります。

「おでん」と勘違いしていた人がいたようです(笑)

ポイント1:いしり

「いしり」というのは、「いか」や「魚」を原料とした「魚醤油」です。

いかやイワシなどの魚介類に、大量の塩を投入して1年以上もの長い時間をかけて自然発酵させて作ります。

白ご飯だけでは補えない必須アミノ酸が含まれているということで栄養バランス的にも優れています。

刺身や煮物の隠し味、郷土料理、伝統料理で、今でも使われています。

美味しんぼで、ナンプラーという魚で作った醤油があることを知りました。

そして、能登のお土産屋さんで「いしり」を見つけて買ったのです。

今回の鍋では隠し味として「ドバドバ」と入れました(笑)

ちなみに、日本の三大魚醤は、以下になります。

ポイント2:とり野菜みそ

「まつや」のとり野菜みそは、金沢のスーパーであれば、普通に買える、米みそがベースとなった、これと具材だけを入れれば鍋が完成するというものです。

とり野菜みその「とり」というのは、鶏肉を差していると思われるかもしれませんが、実が違います。「摂る」という意味から来ているんです。

どういうことだと思いますか?

とり野菜みそが出来た歴史を知るとわかります。

  • まつや初代当主の松屋和平は、北前船の廻船問屋を営んでおりました。北前船の航海は長く過酷なものなので、体を壊してしまう船乗りが多かったようです。
  • 厳しい航海を無事に乗り切るためには、船上で栄養価の高い食事を摂らせることが必要不可欠 ──
  • そこで、当主自ら考案し、調合したのが、現在の「とり野菜みそ」の基となった味噌でした。その味噌を使い、魚や野菜を入れて鍋で煮込んだところ、不足しがちな野菜もたっぷり摂れ、栄養のバランスも良いとり野菜みそは、船乗りたちに大変喜ばれたそうです。

【出典】歴史 | とり野菜みそオンライン:株式会社まつや公式サイト

つまり、野菜や栄養を「摂る」という意味の「とり」なんですね。

石川県以外でも最近は売られているようですが、一応、AmazonのURLを貼り付けておきます。 

ポイント3:鍋に水は入れない

具材は全て大きいものは一口サイズに切って大根は輪切りにして一番下に入れました。

そして煮込むために、鍋に水を入れようとしたら一人が水は要らないはずだというんです。

家で鍋を作るときに水は入れず、野菜を入れると野菜の水分が出てくるので不要だというのです。

料理なんてインスタントラーメン、ご飯にみそ汁、玉子焼き、プリンといったものしか作ったことがないので僕は半信半疑でした。

f:id:seege:20201115115831p:plain

野菜を入れて煮込んでいくとグツグツと煮立ってきた音がしてきました。

蓋をあけてみると、確かに水を入れたかのようになっています。

男数人の「おーーーーっ」という歓声が上がりました(笑)

ここで、とり野菜みそを投入して軽くかき混ぜて、じっくりと煮込みました。

大根がなかなか軟らかくならないので、別の人が、大根をフォークで刺していたことを思い出したというので、随分時間が経ってから大根をフォークで刺してみました。

出来上がった鍋は、買ってきた、「ポン酢」と「ごまだれ」で食べました。

どんな味に仕上がったのか、かなり心配でしたが、食べてみると、これが意外と美味しくて驚きました!

最初は、自分たちで作ったという「スパイス」が効いているのだと思っていたのですが、考えてみれば、「とり野菜みそ」と「いしり」が入った鍋ですから、美味しくならない方が不思議です(笑)

しかし、初めての鍋にしては上出来だったと思います。

結局、大根だけは煮込み足りなかったようで、最後まで残しましたが、それでも硬かったです・・・

料理って失敗をして覚えていくものなんですよね。