ツイッターを読んでいると、目を疑うようなツイートが・・・
三浦春馬・・・自宅室内に“遺書? これで全てを察しました。
何が起きたんだろうか?
事務所のホームページを見ました。
遺書はあるのに、まだ確認中?
なぜ、内容を発表しないのか?
ファンの皆さま、関係各位
- 弊社所属の三浦春馬が、2020年7月18日に亡くなりました。
ファンの皆様、関係者の皆様におかれましては、ご心配、ご迷惑をお掛けしておりますが、詳細に関しましては、現在確認中であり、改めてご報告させていただきますので、何卒ご了承の程宜しくお願い申し上げます。株式会社アミューズ
【出典】三浦春馬に関するお知らせ
なぜ?
ツイッターを見てみると、仕事は順調そうですし、誹謗中傷を受けていたという内容も書かれてあります。とりあえず不確かな情報は今は不要なので、三浦春馬&STAFF INFO(公式)を読んでいくと、気になるツイートが見つかりました。
2020年1月29日なので、時期的には東出さんの不倫騒動の際のツイートのようです。
明るみになる事が清いのか、明るみにならない事が清いのか…どの業界、職種でも、叩くだけ叩き、本人達の気力を奪っていく。皆んなが間違いを犯さない訳じゃないと思う。 国力を高めるために、少しだけ戒める為に憤りだけじゃなく、立ち直る言葉を国民全員で紡ぎ出せないのか
映画コンフィデンスマンJP ロマンス編で、東出さんと共演していたからでしょうか、東出さんが叩かれているのを見て、感じたことをそのまま書いたのだと思います。
「本人達の気力を奪っていく」やったことは確かに悪いことだけど、奪う言葉だけでなく立ち直らせる言葉も投げかけてあげても良いんじゃないの?ってことだと思います。誰だって非難されたくはないです。たとえ非難されるようなことをしたとしてもです。
東出さんがやったことは家族や被害を被った方からは非難されて当然のことです。しかしテレビなどで見ているだけの人がまるで自分が被害を受けたかのように非難するというのは、どうなんでしょうか?東出さんにもファンはいたはずです。せめてファンからは立ち直らせるような言葉が投げかけられても良いんじゃないの?ってことだったのかもしれません。そんな三浦さんのツイートに対する返信は同意するという内容ではないものが目立ちました。三浦さんのファンからも同意してくれなかったというのはショックだったかもしれません。
役者としての三浦春馬
三浦さんに何があったのかは、僕にはわかりませんが、とても良い役者だったと思います。「ごくせん」「ブラッディ・マンディ」、最近だと映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」どれも印象的でカッコいいなぁ〜って思いながら見てました。
何のインタビューだったのか忘れましたが、若手俳優に役を取られていることが悔しいといったことを話されていたことがあります。その時はまだ20代だから役者としての切り替えができていないのかな?という感じで受け取っていました。これまでは、どちらかといえば若者の役ばかりだったと思います。30を過ぎて若者の役は無理が出てくるので、どうしても大人の役を演じる必要があります。しかし、無鉄砲な若者、あどけなさが残る若者を演じてきた三浦さんです。普通は、自然と大人の役へ変わっていくものですが、三浦さんを見ていると、普段も三浦春馬という役を演じていたように感じられました。
「三浦春馬」を演じていた?
役者というか芸能人の方は、オンとオフができないと精神的にまいってしまいます。1日中誰かに見られていると感じながら生活するだけでも大変なのに、「三浦春馬」という役を演じていたのでは、寝ている時以外は常に芝居をしているようなものです。だから、普通はオンとオフを使い分けるものですが、三浦さんは普段も「三浦春馬」だったのかもしれませんね。
そんな三浦さんなので、30を過ぎての役柄については悩まれていたのではないかと思います。しかし常時、三浦春馬を演じていた三浦さんが別の三浦春馬を演じるというのはそう簡単なことではないと思います。
三浦春馬は完璧でないといけないという思いもあったのかもしれません。
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で新垣結衣さんが「かわいいの場合は、何をしてもかわいいんです」という言葉が蘇ってきました。
「かっこいい」は何をしてもかっこいいわけではないんですよね。
一度、かっこ悪いことをしてしまうと、逆に印象に残ってしまい「かっこいい」ふりをした「かっこわるい」人になってしまいます。だから「かっこいい」は「かっこわるい」ことをしてはいけないのです。
映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の最初に以下のような字幕と共に主役の長澤さんが読み上げていました。
「恋は、いつだって自分を欺くことから始まり、他人を欺くことで終わる。これが世間でいうロマンスというものである。 オスカー・ワイルド」
まるで、三浦さんに対して投げかけているような言葉のように感じました。
普段も三浦春馬を演じることで自分を欺き、自分の気持ちとは関係なく気配りや優しさをふりまくことで他人を欺くようにもなる。
「三浦春馬」を演じ続けた三浦さんですが、最後は色々な方に迷惑をかける結果になりました。しかし最後だけは本当の自分でいられたのではないかと思います。
三浦春馬さんのご冥福をお祈り致します。