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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

たい焼き、今川焼、大判焼、回転焼、おやき違いは?

チコちゃんに叱られるを見ていました。

たい焼き誕生説

チコちゃんから「オカムラ」に出された質問は「たい焼きは、なぜ鯛?」というものでした。そして正解は、「鯛は食べられるものだから」というものでした。

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この答えに関しては諸説があるようですが、これだけだと、何のことかわからないと思うので番組の内容をそのまま以下に記載しておきます。

たい焼きで有名な「浪花家」さんは、今川焼の形を変えると売れるのではないか?ということで、縁起の良い「かめ」の形をした「かめ焼き」を作って販売したそうです。

しかし、思うように売れないので、うさぎ焼き、ボールの形をしたホームラン焼きと形を変えていきましたがどれも売れません。

そんな中、並行して販売していた鯛を模った「たい焼き」が売れていることに気づきました。何故だろう?と考えていくと、亀を食べたいと思うか?→うさぎを食べたいと思うか?→ボールを食べたいと思うか?→鯛は食べたことがある!ということで「たい焼き」が誕生したということでした。

亀焼きと並行して、たい焼きを販売していたという点に疑問を感じるので、浪花屋さんの「たい焼き誕生説」は後付けのような気がします。

今川焼大判焼回転焼・おやきの違いは?

しかし今回は、たい焼き誕生説のことではなく、今川焼大判焼き回転焼き、おやきの違いについてです。他にも土地によって呼び方は色々あるようですが、小麦粉の皮の中に餡を入れた食べ物の呼び方ということになります。

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以下に最も広く使われている呼び方は?ということで全国集計を行いその結果が公表されていました。

今川焼大判焼き回転焼き、御座候――小麦粉の生地の中に餡(あん)を入れてこんがり焼いた和菓子は全国で様々な呼び名がある。日本で最も広く使われている名称はなにか。

j-town.net

もっとも多かったのは「大判焼き」ですが・・・

  1. 大判焼 369票
  2. 今川焼 313票
  3. 回転焼 285票
  4. 御座候(ござそうろう) 159票

という結果でした。

この中で、御座候については、会社名であり、更に御座候のホームページにも回転焼を売り出したと書かれてあります。

御座候は、安くて美味しいものはできないとしても、”美味しくて、廉い”ものは出来ると考え、姫路での開業当時から最高の北海道産小豆と良質の砂糖を使い、当時の市価の倍額で回転焼を売り出しました。これが御座候の商品作りの理念となっています。

【出典】商品一覧 | 御座候

以上から御座候は、回転焼の中に含まれると考えてよいのかと思います。そうなると、回転焼きの285票に御座候の159票が加わり、444票となりますので、回転焼が一番ということになるのかもしれません。

起源だと今川焼

しかし、起源を考えた場合に、今川焼から小判を模った大型の大判焼きとして全国に広がった際に、各地で大判焼き以外にも回転焼き・おやきと様々な呼び方が付けられたのだと思うので、今川焼と呼ぶのが正しいのではないかと思います。

今川焼という名前ですが、名称の由来に確たる史料はなく、主流とされる説として以下のものがあるそうです。

  • 江戸時代中期の安永年間、江戸市内の名主今川善右衛門が架橋した今川橋付近の店で、桶狭間合戦にもじり「今川焼き」として宣伝・発売し評判となったため、一般名詞化して広がったとする説がある。
  • 現在の静岡県中部にあたる駿河国などを治めた守護大名戦国大名、今川氏の家紋である二つ引両(引両紋)を由来とする説がある。
  • 明治時代は庶民のおやつとして大流行し、森永製菓創業者の森永太一郎が「焼芋屋と今川焼がある限り銀座での西洋菓子の進出は困難」と言うほど、盛んに売られていた。
  • この和菓子の名称は全国的には統一されておらず、地域や各店舗によってさまざまに呼称されている。

【出典】今川焼き - Wikipedia

つまり、今川焼が全国に広がった際に、大判焼回転焼・おやき・・・etcと名前が変わっただけで、基本的には同じものってことですね。

たい焼きも材料は同じで今川焼の前には存在していなかったようなので、形が大きく異なるだけで今川焼と同じと言えるような気がします。

ちなみに、金沢では「大判焼き」という呼び方が一般的です。