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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

緊急事態宣言は解除?それとも延長?

緊急事態宣言を解除するのか?延長するのか?

2020年4月7日に緊急事態宣言が出されて、2週間以上経過していますが、4月23日の時点で、緊急事態宣言を解除するか、期間を延長するかどうかの「本格的な議論が行われていない」と西村大臣は答えています。

新型コロナウイルス対策を担当する西村経済再生担当大臣は、東京都の小池知事と22日夜、会談し、休業の協力要請に応じない事業者に対し、都道府県知事がより強い措置を講じる際のガイドラインを策定し、23日にも公表する考えを伝えました。

一方、来月6日までとなっている緊急事態宣言の解除や期間延長の判断について西村大臣は「まだ本格的な議論は行われていない。専門家に、分析・評価をしっかりしてもらい、対応を考えていきたい」と述べました。

www3.nhk.or.jp

では、現在、日本国内の感染状況は、どのような状況なのでしょうか?

専門家会議の見解は以下のようになっています。

特定警戒都道府県の増加が全体の7割強を占めており、累積患者数は東京都が2,984 人、大阪府で 1,162 人となり、このうち、感染源(リンク)が分からない患者数の割合は、約 8 割にのぼった。
・さらに、それ以外の 34 県でも感染者数の増加を認めている地域があり、集団発生の契機として東京都を含む都市部との間での人の移動に伴うものが多かった。

【出典】厚生労働省

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が、現状の状況分析を行い、分析した結果をまとめた「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」を公表しました。

www.mhlw.go.jp

NHK新型コロナウイルスの特設サイトを見ると、外出は感染拡大前と比較すると岐阜県で約40%減、大阪で約75%減と明らかに減っています。そして1日の感染者数も4月11日の719名をピークに現在は500人を切るまでに徐々にですが減少傾向なのではないかと思います。これは感染者数が最も多い東京都の推移と一致しています。

他県についても日々の増減はありますが、傾向としては減少方向にあるように思われます。あくまで個人的な見解です。

www3.nhk.or.jp

感染者数が、明らかに減少方向にならないのは、日によって感染者が突然、上昇することがあるためです。これは金沢でも同様で;集団感染があると急激に感染者数が増えます。特に今は病院や老人介護施設などの施設で発生しているように感じます。

専門家会議では、「集団発生の契機として東京都を含む都市部との間での人の移動に伴うものが多かった」という見解なので、移動を抑えるというのが、集団感染を抑えることにもなるのでしょう。

僕が一番、気になったのは、最初に記述した西村大臣の以下の発言です。

  • 緊急事態宣言を解除するか、期間を延長するかどうかの「本格的な議論が行われていない」

緊急事態宣言を出して2週間以上経過しているのに、この間、何をしていたのでしょうか?普通に考えれば、この間に、感染拡大が止まらない場合のことを想定して次の対応を考えておくべきで、本格的な議論が行われていない理由が理解できませんでした。

しかし、ここで僕は、スマイルズ著「自助論」の一節を思い出しました。

政治とは、国民の考えや行動の反映にすぎない。どんな高い理想を掲げても、国民がそれについていけなければ、政治は国民のレベルにまで引き下げられる。逆に国民が優秀であれば、いくらひどい政治でも、いつしか国民のレベルにまで引き上げられる。つまり国民全体の質がその国の政治の質を決定するのだ。

【引用】自助論(サミュエル・スマイルズ著)知的生きかた文庫より

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新型コロナに対する対応については、判断や対応が遅いと色々と言われていますが、自助論だと、全て自分たちの考えや行動が反映された結果なんですね。

政治の質を高めるには、苦言を呈していてもダメです。

緊急事態が延長されたらどうするのか?解除された時は?国民自身がまず考えていないから政治に反映されてしまうんです。延長になるということは、感染の拡大が収まらない場合しかありません。つまり今まで以上に要請が増えるはずです。既に東京都知事は買い物に行く回数を減らして欲しいと言っています。これはまだ、人との接触が80%削減されていないからです。外出の減少率がまだ最大で大阪の75%なので、大阪府民だと全員が、最低でもあと5%、岐阜県だとあと40%最低でも外出を減らさないといけないということです。

専門家会議では、「65%の接触の削減であるとすると、仮に新規感染者数が減少に転じるとしても、それが十分に新規感染者数を減少させるためには更に時間を要する。」と言っており、実際、現状がこの状態だと思います。そして、その専門家会議で、「 人との接触が80%減れば15日間で十分な程度に減少する」と言っているのです。これを達成するのが国民全員の義務だと思います。達成できていれば、今頃は緊急事態宣言は解除されていたはずなんです。それができなかったのは、政治の問題ではなく国民の問題です。

日本経済は危機的状況です。長引けば長引くほど悪化するのは誰の目にも明らかなはずです。一刻も早くこの状況を脱しないと、更に多くの人が苦しむことになります。

そうなってからでは、遅いのです。

免疫力を高める。

国民は言われた通りに外出を自粛したりするだけではなく、外出自粛により生じるリスクを考えて行動する必要もあります。外出自粛ということで運動不足、不安などにより強いストレスが生じるかもしれません。そうすると自律神経に乱れが生じ、睡眠不足といった症状も出てきます。睡眠不足も免疫を低下させる要因になります。

このような要因が重なることで免疫力がこれまでより低下することが考えられます。また、高齢者、乳幼児、妊婦の方は免疫力が低い状態の方になります。

人は身体の中に病原体が入ってくると、病原体に対して対抗できるように自分を守ろうとして抗体を作りだして病原体を攻撃をします。免疫力が低下すれば病原体に打ち勝つだけの抗体が作れなくなり、普段かからないような感染症にかかったり風邪をひきやすくなるわけです。

このため、免疫力を高める工夫も必要です。

食生活

バランスのとれた食事を心がけることが重要です。特に以下のものは免疫力を高める効果が期待できると言われています。

  • ビタミンA+亜鉛(亜鉛不足は味覚障害の要因)
  • アルギニン(大豆・エビ・マグロ)
  • トンカットアリ(サプリメント
  • 全粒穀物
  • 緑茶
  • めかぶ
  • 乳酸菌(ぬか漬け・キムチ)
  • 食物繊維(海苔・きなこ)

適度な運動

身体を温めることで免疫力が高まると言われています。

このため汗を軽くかく程度の運動日数が多いと風邪をひくことが少なくなります。僕もジムに定期的に通うようになってから風邪をほとんどひかなくなりました。

「風邪の効用」(以下の記事を参照願います)という意味では、複雑な気分です。

seege.hatenablog.com

今は、スポーツジムも休業中なので、ぬるい生活の日々なので、そろそろ気合を入れないといけないと思っています。 

自分の身は自分で守るではないですが、緊急事態宣言が解除されても、延長されても良いように、対処方法を考えておくということが大切だと思います。

言い換えれば、国や都道府県に対してして欲しいと思っていることを自分で行えないのか?ということを考えることが大切なのではないでしょうか?

そういうことを考えさせてくれるという意味で、以下の書籍はお勧めです。