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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

【書籍紹介】風邪の効用

風邪に効く薬はない

冬は寒いので血の巡りも悪くなり体温が下がり、体温が下がると免疫力が低下するために、熱が出たり、身体がだるいといった風邪の症状が出やすいという説があります。

風邪の原因となるライノウイルスは中核体温である37度よりも低い33度前後でよく増殖することが以前から知られています。これは低い温度では、宿主の免疫系がウイルス増殖を阻止する防御シグナルを誘起できないからだということです。

屋外の冷たい空気を吸い込むと、一時的に鼻の中の温度が下がることで、ウイルスが増殖しやすくなるので冬に風邪をひきやすいということになるのでしょう。

マスクは風邪の予防にはならないと言われたりしていますが、鼻をマスクで覆うことで冷たい空気が直接、鼻や口から入り込まないので鼻の中の温度が下がることが防げるので風邪防止の効果はあるのではないかと思います。

風邪をひくと風邪薬というのが定番ですが、市販の風邪薬も病院で処方してもらった風邪薬も風邪に効果のあるものは存在しないということです。

僕も、以前は定期通院で病院に行くタイミングで風邪気味だった場合には、薬を処方して頂こうと担当医の方に、伝えていたのですが、その都度、風邪のウイルスは種類が多すぎて全ての風邪のウイルスに効果のある薬はないということを言われました。

それでも、お願いしますということで処方して頂いたのですが、やはり効果が感じられないことが多かったので現在は、病院で風邪薬を処方して頂くことはなくなりました。

しかし、市販の風邪薬が役にたつことに気づきました。

市販の風邪薬ですが、解熱鎮痛剤、鎮咳薬、去痰剤、抗ヒスタミン剤、気管支拡張薬など、カゼの諸症状を抑えてくれる成分が全て含まれている、オールスター的なものです。

どれでもというわけでは無いのですが、自分に合った風邪薬を飲んで眠ると身体が楽になるんですね。病院で処方されるものは総合感冒薬というよりも、熱が出た場合は、解熱作用のある薬、咳ができれば咳止めの薬といった形で症状別のものでした。

病院で処方されたもので効果が感じられなかったのは症状別のものだったからだと思っています。

風邪の効用

僕の風邪に対する考え方というのは、今回、紹介する、野口晴哉(のぐち はるちか)氏という方が書かれた、「風邪の効用」です。

風邪は病気であって、効用があるのは風邪薬なので「風邪薬の効用」の間違いではないのか?と感じるかもしれませんが、間違いなく「風邪の効用」なのです。

この本を書いた野口さんは、野口整体という独自の治療方法が有名な方です。

どのような内容かを簡単にまとめると以下のような内容になるかと思います。

  • 風邪というのは、身体が疲労して、もう耐えられないといった時に発症するというものです。風邪の細菌が癌の治療を行ったりしてくれるので風邪をひくというのは、必要なことで風邪は治療するのではなく経過するのを待つということが大切です。

僕はこの本を読んで衝撃を受けました。

風邪は身体に負担をかけて疲れるとひくもの。だから頭を使いすぎて頭が疲れても風邪をひく。とにかく働きすぎると風邪をひくということです。

風邪といえば、病気であって、効用があるなんて考えたこともありません。

しかし、この本では、風邪をひかない方が、問題で、風邪をひくことで身体を治してくれる。

だから風邪は、ただ経過していくのを待てば良いというのです。

確かに、風邪が治ったあとは、心身ともにスッキリします。

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風邪が身体をを治してくれる、そう考えると風邪をひいたら、ゆったりした気分で身体を休めることに専念するのが一番良いのかと思えるようになりました。

背骨で息をする

あと、風邪をひいたときは、背骨で息をすることが良いそうです。

息をズーッと背骨に吸い込む。二、三分もすると背骨が伸びて、だんだん反ってくる。背骨に少し汗も出てきます。汗が出てきたら身体を捻って終了。これを背骨に気を通すと言います。僕は疲れてくると背中が固くなるので、成る程!って感じです。

この本、風邪をひいた時に薬代わりに読むと元気が出てきますが、発熱で身体中が痛いときは流石に読む気になれません。

最近は風邪をひくことがなくなっているので、不健康なのかも?と心配になります(笑)

風邪に対する考え方が変わりますので、興味のある方は是非、一読されてはと思います。読みやすい文章なので半日もかけずに読めるかと思います。