新型コロナウイルスの関係で外出を自粛してくださいということで、家にいることが多くなっていると思いますが、これを一つの機会だと考えて、普段できなかったようなことを行ってみることで意外な発見が得られるのではないかと思います。
そんな中で僕が思ったのは食べ方です。
特に、お子さんに食べ方の教育する場には丁度良いのではいかと思います。
魚の食べ方
僕は魚を綺麗に食べるのが苦手なので。魚から始めることにしました。
魚は、どうしても綺麗に身が取れずに見た目が悪い状態になってしまいます。
何事も、原理原則が大切ということで、魚の構造を知らないのがいけないのでは?と考えました。
魚のみを取る時には、まず解す(ほぐす)ことが大切だと言います。
解す時に、中骨に沿って箸で切り目を入れるという方法と、側線(上図参照)に沿って切り目を入れる方法があるようです。切り目の上半分を頭から尾びれの方に食べていき、上半分が終わったら、下半分を同じように頭から尾びれに向けて食べていくというのが基本的な流れのようです。
そして上半分、下半分を食べて骨が見えたら、骨を外して反対の面を、同じように上半分、下半分の順に食べていきます。
以下の動画で実際に確認してみてください。
あとは、実践あるのみで繰り返し練習するということですね。
魚は箸の使い方よりも、魚の構造を理解して身を剥がしていくことが大切だということなので、魚の構造を考えながら、食べてみるということが大切です。
カレイの煮つけのように身が柔らかい場合は、縁側部分を先に取ってしまって縁側の方から中骨の方に食べていくと良いそうです。
以下、和食編と洋食編に分けて色々な料理の食べ方を紹介したいと思います。
和食検定というものがあるそうです。
和食検定は、日本の食文化を正しく理解し、正しく伝えるための基礎知識の普及と、和の食文化を継承し発信していくために必要な専門知識と実務知識の理解度を測るための筆記試験です。
【出典】和食検定【公式サイト】
和食編
箸の使い方
箸の使い方・動かし方ですが、箸を持った時に下側になる方が固定端、上側が作動箸だということで、あれ?僕は、下側の箸を動かしているのでは?と心配になり試してみたのですが、見事に固定されていました。持ち方も動画の説明通りだったので、日本人は毎日のように箸を使うので自然と正しい持ち方になっているのかな?と安心しました。
和食の食べ方
一汁三菜の食べ方 -How to eat one soup with three dishes-
汁が1種で一汁、おかずが3種で三菜。ご飯は?と思ったのですが、和食ではご飯と漬物は必ず、含まれることから一汁三菜には含まれないとのこと。ご飯と漬物は表現されないという表現が印象的でした。
煮物が蓋つきの器で出された時に、蓋を裏返して小皿代わりに使うというのは一見、無作法のようのに感じたので実際に人前で行う時には勇気が必要ですね。
※蓋に紋様が施されていたり、大きすぎる蓋の場合には懐紙で代用するということです。
お寿司の食べ方
お寿司を食べる時は、箸でも手でも大丈夫ということですが、醤油をつける時には、シャリに付けずにネタに付けるのは行っていましたが、箸を使う場合だとシャリの部分を箸でつかむとネタが醤油皿に落ちますし、シャリも崩れてしまいます。
このため、一旦、お寿司をネタが正面を向くように倒してネタとシャリの部分を箸で挟んで食べることになります。手で食べる時も同じようにしていますよね。
箸でお寿司を食べる時
煎餅の食べ方
和食の最後は煎餅です。
煎餅って割って食べるにしても直接口で割っても粉がくずれ落ちます。
僕もこれは色々考えた結果、袋に入っている煎餅は同じようにしていました。
袋がない場合は、ティッシュなどで包んで割るようにしています。
洋食編
ナイフ・フォークの基本
ナイフ・フォークの使い方
フランス料理は一時期、よく食べていましたので、動画の内容はマスターしていましたが、左手がある時期から思うように使えなくなってしまい、両手で食べるのが辛いため最近は、フランス料理は食べないようにしています。
これを機に、リハビリしてみようかと思いました。
パスタの食べ方
そしてパスタです。
テレビなどで芸能人の方が食べる時に、フォークでパスタを巻くこともせず、ズルズルと口に運んでいるのを見かけるようになりました。
テレビで、あの食べ方はないと思います。
パスタは一度、スプーンを使って上手に食べる人に刺激されたことがあり、色々調べて猛練習しました。その時に、パスタを食べるのにスプーンを使っているのは日本人だけだということを知り、スプーンなしで食べられるようにしましたので、こちらも動画の内容はマスターしています。
クロワッサンの食べ方
僕が一番、苦手なクロワッサンです。
フランス料理で一番苦労したのが、クロワッサンでした。
普通はフランスパンが出されるのですが、ある時クロワッサンが出てきて食べるのに四苦八苦しました。
その結果、テーブルの上を粉だらけにしてしまいました。
そのクロワッサンですが皮が凄く柔らかくて動画の様に一口サイズに千切ろうとしたのですが皮がポロポロと崩れていき皿の上は粉だらけ、口に運ぶ時にも皮が崩れて落ちていきテーブルも粉だらけになりました。
ダストパンでギャルソンがテーブルを綺麗にしてくれるのを見て恥ずかしい思いをしたものです。
恥ずかしい思いというと、フランスパンとオイル状のものが一緒に出て来たときに、オイル状のものがオリーブ油だとは思えず、また、フランスパンに付けて食べるものだということも知らなかったことがあり、ギャルソンの方に聞いて初めて知ったことを思い出しました。
皮が柔らかいクロワッサンの場合には、動画の様に綺麗に食べることは僕にはできないため、皿の上で神経を使って極力崩れないように千切り、マナー違反ですが皿を口元まで持っていき食べるようにしました。クロワッサンは綺麗に食べようとは思わなくても良いとか、グシャッと潰してしまうとかいうことも聞いたりしますが、個人的にはどれも受け入れられないため、皮の柔らかいクロワッサンの食べ方はクリアできていません。(泣)
ショートケーキの食べ方
ショートケーキも意外と難しいです。
特にケーキの周囲を包んでいるフィルムをケーキを倒さないようにフォークで外すのが難関です。
自宅は勿論、外でも流石にフォークで外すようなことはしないで、手で剥がしています(笑)それにショートケーキってバランスを崩しやすいので直ぐに倒れてしまうので倒して苺が転がって行く方が怖いです。
正直、フィルムを巻いていくときに、手も使っているので、だったら、手で剥がしてもよいのではないかと思っています。
シュークリームの食べ方
最後はシュークリームです。
コンビニで販売しているようものであれば、袋に入っているので煎餅と同じで、袋から出さずに、少しずつ食べていきます。
皿に出されてしまったら、もう、動画の様に食べるしかありませんが、シュークリームは、上蓋部分にクリームをつけて食べるより、はみ出たクリームを口につけながら食べた方が美味しいですよね。
しかし、何があるかわかりませんから、練習はしておいた方がいいですよね。