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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

他愛もない話(2020年02月20日)

他愛もない話について

  • 気楽に書きますので、気楽に読んでください。
  • あまり役に立たない内容になるかと思います。
  • 特に何かを決めて書いているわけではなく、書いている内に、横道にそれたりするかもしれないので、最後はどんな話になっているのかわかりません。
  • 僕の主観や記憶に依存する内容が多くなるので、間違っている内容もあると思います。(書いている内容について基本、裏付けを取ったりしません)

嵐(ジャニーズ)の曲がネット配信されるようになった。

ジャニー喜多川さんが社長を務めていた頃には考えられないことだ。

ジャニーさんは、ずっとCDの売上ランキングに拘っていたということを聞いたことがある。ネット配信を行えば、多くの人がCDを買わなくなる。そして、ジャニーズ事務所の肖像権保護は徹底していた。ジャニーズ事務所のタレントが雑誌の表紙に掲載されている場合、Amazonなどで使われている雑誌の表紙画像のジャニーズ所属のタレントの部分だけは消込が入れられるほど徹底していた。そんな数々の拘りが全て取り払われ、SNSYoutubeチャンネルまで解禁された。

ファンにとっては、これまでガチガチに保護されていたものが一気に解禁されたことで嬉しい限りだと思う。

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アイドルは「なまもの」

しかし、これで本当に良いのだろうか?と不安になった。

僕はアイドルというのは「なまもの」だと思う。

露出が増えれば増える程、賞味期限が短くなっていく。

稼げるアイドルにするためには、投資が必要だ。しかし、投資すれば必ずヒットするというものでもないので、売り出しに成功したアイドルはできるだけ長く第一線で活躍させたい。ジャニー喜多川さんの戦略は「太く長く」だったのだと思う。

長く持たせるためには、露出は減らさないといけない。
しかし、露出が減れば、忘れられてしまう。

人というのは、全て公開されてしまうと飽きてしまうが公開されない部分があると宝探しのように見つけたくなるものなので、長く持たせるためには、満足させないことが必要不可欠だ。

だから音楽も手軽に入手できるネット配信は嫌い、ネットに公開する画像も公式なものだけに限定することで、ファンはもっと見たい、聴きたいという思いが強くなる。

テレビ番組や映画にも売れているからと、むやみに出演するのではなく、テレビ番組であれば視聴率の高いもの、映画であればヒットしそうなものだけに絞って出演し決して安売りはしないポリシーがジャニーさんにはあったと僕は思っている。

ブランド品が売れ残りがあっても決して安売りをしないのと同じだと思う。
安売り=ブランド価値を下げることに繋がる。

ジャニーズ事務所の新戦略

SNSを解禁した時に、身近に感じてもらいたいという発言をしていたタレントがいたが、これはジャニーさんの戦略とは正反対のはずだ。

アイドルは身近に感じるのではなく、遠い存在でなければいけない。
アイドルを身近に感じた瞬間、ファンは離れていく。

だから、アイドルは身近に感じさせてはいけないのだ。

ジャニーズのタレントが売れれば、長く続くのは、身近に感じられない存在だから何とか身近に感じられるように色々な情報を得ようとする。

そのために、テレビや映画だけでなく、ラジオ番組、コンサートといったイベント全てに参加したくなる。

ジャニーさんは、新人アイドルの発掘だけでなく、ファン心理を操ることも上手だったと思う。

しかし、今、ジャニーズ事務所が行っていることは、ブランド戦略ではなく、安売り戦略のように見える。

木村拓哉さんをマクドナルドのCMに1年間採用するという契約を結んだことは個人的には驚いた。

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しかし、木村拓哉の復活、ジャニーズ事務所新社長の手腕が凄いと評価しているマスコミもいる。

音楽のネット配信、SNSYoutubeでの画像や映像の公開。

今や、ネット画像・動画・音楽と何でも簡単に入手できるようになってしまった。
確かに売り上げは以前より大きく伸びていると思う。
しかし、これが長く続くのかどうかは、疑問だ。

戦略次第では、これが、吉とでる可能性もあるだろう。

ジャニーズとは正反対のアイドルグループ

ジャニーズとは正反対の戦略のアイドルが、AKB48乃木坂46だ。

身近に感じられる、自分が育てた感が感じられるアイドルだ。
このアイドルには「卒業」という仕組みがある。

頂点に立ったエースは、その上がもうないので卒業させて次のエースを育てる。
ジャニーズのように「太く長く」ではなく、「太く短く」という戦略だ。

「なまもの」は賞味期限が短いということを認めた上で、短期集中で売り出したのがAKBグループだ。しかも、会える身近なアイドルを売りにして、出し惜しみはしないで全力で公開している。

女性アイドルということで、結婚したりするとファンは離れていくのでどうしても短期決戦になるのだろう。

ジャニーズが短期決戦に乗り換えたとすると、息の長いアイドルはいなくなるので短いスパンで人気アイドルが出せるか?というのが課題になる。

ジャニーズ事務所がどのような戦略に変更したのか、お手並み拝見というところだ。