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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

他愛もない話(20200111)

信号機の赤、黄、青ってどんな順番で配置されているかって自信を持って思い出せない。黄色は真ん中だということは直ぐにわかるけど、赤と青はどっちだったのか?っていつも思い出せない。時々、クイズ番組などで出題され答えを聞いた時にはそうだよ、その並び順だと思い出せるのに、突然、問われると答えられない。漢字は読めるけど、書けないっていうのと同じなのかもしれません。長い間、ほぼ毎日、見ているはずなのに覚えていないってどういうことなんですか?って自分自身に言いたい。

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あまりにも、自分自身が嫌になったので、どうすれば忘れないのか?と考えてみた。そして一つの光が見えた。きっと、信号の並び順って意味があるはずだと。

調べてみると予想通り、信号色の並び順には意味があるという内容が色々と出てきた。


信号機の一番重要な役割は、車でも人でも停止させること。
このため、「赤」の位置は、広範囲で見える位置にある必要がある。
道路の中央に近いほど、広範囲から見えるということで横型の信号の場合の赤は右端、縦型の信号の場合の赤は上に配置するということで道路交通法施行令 第三条で定められている。

第三条 信号機の灯火の配列は、赤色、黄色及び青色の灯火を備えるものにあつては、その灯火を横に配列する場合は右から赤色、黄色及び青色の順、縦に配列する場合は上から赤色、黄色及び青色の順とし、赤色及び青色の灯火を備えるものにあつては、その灯火を横に配列する場合は右から赤色及び青色の順、縦に配列する場合は上から赤色及び青色の順とする。

2 信号機が表示する信号の順序は、次の各号に掲げる区分に従い、それぞれ当該各号に定めるとおりとする。
一 青色の灯火、黄色の灯火及び赤色の灯火の信号を連続して表示する場合 青色の灯火、黄色の灯火及び赤色の灯火の信号の順とすること。
二 人の形の記号を有する青色の灯火、人の形の記号を有する青色の灯火の点滅及び人の形の記号を有する赤色の灯火の信号を連続して表示する場合 人の形の記号を有する青色の灯火、人の形の記号を有する青色の灯火の点滅及び人の形の記号を有する赤色の灯火の信号の順とすること。

3 前二項に規定するもののほか、信号機の構造、性能その他信号機について必要な事項は、内閣府令で定める。(警察署長の交通規制等)

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日本の信号色の配列は、左側通行の場合であり、右側通行の国だと中央が左に変わるので横型の信号機の場合の赤の位置は左側に変わる。

横型と縦型の信号機の2種類あるが、世界的には縦型が主流で、横型は日本と韓国くらいだという。日本も最初は縦型の信号を設置したようだが、最初に設置したのが京都で縦型を交差点の対面にそれぞれ設置したところ木の枝や建物で視認性が悪いということで横型に変えたのか。

しかし、横型の信号だと豪雪地帯だと、雪が積もる面積が大きくなり雪の重さで信号が落ちてしまうということがあるので雪国では縦型を使用している。

でも、ちょっと待ってくれ、金沢も今は雪はあまり降らなくなったとはいっても、元々は雪国なのに、信号機は横型が多いのは何故だろ?
石川県でも、白山麓といった山の近くは確かに積雪量が多いので縦型の信号だが、金沢市とか能登の方は海に近いので積雪量はそんなに多くないということか。

いやいや、東京でも時々、縦型の信号機を見かける。渋谷駅の国道246号側の歩道橋の周辺には縦型の信号がある。しかし横型の信号も併設されている。歩道橋が設置されているような道路だと横型だけだと見えにくいから縦型も併設しているってことか。


信号機の役割も知らないことがあるのかもしれないので調べてみよう。

  • 交通事故の防止
  • 車の流れをスムーズにする
  • 交通公害の減少

交通公害の減少というのは、信号機を設置することで車の流れがスムーズになれば受胎で車が停滞すること減り、その分排気ガスも減るので交通公害が減少するってことは想像していなかった。
役割を見ていたら、信号機の時間のタイミングを表す用語についても説明が書かれている。タイミングを表す用語が3つあるのか・・・

  • サイクル
  • スプリット
  • オフセット

サイクル

  • 青→黄→赤と一巡する時間

スプリット

  • 1サイクルの時間をどのような比率(%)で分配するかを示す

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オフセット

  • 幹線道路を走る車が信号機で極力止まらなくても済むように信号機と信号機の間が同じサイクルにならないようにするズレの時間

信号機といっても、色々なことが考えられているんだと感心してしまった。そういえば、昨年、自動車免許の更新に行った時の講習で、信号機が不要になる環状交差点が今後増えていくということで説明があったことを思い出した。

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環状交差点というのは、ラウンドアバウトと呼ばれる円形交差点で、円形状の環道は右回りに走らないといけない。このため円形状の環道に入る時にはウィンカーは不要になる。右回りの一方通行なので左折するしかないためだ。環道を走っている車が優先になる。そして、行きたい方向の道の前に来たらウインカーを出して環道から抜けていくというものだ。これだと確かに信号機は不要で、左折だけで済むので右折が苦手な運転初心者でも安心だ。

信号機が不要になるということは、災害などで停電になり信号機が使えない時でも安心して運転できることにもなる。

信号がないので車の量が少ない時でも無駄に信号待ちをすることがなくなるので、CO2削減にもつながるはずだ。

問題なのは、環状交差点を設置するためにはある程度の広いスペースが必要なので、交通量の多い道路では使えないということ。
まぁ交通量が多いとなかなか、環状交差点内に入ることができないのでスペースがあったとしても無理がある気はする。

しかし、今後、徐々に、環状交差点が増えていくことが予想されるので、標識とルールだけは覚えておく必要がある。

環状交差点が日本で一番多く設置されているのは、宮城県で21カ所あるそうだ。

震災の時に信号機が使えずに交通網が混乱したことからだ。

 

最後に信号に興味を持たれた方のために、「信号機なんでも読本」という冊子が、270円+送料で配布されているので紹介しておきます。

www.tmt.or.jp