4月になると人事異動が恒例行事という会社も多いかと思います。
僕の知り合いの会社でも早期退職を勧められていたようですが、
50代を超えると簡単に次の職が見つからないということで残ることを決意。
しかし、今回の人事異動で転勤が必要で更に慣れない仕事への異動となり
困っていました。
そこで何か、方法がないのかを弁護士さんに相談したりしてまとめたものが
以下です。
会社の雇用規制(労働者の解雇)が厳しい反面、会社が持つ人事権が強いそうです。
このため、人事異動は原則的に拒否できません。
拒否すると業務命令違反となり「懲戒」の対象になってしまいます。
まずは就業規則を見ないと判断できないといったことを言われたので、
それは、そうですよね。
会社もその辺はしっかり研究しているはずです。
ここで話は終わったかと思ったのですが、正当な理由がある場合には、
拒否の申し立てが認められる場合もあるということです。
それが以下の3つになります。
① 入社時の雇用契約書の内容と異なる。
雇用契約書で「勤務地」や「職種」が限定されている場合に、雇用契約書の内容tとは異なる異動を求められた場合には、「契約違反」になります。② 止むを得ない事情がある
介護等で、止むを得えない事情があるにも関わらず、遠方への転勤が命じられると、本人・家族への負担が大きくなるような場合。
③ 人事権の乱用
社員を困らせようと、慣れない仕事に異動させて自主退職に追い込むなどの嫌がらせ行為が明らかな場合。
この中で、今回に該当しそうなのは③ 人事権の乱用です。
しかし、会社側は困らせようと異動させたとは絶対に言わないでしょうし、
慣れない仕事についても、本人の成長のためとか適当なことを言われれば
それまでですよね。
更には人事権の乱用を立証するための事実証拠が必要だと言われたのですが、
盗聴・盗撮などをしない限り、事実証拠なんて準備できません。
結局、ここまでで5千円の相談料をお支払いして帰りました。
どうにも納得できない結果でした。