日本のエースがオリンピックを辞退?
2024年7月29日、日本体操女子のエースがパリオリンピック開催目前で出場辞退するという報道がされた。
理由は、未成年にも関わらず、喫煙と飲酒をしていたということ。
日本体操協会はパリオリンピック、女子の日本代表でエースの19歳、宮田笙子選手について喫煙と飲酒の事実を確認したとして、パリオリンピックの出場を辞退することを決めました。
日本体操協会は、宮田選手が喫煙をしたとして協会が定める代表の行動規範などに違反した疑いで事前合宿から離脱したことを受け、19日都内で緊急の会見を開きました。
会見では今月15日、宮田選手が行動規範などに違反したとする内容の情報提供があり、一時帰国を促した経緯について明かしました。
そして、18日、帰国した宮田選手に聞き取り調査を行ったところ、先月末から今月にかけて都内で喫煙をしたほか、東京・北区のナショナルトレーニングセンターの宿泊施設で飲酒をしたことを確認したということです。
【出典】パリオリンピック日本代表 体操女子 宮田笙子選手19歳 喫煙 飲酒で五輪辞退 日本のエース | NHK | #パリオリンピック
なぜ?
本人は、「数々のプレッシャーがあり、行為に及んでしまった」と説明しているらしいが、それって常習だったということなのだろうか?
飲酒・喫煙を行うことで気持ちが楽になることが、わかっていたから行為に及んだということになる。
つまり、以前にも同じ経験をしていて、飲酒・喫煙に逃げたと考えるのが普通だろう。
宮田さんはまだ、19歳ということなので、まだ未成年。
飲酒も喫煙も法律で禁止されている。
しかし、彼女はスポーツ選手なので20歳以上であっても飲酒も喫煙も好ましいものではない。
そんなことは、彼女自身が一番、理解していたはず。
それでも、飲酒・喫煙に逃げなければいけなかったのは、パリオリンピック間近で体操日本代表のエースという立場から、どうしてもメダルを獲得しないといけないという思いがプレッシャーになっていたのではないだろうか?
技術面は大人でも精神面は子供
体操の技術は高くても年齢は、まだ19歳。
自分の想像をはるかに超えるプレッシャーを感じていたはずだ。
今回の件は、周囲の大人が彼女のことを理解していなかった点にも責任はあると思う。
実際、日本体操協会の藤田直志会長は「本人の責任だけでなく、協会全体の責任で、宮田選手に新たな一歩を踏み出してもらうためにサポートしたい」と話していることからも認識していたのだろう。
技術面だけを見ていると大人を越えていて結果も出していると精神面は問題ないと思ってしまうが、19歳といえば高校を卒業したばかりなので大人よりも高校生の方が近い。
まだまだ子供だということを忘れてしまっていたのかもしれない。
そして、日本人はプレッシャーに弱い傾向があるので、技術面だけではなく精神面もしっかりサポートしてあげないと今回のような残念な結果になってしまう。
今回の件は、体操だけの話ではなく、全てのことについて言えることなので、しっかりと認識しないといけない。