この世界は素晴らしい
本屋で1冊の本が目に留まった。
「あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる」というタイトルが気になった。
今の日本は一人の総理大臣の元に、国民が悪影響を受けて質の悪い人が増えていって、どんどん悪くなっているという想いが日々、強くなっていたからだ。
自分次第で、この世界が素晴らしい場所になる。言わんとすることは何となく想像ができた。
本を手に取り、ページをめくっていくと、最初に以下の文が書かれていた。
あなたの人生がつまらないと思うんなら、それはあなた自身がつまらなくしているのかもしれない。
なぜなら・・・
「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである」
解釈で世界は変わる
わかっていたことではあるが、「解釈」という言葉で説明されると本当の意味で理解できていなかったことに気付かされた。
例えば、大切にしていたグラスを落として割ってしまったとする。
普通は、割れたグラスを見ると、悲しくなり落ち込むことだろう。
しかし割れたグラスを見て悲しめば、それは悲しい出来事になるが、これで自分の悪い運を追い払ってくれたと考えると、次は良いことが起きると希望を感じさせる出来事になる。
同じことが起きても、解釈次第で悲しくもなれば希望を感じさせてくれる出来事にもなる。
これって生きていく上で、とても重要な考え方だと思った。
日本で暮らしていて、どんどん悪くなっているという解釈をしてしまうのは、悪い点ばかりを見ていて、良い点を見ようとしてないからなのだろう。
何より、どっちの方が良いのか?ってことだ。
悪く捉えて暗い気持ちでいる方が良いのか?
よく捉えて明るい気持ちでいる方が良いのか?
考えるまでもないことだ。
行動が変わった
ただ、この人の本は、有名人・著名人のエピソードや発言ばかりで、人の褌で相撲をとっているみたいで正直、好感が持てなかった。
しかし、これも無意識のうちに悪い面を見てしまっていることに気が付いた。
この本を少し読んだだけで考え方だけでなく行動まで変えてくれた。
他人の言葉を並べているだけの内容であっても、読んでみる価値があるように思えたので買ってみた。
少しだけ読んでみた
実際に読んでみると、仮に人の褌であったとしても、実に刺激を受ける内容が書かれている。
あなたは何を体験したいのか?
これで意識が変わった。
その瞬間、見えるものが変わってくる。
人は自分の心の中にあるものを見ようとするから、心の中にあるものしか見えない。
他にも1円が落ちていたとして、たかが1円と解釈するか?それとも1円というお金が落ちていたことで金運が落ちていると解釈するか?
人は健康な時には感謝しないが、病気になったりすると不満や不平を言う。
普段頑張っている身体をいたわることも必要。
人生の宝物はどん底に落ちているものなので、どん底に落ちてみないと宝物を見つけることができない。
このため、どん底の落ちたと思った時が、宝物を見つけるチャンスだということになる。
そう考えると、どん底も素晴らしい場所ということになってしまう。