2024年2月28日、Apple社が10年間の電気自動車プロジェクトを中止し一部従業員をAI部門に異動すると発表した。
【出典】Apple Cancels Its 10-Year Self-Driving Electric Car Project | Entrepreneur
Apple社は、スティーブジョブズが不在となってからも業績だけを見れば順調に伸びている。
革命的な製品はあったか?
しかし、製品だけを見た場合、どうだろうか?
iPhoneのような「革命製品」の開発ができていない。
Apple Watchは、ジョブズ亡きあと、初めて革命製品に挑んだ製品だった。
世間では、Apple Watchは成功したと評価されているが、個人的にはApple Watchは1日1回の充電が必要という時点で使い物にならないと思っている。
もし、ジョブズがいたら、1日1回の充電などという状態での販売は許可しなかったと思っている。
その後、iPhoneは、毎年のように新製品を販売しているが、これまでに「革命」と言えるような内容は一切ない。
唯一、ジョブズが否定的だった、ワイヤレスイヤホン、air podsに関しては頑張ったように思うが、Apple Watchと air podsの成功でジョブズなしでもApple は大丈夫だと確信したことが災いし、今に至っている気がする。
倒産寸前に追い込まれたことがある
Appleにはジョブズが生前の時にもAppleにジョブズが不在という時期があった。
Macintoshというモニター一体型の当時としては革命的なパソコンだった。
もちろん、これはジョブズが中心となり開発した製品だった。
当時、コンピュータは個人レベルでは高くて購入できるようなレベルの額ではなかった。
それを個人でも購入できるレベルの個人向けコンピューターとして開発したのがMacintoshになる。
しかもコマンドベースでコンピュータを操作するのではなくマウスで視覚的に画面を操作することでコンピューターを動作させる画期的なインターフェースが特徴だった。
デザインといった表現に携わる人達がMacintoshを利用するようになった。
これが今でもデザイン業務はMacという流れに繋がっている。
Macintoshが、順調に売れてくると経営方針の衝突で権力闘争が起きた。
しかし、ジョブズが退社したあとのApple社は主力製品だったMacintoshの売れ行きは落ちていった。
その結果、倒産寸前にまで追い込まれた。
ジョブズが復帰するとV字回復
その後、ジョブズが復帰したことで、iMacを皮切りに、iPod、iPhone、iPadと次々に革命的な製品を開発した。
そして、ジョブスは他界した。
Appleはまた同じ失敗を繰り返すのか?
その後の、Appleは、革命と言えるような製品は開発できないので、ブランド路線に舵を切った。
カメラの性能だけが高くなり、それに伴ってか販売価格も高くなっているので、正直、魅力的な製品ではなくなってきている。
むしろ、今は、Android系の製品の方が、翻訳機能、カメラで撮影したものの修正機能、そして更に進化してAIスマホ、2画面スマホと色々と進化を遂げている。
iPhone 13とiPhone14の目玉と言える機能を即答できるだろうか?
もしかすると、最新のiPhone15でさえ、即答できないのではないだろうか?
air tagが一時期、話題になったもの、今はどうだろうか?
最近だと、2024年2月2日にVision Proが発表された。
その時は、報道されていたが、1か月経過した今は、既に過去の製品になったかのように静かだ。
それだけではない、
古いiPhoneを故意に遅くしている疑いがあるということや、バックアップ時に特定のファイルタイプ(デバイスの設定、アプリやアプリのデータなど)でiCloudの使用が必須とされるいるにも関わらず、iCloudの無料で利用できる容量は2011年から5GBのままで全く増えていないということから強制的にユーザーからの支払いを促すように計算されているということで集団訴訟という報道がされている。
これらは、仮に真実でなかったとしても、そのような訴えが出る時点でAppleならそのようなことをやりかねないという印象を持たれているということだ。